和楽器バンド、川栄李奈初主演映画『恋のしずく』の主題歌に決定
和楽器バンドのニューアルバム『オトノエ』に収録されている「細雪」が、川栄李奈の初主演映画『恋のしずく』の主題歌に決定した。
◆映画場面写真
2018年秋全国ロードショーの映画『恋のしずく』は、女優の川栄李奈が広島県東広島市の銘醸地・西条で酒造りや恋に奮闘する理系女子(リケジョ)役を演じる青春ドラマ。映画を通じて“日本の食文化とそこに凝縮された日本の精神文化を世界中に発信したい”という思いと、和楽器バンドの“日本の伝統文化の素晴らしさを新しい形で世界中に届ける”というコンセプトが合致したことが、今回の主題歌起用に繋がった。
主題歌となる「細雪」は『オトノエ』のリードトラックで、別れというテーマを日本特有の侘び寂びと和楽器バンド×オーケストラのフュージョンという形で表現しつつ、ロックバンドの力強さと和楽器とオーケストラの繊細さの両方を持ち合わせた楽曲となっている。また劇中では和楽器バンドの鈴華ゆう子(Vo)がピアノで奏でた「細雪」のインストバージョンも登場する。鈴華は「インパクトのある旋律が、作品を観た人の心にいつまでも残る事を信じています」と語っており、映画の世界観の中での「細雪」のアレンジも今回のみどころのひとつだ。
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⬛︎監督:瀬木直貴コメント
日本の食文化とそこに凝縮された日本の精神文化を、世界中に発信したいと思い企画した映画『恋のしずく』。日本の伝統文化の素晴らしさを新しい形で世界中に届ける和楽器バンド。そのコンセプトは完璧に一致していました。これしかないというタイミングで映像と音楽が出会った、私の映画人生でも稀な経験でした。起用したとか、抜擢されたのではなく、両者は出会う運命だったのかも知れない、今ではそう思えます。
そして映画『恋のしずく』の発想の原点は、酒蔵を舞台に複数の女性の恋の形を描く、現代版「細雪」でした。ここで言う「細雪」とは、名匠・市川崑監督が映画化した「細雪」(1983年)です。結果的に当初の構想と随分異なるものになりましたので、スタッフにも「細雪」について話していなかったのですが、和楽器バンドからいただいた曲名を見て胸を射抜かれたような衝撃を受けました。言葉を重ねて説明したわけでもないのに、以心伝心とはこのことでしょうか。編集途中で音楽をはじめて仮当てした時の光景は忘れることができません。「細雪」の曲が終わり、スタジオは静まり返りました。切なさと美しさをまとった詞とメロディが、本作のエンディングに相応しく、大きな余韻を残してくれたのです。また、アレンジを変えて様々な表情を見せてくれる楽曲でもあり、映画の中では鈴華さんによるピアノソロ、オーケストラバージョン等、複数の場面で流れますのでファンの方のみならず楽しみにしていただきたいと思います。
⬛︎主演:川栄李奈コメント
今回、和楽器バンドさんに主題歌を担当していただき、本当に嬉しく思っています。映画は、主人公が酒造りという日本の昔ながらの伝統に触れ、そこから色々な人々の思いを感じ、人として強く成長していく様を描いていますが、和楽器バンドさんが織りなす和楽器の伝統的、且つ繊細な音とロックサウンドの力強さが混じり合ったものが、主人公の心情とすごくマッチしているなと思いました。是非、映画館で「細雪」を聞きながら余韻に浸って頂ければ嬉しいです。
⬛︎和楽器バンド:鈴華ゆう子コメント
酒造りという伝統を受け継いだ主人公の橘詩織と、和楽器という伝統芸能を受け継ぐ私たち和楽器バンドにシンパシーを感じています。今回の映画『恋のしずく』と和楽器バンドのコラボレーションによって、伝統と革新の間で挑戦を続けている日本文化の「今」を皆様に知って頂くきっかけとなれば嬉しいです。主題歌の「細雪」という楽曲は、私達が映画を観て日本酒を作る過程で感じた、技術の繊細さ、職人の大胆な動き、軽快な喉越し、そして伝統の持つ重厚さを表現しました。和楽器の繊細さ、バンドの軽快さ、オーケストラの重厚さ、詩吟の技法も取り入れる事でより表情豊かに歌い上げた点など、和楽器バンドならではの音を楽しんで頂けると思います。また、劇中では私のピアノで奏でた「細雪」のインストバージョンなども登場します。インパクトのある旋律が、作品を観た人の心にいつまでも残る事を信じています。
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映画『恋のしずく』
出演者:川栄李奈、小野塚勇人、宮地真緒、蕨野友也、津田寛治、小市慢太郎、丹古母鬼馬二、大杉漣 他
http://koinoshizuku.com/
◆和楽器バンド オフィシャルサイト
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