28万人以上が視聴したビルボード×TikTokの配信ライブ。家入レオ、Novelbright、瑛人ら熱演

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ビルボードジャパンとTikTokによる生配信ライブ<Billboard JAPAN|TikTok Special Live Streaming #MusicCrossAid>が6月28日に開催された。

◆ライブ画像(25枚)

本公演は正式実装前となるTikTokのライブストリーミング機能「TikTok LIVE」を使い、2020年上半期にヒットしたアーティストと下半期に活躍が期待されるアーティスト計6組が、ビルボードライブ東京及びビルボードライブ横浜から生ライブを配信。285,000人がライブの模様を視聴した。

また、ライブに加えDJパフォーマンスや国内外のアーティストから届いた特別映像も配信。マルチクリエイター・うじたまいが、ゴスペラーズ、DISH//から届いた特別映像を紹介。オーストラリアからは、トーンズ・アンド・アイがこのイベントのためだけに「ダンス・モンキー」と「ネヴァー・シーン・ザ・レイン」のパフォーマンスを届けた。さらにDJステージでは、DJ RINAとDJ Sho-heyがそれぞれ30分のミニマルセットを披露。DJ Sho-heyは、自身がパフォーマーとして所属するTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEやLDHグループの楽曲を中心にプレイしコメント欄を盛り上げた。


ライブのオープニングを飾ったのは、Novelbright。5月にリリースした初のフルアルバム『WONDERLAND』に収録の「君色ノート」「夢花火」や、ストリーミング・ソング・チャートでロングヒットを続けている「Walking with you」など、計5曲をアコースティック編成で披露した。初めてのビルボードライブ東京のステージに、序盤は少し緊張した面持ちを見せていたメンバー達だったが、MCになるといつも通りの和気あいあいとしたムードに。竹中雄大(Vo)は「お客さんがいないとはいえ、(ライブができて)幸せな気持ちでいっぱいです。また落ち着いたら、このビルボードライブでアコースティックワンマンやりたいですね」と、今後の展望を語った。


一方、ビルボードライブ横浜のトップバッターを務めたのは、瑛人。アコースティックギターとのデュオ編成で登場した瑛人は、まず初めに「シンガーソングライターの彼女」と「HIPHOPは歌えない」をドロップ。まるで日記をそのまま歌詞にしたような等身大の楽曲を歌い上げた。「みんな調子はどうですか? このまま楽しんでいきましょう」と、はにかみながら自己紹介を挟んだ後はTikTokで爆発的な人気を博し、5月25日付のBillboard JAPAN「HOT 100」で初の首位を獲得した「香水」へ。ハイスツールに座りながら歌う姿は、同曲のミュージックビデオを彷彿とさせた。そして、最後には未配信曲「リットン」を本ライブで初披露。一言ずつ丁寧に歌い上げ、満面の笑顔とともにステージを締めくくった。


次に登場したのは、最新アルバム『eyes』がBillboard JAPANの総合アルバムチャート「HOT Albums」で2週連続首位を獲得したmilet。今回のライブでは『eyes』の収録曲をアコースティックギターとピアノのトリオ編成にアレンジ。「us」や「inside you」といった定番曲も一味違った風合いに仕上がっており、miletの歌声をより堪能できるステージとなった。またMCでは「まだ大変な時期ではありますが、こうして歌える場所があること、聴いてくれるみなさんがいることに心から感謝しております。またいつかみなさんと一緒に同じ空気を吸いながら、楽しめる日が来ることを願っています」と、リスナーへ感謝の気持ちを伝えた。


会場をビルボードライブ東京に移し、続いては緑黄色社会が登場。六本木の夜景をバックに、渾身のバラード「想い人」からライブは幕を開ける。感動的なムードから一転、2曲目からは長屋晴子(Vo)の突き抜けるような歌声の魅力が炸裂。「Mela!」「sabotage」とコーラスワークがにぎやかな楽曲が続いた。さらに、ビルボードライブの雰囲気にぴったりだろうと、4月に配信リリースされたアルバム『SINGALONG』より「一歩」が初披露された。MCのたびにメンバーが「嬉しい」「楽しい」と語っていた通り、ステージに立てる喜びが画面越しからも伝わるような、躍動感に満ちたライブだった。


今回のライブプログラムで唯一のソロ出演となる平井 大は、無数のキャンドルに囲まれた幻想的なステージでパフォーマンス。序盤は「Life goes on」「tonight」とゆったりとしたテンポの楽曲で、持ち前のスモーキーな美声を十分に響かせた。続く「祈り花 2020」は、ストリングスやピアノがフィーチャーされた原曲とは異なり、ウクレレと歌のみで披露。愛する人と過ごすかけがえのない瞬間の大切さを歌った新曲「僕が君に出来ること」も、アコースティック・ギターの弾き語りで披露された。今回のライブはバックバンドなし&MCなしの30分ノンストップで繰り広げられたが、その分、楽曲のメッセージ性がより際立ったステージに感じられた。


ライブもいよいよ終盤に突入。大トリを飾るのは、5月に最新EP『Answer』をリリースした家入レオだ。赤いムスタングのエレキギターを片手に、オープニング・ナンバー「Overflow」を歌唱した後はハンドマイクに持ち替え、最新EPの表題曲「Answer」を爽やかに快唱。続けてTikTokで自身の楽曲が“推しメン動画(好きな芸能人のビデオをコラージュした動画)”に使われていることに言及しながら、「愛っていろんな側面があると思うんですよね。『愛しい』『頑張ってほしい』っていう気持ちと『自分だけのものにしたい』『愛しさ余って憎い』みたいな。そういう気持ちを全部包み隠さずだそうと思って作った曲です」と、「未完成」をエモーショナル全開に歌い上げた。短い持ち時間ながらも、異なるタイプの楽曲で様々な表情を見せた家入。ラストはEP『Answer』にも収録されているカバー楽曲、エレファントカシマシの名曲「悲しみの果て」を泥臭く熱唱し、4時間半に渡るライブに幕を下ろした。

写真◎Masanori Naruse(瑛人、平井 大、milet)、Yuma Totsuka(家入レオ、Novelbright、緑黄色社会)

セットリスト

■Novelbright
1. 君色ノート
2. また明日
3. Walking with you
4. 夢花火
5. 拝啓、親愛なる君へ

■瑛人
1. シンガーソングライターの彼女
2. HIPHOPは歌えない
3. 香水
4. リットン

■milet
1. us
2. STAY
3. inside you
4. The Love We've Made

■緑黄色社会
1. 想い人
2. Mela!
3. sabotage
4. 一歩
5. Shout Baby

■平井 大
1.Life goes on
2.tonight
3.祈り花 2020
4.僕が君に出来ること
5.Slow & Easy

■家入レオ
1.Overflow
2.Answer
3.未完成
4.君がくれた夏
5.悲しみの果て

◆<Billboard JAPAN|TikTok Special Live Streaming #MusicCrossAid>特設サイト
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