浜崎あゆみが8月27日（日）、東京・味の素スタジアムで開催された＜a-nation stadium fes. 2017＞に通算14回目のヘッドライナーとして出演した。

◆＜a-nation 2017＞画像

2日目となったこの日、5万人の観客が待ち受ける中、メドレーを含んだ紹介映像が流れ始めると客席からは多くの「ayu」コールが上がり始め、ステージ開幕までのカウントダウンが0になった瞬間から場内のボルテージは最高潮に。

「行くぜ東京！」の叫びと共にミリタリー調の衣装でステージに登場した浜崎が1曲目に披露したのは「talkin’ 2 my self」だ。ステージからは炎が上がり、ダンサーと共に力強いパフォーマンスで会場の熱を一気に高めた。続いて「Fly high」ではオーディエンスと共に振り付けを踊りながら高らかに歌い上げ、エアリーな白い衣装に着替え披露した「fairyland」では、しなやかに舞いながら涼しげな歌声を会場に響かせる。

ステージが暗転すると、ピアノ一本でのイントロに導かれて渾身のバラードソング「HANABI」を歌唱。時折胸に手を当て、語りかけるように歌う姿は、まるで夏の切なさを写し出すかのようだった。

後半は一転、アップテンポな「Greatful days」で観客を煽り、パーティームードへ切り替える。ダンサーの演出にはLEDのポイが使用され、Aマークが映る凝った演出内容で場内の興奮を誘った。さらに「Sunrise ～LOVE is ALL～」ではショート丈の浴衣を身にまとった浜崎がトロッコに乗って登場すると、「まだまだ行くよー！」「（手を）まわせー！」と声をあげ、スタンドのオーディエンスに精一杯の笑顔で手を振った。続く「Boys & Girls」では、5万人とのコールアンドレスポンスで会場も一層ヒートアップしていく。

このトロッコ外周で最も印象的だったのが、オーディエンスのほとんどが彼女にスマホを向けている姿だ。実は浜崎のライヴでは写真撮影がOKになる部分が設けられているのだが、今回のステージでも同様に撮影OKとなり、オーディエンスによる写真撮影という＜a-nation＞史上初の光景が数多く見られることとなった。

浴衣を脱いで今回のグッズのTシャツに早着替えした後は、「You & Me」「BLUE BIRD」とサマーチューンを連発。ラストは「2017年＜a-nation＞、この曲が最後になります」「思い出をたくさんたくさん思い出しながら、歌ってください」と「July 1st」を歌い上げ、盛大な花火と共に16年連続、16回目の＜a-nation＞を笑顔で締めくくった。

なお、浜崎あゆみはこの後、全3部構成によるツアーの第2章の幕開けとして、＜ayumi hamasaki Just the beginning 第2章 ～sacrifice～＞を9月6日（水）のパシフィコ横浜国立大ホール公演より再スタートさせる。