【ライブレポート】有村竜太朗、東京公演でLIVE HOUSEツアー開催を発表

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Plastic Treeの有村竜太朗(Vo)が10月2日、Zepp Tokyoにてソロ単独公演<有村竜太朗 LIVE2018 「デも/demo #2」-Premiere Show->を開催した。同ライブは10月23日のなんばHatchを含め、東阪単独公演として行われるもの。その東京公演のオフィシャルレポートをお届けしたい。

◆有村竜太朗 画像

有村竜太朗が初のソロ作品となる個人作品集1996-2013『デも/demo』を発表したのは2016年11月23日のこと。よりパーソナルな表現で紡がれた楽曲群が印象的な作品には有村竜太朗の持つ個性が存分に発揮されていた。そこから粛々とソロ作品制作やライブ活動を行い、2018年9月19日には最新ミニアルバム『1992-2017『デも/demo #2』をリリース。<有村竜太朗 LIVE2018 「デも/demo #2」-Premiere Show->は同ミニアルバムを掲げて行われるものとなる。

ライブは『1992-2017『デも/demo #2』の収録曲を中心に構成されており、特徴的なのは、アコースティックセットと、バンドセットの2部制となっているところだ。楽曲を違う方向から表現することで、作品の深みが増す。そんな有村のこだわりが感じられるスタイルだ。


第1部はアコーディオンやチェロをフィーチャーしたアコースティックアレンジで披露。場内が暗転し、まるで映画のスタートを思わせるブザー音が鳴ると、ステージ前を覆うスクリーンの奥に有村とミュージシャン達が照明に照らし出された。1曲目は「19罪/jukyusai」だ。スクリーン越しのパフォーマンスという特殊な演出ながら、素朴で温かみのあるアレンジでゆったりと聴かせていく。観客が演奏にグッと集中する緊張感も新鮮だ。また、スクリーンには幻想的な映像も映し出され、視覚にも訴えてくる。浮き世離れした空気の中、1部はリード曲の「くるおし花」も含め、計6曲が披露された。


第2部のバンドセットには、有村の盟友、te'のhiro(G)を中心に、鳥石遼太(B)、高垣良介(Dr)、そして野村慶一郎(Key / Mani)が参加。気心知れたメンバーでのステージということもあり、リラックスした雰囲気だ。1曲目は軽快なテンポとドライヴ感のあるギターサウンドのアッパーチューン「幻形フィルム」でスタート。第1部では着席スタイルで音に耳を傾けていた観客も、音圧の変化を受けてスタンディングモードへ。「くるおし花」もバンドセットでは、エネルギッシュに響き、ステージは急激に熱を帯びていく。「色隷」「ザジ待ち」など、最新作からの曲でテンションを上げ切って、ラストナンバー「19罪/jukyusai」までたどり着いた。

すると、ここで「19罪」の制作に参加したTHE NOVEMBERSの小林祐介がスペシャルゲストとして登場。浮遊感のある有村のボーカルに、ノイジーなギターが絡むというスリリングなマッチングで観客を圧倒していく。第2部で届けた計8曲は、第1部とは全く違う熱量での演奏となった。


アンコールでは再び小林祐介を招き、シューゲイザー全開の「浮融/fuyuu」で、覚醒感のある空間を作り上げる。歪んだギターの洪水は圧巻だった。

この後、鳴り止まぬ声援に応え、有村はダブルアンコールに応えて再びステージへ。そして、アコースティックセットを構成するメンバー、野村慶一郎、えびさわなおき(Acc)青月泰山(Vc)も呼び込み、初のソロ作品集に収録された「魔似言/manegoto」「鍵時計/kagidokei」をプレイ。残す1曲は、有村がひとりでステージに残り、「恋ト幻」の弾き語りで優しくライブを締めくくった。

終演後、ソロとしては初となるライブハウスツアー<有村竜太朗 TOUR 2019「デも/demo #2-Road Show-」>開催が発表され、ファンからは歓声が上がった。ステージと近い距離感で、これまで以上に密度の高いパフォーマンスが期待できるのは間違いない。全18公演におよぶツアーファイナルは3月6日のマイナビBLITZ赤坂。しかもこの日は有村竜太朗本人の誕生日とも重なっているだけに、ツアーの集大成とバースデーライブが合体した貴重な公演になりそうだ。

■ライブハウスツアー<有村竜太朗 TOUR 2019「デも/demo #2-Road Show-」>

1月05日(土) 東京・恵比寿リキッドルーム
1月06日(日) 埼玉・HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3
1月11日(金) 愛知・NAGOYA ReNY limited
1月13日(日) 大阪・バナナホール
1月14日(月祝) 京都・KYOTO MUSE
1月19日(土) 石川・金沢AZ
1月20日(日) 長野・長野ライブハウスJ
1月26日(土) 神奈川・横浜7th AVENUE
1月27日(日) 千葉・千葉LOOK
2月01日(金) 秋田・Club SWINDLE
2月02日(土) 宮城・MACANA
2月09日(土) 北海道・旭川CASINO DRIVE
2月10日(日) 北海道・札幌COLONY
2月16日(土) 茨城・水戸ライトハウス
2月17日(日) 栃木・HEAVEN'S ROCK 宇都宮 VJ-2
2月23日(土) 鹿児島・鹿児島SRホール
2月24日(日) 福岡・DRUM Be-1
3月06日(水) 東京・マイナビBLITZ赤坂

■東阪ツアー<有村竜太朗 LIVE2018 「デも/demo #2」-Premiere Show->

10月02日(火) Zepp Tokyo
10月23日(火) なんばHatch



■ソロ2ndアルバム『個人作品集1992-2017「デも/demo #2」』

2018年9月19日(水)発売

【初回盤A (CD+DVD)】¥3,700+税 IKCB 9559~60
※手書きタイトルステッカー貼付
01. 幻形フィルム/genkeifuirumu
02. くるおし花/kuruoshibana
03. 憑影と月風/tsukikagetotsukikaze
04. ザジ待ち/zajimachi
05. キュルるル/kyurururu
06. 色隷/sikirei
07. 日没地区/nichibotsuchiku
08. 19罪/jukyusai
op.7. 憑影と月風/tsukikagetotsukikaze AC Ver.
op.8. ザジ待ち/zajimachi AC Ver.
op.9. 色隷/sikirei AC Ver.
<DVD>「くるおし花/kuruoshibana」Music Video

【初回盤B(CD+DVD)】¥3,700+税 IKCB 9561~2
※手書きタイトルステッカー貼付
01. 幻形フィルム/genkeifuirumu
02. くるおし花/kuruoshibana
03. 憑影と月風/tsukikagetotsukikaze
04. ザジ待ち/zajimachi
05. キュルるル/kyurururu
06. 色隷/sikirei
07. 日没地区/nichibotsuchiku
08. 19罪/jukyusai
op.10. 19罪/jukyusai AC Ver.
op.11. くるおし花/kuruoshibana AC Ver.
op.12. 日没地区/nichibotsuchiku AC Ver.
<DVD>「憑影と月風 /tsukikagetotsukikaze」Music Video

【通常盤(CD only)】¥2,500+税 IKCB 9563
01. 幻形フィルム/genkeifuirumu
02. くるおし花/kuruoshibana
03. 憑影と月風/tsukikagetotsukikaze
04. ザジ待ち/zajimachi
05. キュルるル/kyurururu
06. 色隷/sikirei
07. 日没地区/nichibotsuchiku
08. 19罪/jukyusai

▼「くるおし花/kuruoshibana」を含めた2曲の先行配信
サブスクリクションサービスSpotifyにて9月5日より
https://open.spotify.com/artist/34T4pcgxUKauWHPqdgRqYB?si=ufnSIacfQ56X68A1cesVYw

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