【インタビュー】BUZZ-ER.、サクラの季節に舞う新たな“証拠”

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■“証拠”を残していっている

──では、改めて今回のデビュー曲「サクラエビデンス」について聞かせてください。

SAKU:この曲、実は僕達が結成して初めてできたオリジナル曲なんです。これまでも、1周年で出そうかとか2周年で出そうかとかタイミングを考えていたんですが、やっぱりメジャーデビューだろうと。タイトルに「サクラ」とあるように、春の切なさとかあたたかさがギュッ!!と詰まった王道ソングになっています。

HAU:僕らの3年間も凝縮されているからね。

SAKU:そういう気持ちで歌っています。

KOHEY:当初はメジャーデビューができることも、そしてこの曲がメジャーデビューの曲になるとも全然考えていなかっただけに、すごく嬉しかったです。

▲KOHEY(Vocal)

──「エビデンス」は証拠とか根拠、形跡といった意味を持つ言葉ですが、「サクラエビデンス」となるとどういう解釈になるのか聞かせてください。

SHUN:桜が咲く頃って、卒業式とか入学式、入社式のように、別れもあれば出会いもあるシーズンだと思うんですね。この曲も出会いや別れといったものがテーマになっているんですが、桜が咲いていた頃に僕らは一緒にいたんだよ、どれだけ時が経っても忘れないよっていう思いを表したタイトルになっています。

HAU:サビの歌詞にもあるけど、「さよならが別れではないから また会う日まで忘れないで」ってすごくいいなと思う。

SAKU:君との思い出は、胸の奥にずっとあるよっていうね。

CHIBA:この曲って出会いや別れにフォーカスしているんだけど、恋愛にも友情にも捉えられるんですよ。そこが、この曲のいいところだなと思っていて。状況としてきっとみんなに当てはまると思うから、色んな人に刺さるんじゃないかなって思います。

SAKU:僕は、BUZZ-ER.としてやってきた今までの思い出と重なる部分もあって。メンバーとぶつかったりすることもあったけど、それでも俺達こんな風になっていきたいよねって夢を語り合ったこともあるし、歌詞の中には、ファンの人達への思いみたいなものもあるなって思ったんです。ライブに来られなくなってしまった人とか、しばらくBUZZ-ER.から離れちゃったりする人もいると思うけど、そういう人達も含めて、みんながいてくれたから今の自分達がいると思うんです。これが僕達の歩んできたサクラの証拠だよ、忘れはしないよって、そういう気持ちもすごくこみ上げるというか。

HAU:3年間大切に歌ってきましたけど、やっぱり今も歌うたびに、僕達はBUZZ-ER.として活動しているんだという思いを新たにするし、ひとつひとつの“証拠”を残していっているんだなって思います。どれだけ経っても絶対に忘れない、1日1日を重ねながら。

──SHUNさんはどんな風に解釈しました?

SHUN:実は、この曲を作詞・作曲したG3Mは自分の兄なんですよ。もちろん友達とか恋人とか解釈は人それぞれあって全然いいんですけど、裏エピソードとしては、兄は自分に向けて書いてくれた曲でもあるらしいんです。

▲SHUN(Main Vocal)

HAU:兄弟愛だね。

SHUN:それまで自分が兄を応援している立場だったんですが、自分も表舞台に立ちたいという意志でBUZZ-ER.を始めて、そのBUZZ-ER.としての1曲目を兄が書いてくれた。「喧嘩もしてきたけれど 次の日には仲直りして」とか「夢を語り合ったね」とか、友情物語みたいな感じで書いてくれたんだなって思うとすごく嬉しかったです。心に響く歌詞だなって思いながらいつも歌っています。

HAU:ぜひ、曲を聴きながら歌詞をじっくり読んでみてください。

──では、パフォーマンスの見どころは?

YUYA:全体を通してカッコいい系ではなく、キレイ系なダンスになっています。歌詞やメロディにもピッタリあっている振り付けですね。サビの「エビ エビ エビデンス」は歌を聴いていても耳に残るんですが、振り付けも特徴的。目で見ても忘れられない感じに仕上がっています。MVもぜひ見てもらいたいです。

▲YUYA(Rap)

──MV撮影のエピソードは何かありますか?

KOHEY:僕とSAKUくんは撮影前日が舞台の千秋楽で、ほぼ寝てない状態で現場に向かったんですね。移動中もなるべく身体を休めるようにはしていたんですけど……。

SAKU:昼ぐらいには逆にすごくアドレナリンが出てきて(笑)。

KOHEY:もともと目は大きいほうなんですが、(映像として)使えないって言われるくらい目がすごいことになってた(笑)。あとはMV用の振りをその場で振り入れしてもらったんですが、僕が後ろを向くシーンでYUYAくんと向き合いになった時に間違えてしまって。

YUYA:僕が正面にいたんで、思わず笑い合ってた(笑)。

KOHEY:そこもしっかり使われています(笑)。

CHIBA:あと、僕が食べていたスコーンは賞味期限切れだった(笑)。

SAKU:先に言われていたんですよ。「これは撮影用で、賞味期限切れていますから」って。

CHIBA:でも美味しかったからいいんだよ(笑)。



──そういえばBUZZ-ER.は、結構スイーツ男子が多いらしいですね。

HAU:めっちゃ好きです。リリイベなんかで色んなところに行かせてもらうんですけど、その土地にしかない食べ物があるじゃないですか。スイーツも結構あるから、色々食べますよ。特にイチゴが好きなので、MVの中でもめっちゃ食べています。

──歌もダンスもできて、イケメンでスイーツ好き。俳優にモデルまでやっていたりして、BUZZ-ER.に欠けているものなんてなさそうですね。

SHUN:いや、逆にイケメンしかいないっていうのが欠点かなって。

YUYA:なんでお前が言う(笑)。

HAU:なんで、なんで(笑)!?

CHIBA:ひとりを除いてでしょ(笑)。

SHUN:えー(笑)!?

SAKU:(笑)。でもヘタに「全員イケメンです!」より、「大体イケメンです」みたいな、「ひとりを除いて!」みたいなイジリがあるってホント大事(笑)。

SHUN:え、どういうこと(笑)!?

CHIBA:イジられ担当だからね(笑)。

SAKU:でも声はマジかっこいいんで。

SHUN:“声は”って(笑)。

──(一同爆笑)。でもそれぞれの個性はすごくハッキリしていますよね。それが、グループのパワーになっているんだろうなと思います。

HAU:でも結成当初は、その点をすごく言われていました。個性がないって。

SHUN:ライブにしてもまだ慣れていなかったし、個人個人が遠慮して素を出し切れていなかったんですよね。

SAKU:全然自分を出せていないって。

SHUN:MCも、ただの告知で終わっちゃってね。

──その点は、どんな風に改善を図ってきたんですか?

YUYA:ライブの数を重ねながら、とか。

SAKU:うん。でも特に単独のファンミーティングだったりすると、持ち時間は全部自分達だけだし、来てくれている人達はみんな自分達のファンだから、すごくあたたかい環境なんですね。みんなそういうところで少しずつ、自分を出せるようになってきたんじゃないかなと思います。

SHUN:ライブのMCもお客さんのことを第一に考えるようになったから、どうやったら伝わるかなとか、どう話したら笑ってもらえるかなって組み立てるようになったし、地方では地方ならではのことを話そうとかね。遠征中は特に、何かしらのハプニングとかトラブルとかいっぱいあるんですよ(笑)。

HAU:ある!いっぱいある(笑)。

──でもそういう笑えるネタのあとに、今回のカップリングの「DAWN」のようにクールな曲を披露されるとギャップがあっていいですよね。

SAKU:ありがとうございます。これは僕らも、すごくかっこいい曲が来た!って思いました。

YUYA:この曲、ライブ中はめちゃくちゃテンションが上がります。

HAU:テンション上がりまくって、ライブの時に(YUYAは)マイク食べちゃってるからね(笑)。

YUYA:ちょっと独特な持ち方にチャレンジしてみました。さすがに食べてはいないけどね(笑)。

──一方、「Still in love」はちょっとだけ切ないムードもありますね。

SHUN:これは彼(CHIBA)が制作もやっていて。

CHIBA:BUZZ-ER.にはあまりラブソングがなかったので、もともとあったトラックとメロディをラブソングにアレンジしました。今までで一番リアルな内容になっているかな?すごく、具体的な情景が浮かぶ歌詞になっていると思います。

▲CHIBA(Main Vocal)

──ただ完成した曲を受け取るだけじゃなく、制作の段階から関わっているんですね。

SHUN:もともと僕らは無所属で活動をしていたので、それこそ打ち合わせとかも自分達でやってきたんです。曲はどうするかとか、細かいことも全部。だから今の事務所とご一緒させていただく時も、なるべく自分達の「こうしたい」という部分は自分達で発信していこうという形に。そういう経緯もあって、楽曲制作とか振り付けとか、メンバー自身が携わるものやアイデアを出させてもらっている部分は多いです。

──BUZZ-ER.のこれからがますます楽しみになってきました。では最後に、今後の抱負を聞かせてください。

SAKU:繰り返しになりますが、日本武道館や東京ドームという大きな会場でライブをすることを目指して、ここからまた新たに頑張っていきたいなと思っています。

HAU:そのためには、自信を持つことが大事。自信がないと何事もうまく行かないと思うから、自信を持って、やるべきことをやって、努力をし続けることかなと思います。とにかく、プラス思考で!

YUYA:そう。この先まずは、2回目のZepp Tokyoだね。

SHUN:今度こそ、全員揃って成功させたいです。

取材・文◎山田邦子

▲「サクラエビデンス」初回限定盤

▲「サクラエビデンス」通常盤TYPE-A

▲「サクラエビデンス」通常盤TYPE-B



リリース情報

メジャーデビューシングル「サクラエビデンス」
2020年4月8日(水)発売
■初回限定盤(CD+DVD+フォトブック)
CRCP-10444 ¥3,000(税込)
[CD]
1. サクラエビデンス
2. DAWN
3. Still in love

[DVD]
・サクラエビデンス -Music Clip-
・サクラエビデンス -Making Clip-

■通常盤TYPE-A(CD)
CRCP-10445 ¥1,000(税込)
[CD]
1. サクラエビデンス
2. DAWN
3. サクラエビデンス -Instrumental-
4. DAWN -Instrumental-

■通常盤TYPE-B(CD)
CRCP-10446 ¥1,000(税込)
[CD]
1. サクラエビデンス
2. Still in love
3. サクラエビデンス -Instrumental-
4. Still in love -Instrumental-

※全タイプ初回プレス分に各メンバー柄7種+全メンバー柄1種の8種類のデザインのトレカをランダムで1枚封入

■サクラエビデンス配信リンク
https://lnk.to/sakuraevidence

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