FEMM、サイバーパンクな東京を記録した「Tic Toc」MV

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FEMMが本日25日、新曲「Tic Toc」をリリースし同曲のミュージックビデオを公開した。

◆動画

本作はアメリカでゴールドディスクを獲得したばかりのR&Bシンガー・Vedoとの共作によるR&B / HIP-HOP。アメリカ・イギリス・イタリア・インドネシア・スイス・デンマーク・ドイツ・中国・台湾と世界中でライブを行ってきたFEMM自身が手掛けたリリックには、ある日のほんのひと時に過ぎないショーを、オーディエンスと共に永遠の時間にしようとする叶わぬ願いが込められている。に仕上がっている。

同時に発表されたのは、80’s サイバーパンクの傑作における舞台であった “2019年(それらの作品が生まれた当時の近未来)”の先である2020年の現実の東京で撮影された美しいミュージックビデオだ。

監督を務めたのは、サイバーパンク・フォトの先駆者『Liam Wong』。『アサシンクリード』や『Far Cry』などを手掛けた世界的なゲームデザイナーで、アメリカの経済誌『Forbes』の『30 UNDER 30(世界を変える30歳未満の30人)』にも選出されているアート・ディレクター兼フォトグラファーでもある。

MVは新型コロナウィルスが発見される直前の2020年2月に、LIAMが直接来日して撮影された。SF映画に登場する近未来の東京のような圧倒的な映像美に登場するのは、FEMMの2体のみ。人影の一切ないガランとした空っぽの街で煌々と光を発し続けるネオンが虚しさを増長させる様子は、まるで、その後の世界(つまり、今のパンデミック下の状況)を予言していたかのようだ。

「永く留まってくれるものは、何一つない」というのは、今回の「Tic Toc」の歌詞の一節だが、その後に続く「Goodbye」というリフレインは、決して悲観的なものではなく、次に進むために必要な『決別』を表した彼女たちなりの提言にも聞こえる。時間だけは誰の元にも平等に訪れ、必ず何かを終わらせる。それは、良い時には悲しいことかも知れないが、今のように暗い時には歓迎すべきことだ。時計の秒針が刻む音をサンプリングしたトラックに乗せ、永遠などないと歌うウィンターソングには、確かに未来への希望が込められている。



■New Single「Tic Toc」
2020年12月25日発売
https://FEMM.lnk.to/TicToc

◆FEMM オフィシャルサイト
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