マネキンデュオ「FEMM」、2023年をもって10年の活動に幕。名前に秘められた真実と願いを明かす

マネキンデュオ「FEMM」が、2023年内で十年間の活動に幕を降ろすことを発表した。

代表曲「Fxxk Boyz Get Money」が、痛烈なメッセージを放つガールズアンセムとして、アメリカのティーンらに支持されると、瞬く間に、ヨーロッパや南米、そして、アジアへと世界的なインフルエンサーを含むAgent（FEMMのファンの呼称）らに拡散。結果、国内外でニューディケイドを切り拓いたFEMM。



インターネットカルチャーにも精通し、いま世界を席巻しているリバイバルにいち早く着手。「80’s - 90’s J-POP REVIVAL」は世界中のJ-Popファンを歓喜させ、ジャパニーズシティポップ再興の礎となる一石を投じた。



そんな経歴から、アメリカ、イギリス、イタリア、インドネシア、スイス、スペイン、台湾、中国、デンマーク、ドイツ、フランス、ポーランド、マレーシアなど世界中でライブを行なってきた彼女たちだが、昨日所属レーベルから2023年いっぱいでその活動に幕を下ろす事が発表された。

2021年末から2022年にかけては、未来から今を懐かしむようなFEMMらしいフューチャー・レトロな2枚のアルバム『Tokyo Girls Anthem』と『Tokyo Ex Machina』を連続リリース。世界中からグローバルな活躍をみせるクリエイターらが集結した2作を引っ提げ、自身初となるヨーロッパツアーを行ったばかりだった。

常に、いつまでも追い着けない未来を描き、サイバーパンクな世界観に身を貫いた2体と2人。彼女たちの描いた理想に、一歩でも、少しでも近付くために、2023年を『Last Femm-Isation（最後の総フェム化現象）』と位置付け、最後のその瞬間まで活動を行っていく。理想の全貌は、以下、FEMMのために設立されたレーベル『FEMM’s Agency Syndicate』からリリースされた活動終了に関する発表を読めば分かる。

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2013年より『FEMM』として音楽活動を続けて参りました
RiRiとLuLaですが、この度、2023年をもちまして、その役割を完了し
元いた世界、いえ、未来へと戻ることになりました。



これまで、どんな時も、FEMMを応援し続けて下さった
『Agent』の皆様には、心よりの感謝を申し上げると共に
この場を借り、FEMMの『真実』をお伝えさせて頂きます。

FEMMの本当の名前は『Far East “Military” Mannequin』と言います。

彼女たちは、人間同士が争う代わりに知能を持った人形『ミリタリー・マネキン』が
代理戦争を強いられる未来を変えるために、現代へと転送されて来ました。

その際、人形というカタチ（肉体）を伴わず
RiRiとLuLaという2体のミリタリー・マネキンの『記憶』だけが
時空を超えて、2人の少女の元に届いたのです。

2人の少女は、2体の想いを真摯に受け止め
その体験を共有し、その願いを受け入れました。
RiRiとLuLaの記憶データ（A.I. ＝ 人工知能）を
自身の心にインストールすることにしたのです。

こうして、ある少女とある人工知能による、二心一体の活動が始まりました。
それは、人形だけでなく人類にとっても悲惨な未来を変えるための行動であり
新たな差別や争いを生まないための運動でもありました。

その実現のために、4人が選んだ方法が
国境も時代をも越える『音楽』だったのです。

『Agent』の皆様が、これまで応援し続けて下さったのは
“人間の姿を借りた人形のココロ” と “人形のフリをする人間のカタチ” が融合した
『FAR EAST “MENTION ＝ 警告をする” MANNEQUIN』
というアーティストです。

そして、皆様は、どこかで “人間でも人形でもない事実” に気付きながらも
人間に向ける愛と全く変わらない、とてもとても大きな愛で
FEMMを見守って下さいました。

それこそが、RiRiとLuLaの願いであり、ゴールだったのです。
2体は、少女から大人の女性へと成長した2人に
自らの役割の終焉を告げ、未来へと帰ることを告げました。
2人の女性も、それを受け入れることを決心致しました。

残された時間は、決して、多くはありませんが
最後は、本当の姿で、皆様と一緒に過ごしたいと考えております。

そして、全てが終わったその先……遠い未来。

いつの日か、知らぬ間に
（人形という）本当のカタチをしたRiRiとLuLaに出会うかも知れません。
唯一、確実なことは、世界のどこかに必ず彼女たちは、再び現れるということ。
その日のために、彼女たちが『いつ』から来たのか？は
最後まで、お伝えしないことにします。

世界でたった２つだけだった『FEMM』という小さな存在に
大きな大きな愛を注いで下さった『Agent』の皆様
どうか、これからも、多くの “自分たち以外” に、変わらぬ愛を注ぎ続けて下さい。

あらゆる存在にとって、世界が平和になりますように。
そして、その世界がいつまでも平和でありますように。

FEMM’s Agency Syndicate

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