クラフトワーク、EDM禁止でアルゼンチン公演中止?
クラフトワークは今月、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスでパフォーマンス予定だが、同市がエレクトロニック・ミュージックのイベントを禁止しているため、公演開催が危うくなっている。
◆クラフトワーク画像
ブエノスアイレスの市議会は、4月に開かれた<Time Warp>フェスティバルで薬物過剰摂取により6人が亡くなり4人が重体となったのを受け、市内でのエレクトロニック・ミュージック禁止法を可決した。
プロモーターは7月にクラフトワークの公演開催を申請し、許可が下りチケットも売りに出していたが、アルゼンチンの新聞『Clarin』によると、市議会は今になり中止するよう要請してきたという。
プロモーターは、クラフトワークの公演はダンス・ミュージック・フェスティバルとは違う(アルコール禁止、2時間で終了する)と反論しているが、市はシンセサイザーやサンプラーを主要楽器として使用するショウはなんであれ禁じると主張しているそうだ。
しかし、不思議なことに12月に予定されているエレクトロニック・アーティストが多数出演する<Sonar Buenos Aires Festival>は問題ないらしい。市議会は「これはコンサートではありません。ダンスもDJもありません」と話しているという。
クラフトワークのブエノスアイレス公演は11月23日(Luna Parkスタジアム)に開催予定。できるのかできないのか、間もなく正式な発表があるだろう。
Ako Suzuki