HISTORY、希少ローズウッド材仕様のプレミアムモデル&ヴィンテージスタイルの新シリーズ

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2019年に25周年を迎える国産ギターブランド「HISTORY(ヒストリー)」から、新たに2つのシリーズが登場。希少なローズウッドをネックに使用した「PHシリーズローズネック」、懐古をイメージした“使用感のあるヴィンテージスタイル”の「RHシリーズセットネック」が3月31日に発売される。

「Premium(プレミアム)」の頭文字を冠した「PHシリーズローズネック」は、希少なインディアン・ローズウッドをネックに使用し、最新トレンドも反映した“ハイエンドコンポーネント系”。天然木材をはじめとする妥協のない材料を用い、日本のモノづくりの粋を凝らして製作された、まさに一生ものの楽器を手に入れたい人向けののモデルだ。一方の「Rugged(ラギット)」の頭文字を冠したRHシリーズの第2弾となる「RHシリーズセットネック」は、懐古をイメージした“使用感のあるヴィンテージスタイル”。価格が20万円前後と比較的手が届きやすく、ビギナーやバンド層にもおすすめのモデルだ。

■PHシリーズローズネック

「PHシリーズローズネック」は、HISTORYにおけるハイエンド・プレミアムモデルとして企画されたラインナップ。ローズウッドは資源の枯渇に伴い2017年1月にワシントン条約による全種の国際間取引制限が発効。将来にわたって良質な材料が供給され続ける見込みは薄く、さらなる価格の高騰や品質の低下は避けられない。HISTORYではすでにストックしている材料から、高品質な楽器を生産できるのは今しかないと考え、このシリーズが誕生することとなったという。

ローズウッドのネックには非常に薄い塗装を施し、独特の手ざわりや質感の良さ、レスポンスに優れるサウンド、豊かなサスティンなどを十分に堪能できる仕上がり。ボディ材やパーツ、カラーリングはシンプルかつ実用的になるようプレイヤー目線でチョイス。性能にはこだわりハイエンドパーツを搭載しながらも、外観は豪華さや派手さより、高品質で飽きずに長く使えることに重きを置いている。エレキギターのラインナップはアルダーをボディ材に使用した「PH-RS1/SSH」、ライトアッシュ・ボディの「PH-RT1」の2機種。エレキベースはライトアッシュ・ボディ+トランスルーセントカラーの「PH-RB4A」、「PH-RB5A」が用意される。


■RHシリーズセットネック

RHシリーズはよりシンプルでスタンダードな仕様をベースに、GOTOH社製のレトロテイスト溢れるパーツや、アンティーク処理を施した特注パーツを搭載。塗装は、下地に強度のあるポリ系塗料を採用することで過酷な環境変化にも安定した品質を保ち、表層部にはニトロセルロース系のラッカー塗料を採用することでしっとりとした質感を持たせた。その塗装表面には細かいキズを着けて風合いを付加しているが、塗膜の剥離やヒビを入れるなど木部へのダメージを与える極端な加工は施さず、程よい使用感を持たせた落ち着きのあるモデルだ。

2018年1月の第一弾に続く、今回の第二弾ではセットネックタイプの3モデル、「RH-SA」「RH-LS/FM」「RH-SG」をラインナップ。やや出力を抑えたHISTORYオリジナルのハムバッカーは枯れたトーンが魅力。RHシリーズならではの塗膜の薄さとあいまって、自然で心地よいボディの鳴りがストレートに出力される。いずれのモデルもラッカー塗装ならではの落ち着いた半艶仕上げに、さらに1本ずつ手作業で経時変化の演出を加え、同じものが二つとなり味わい深い佇まいとなっている。


製品情報

<PHシリーズ(ギター/ベース)>
◆PH-RS1/SSH (チャコールフロスト)
価格:330,000円(税別)
◆PH-RT1 (トランスルーセントアンバー)
価格:300,000円(税別)
◆PH-RB4A (トランスルーセントライトブルー、トランスルーセントアンバー)
価格:350,000円(税別)
◆PH-RB5A (トランスルーセントホワイト)
価格:370,000円(税別)
<RHシリーズ(ギター)>
◆RH-SA (チェリー)
価格:188,000円(税別)
◆RH-LS/FM (オレンジバースト)
価格:163,000円(税別)
◆RH-SG (チェリー)
価格:147,000円(税別)
発売日:2018年3月31日
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