ブライアン・ウィルソン、知られざる暗黒と苦悩の日々

ポスト

ブライアン・ウィルソン(ザ・ビーチ・ボーイズ)の栄光と知られざる苦悩を描いた映画『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』の、日本オリジナル予告編が公開された。

◆『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』映像&画像


この予告編では、バンド絶頂期にあった1960年代にブライアン・ウィルソンが不朽の名盤『ペット・サウンズ』の制作に没頭する姿を具体的に捉えている。「ビートルズに人気を奪われる」と焦りを感じた彼が、楽器演奏にこだわらず斬新なサウンドを生み出そうと奮闘する姿や、研ぎ澄まされた感覚ゆえ次第に精神的に追い込まれていく様子が描かれている。


そして1980年代。精神科医ユージンの支配下に置かれていたブライアンが、現在の妻であるメリンダの愛の力によって、悪夢のような闇の中から再び光を取り戻していく様子があまりに衝撃的だ。


「今まで本で読んだり当時の写真を見ながら膨らませていた妄想がひとつに繋がりました。特にレコーディングシーンで徐々に曲が形になって行く様には鳥肌が!ビーチボーイズファンはもちろん、全音楽ファン必見です!」──新井仁(NORTHERN BRIGHT、SCOTT GOES FOR,、RON RON CLOU)

「「神に捧げるティーンエイジ・シンフォニー」を創った天才の苦悩。その音楽同様、心の奥底へスピリチュアルに突き刺さる「愛と慈悲」に満ちた名作です。」──片寄明人(GREAT3、Chocolat & Akito)

「全編に息づく、スタッフ・キャストからブライアン・ウィルソンへの「ラブ&シンパシー」。何度でも観たくなる。」──越谷オサム(作家)

「天才には闇がある。ブライアンの禁断の日々が、カリフォルニアの青い空の下で感動的に蘇った。60年代クリップを実写で再現というアイデアもグッド!」──サエキけんぞう

「たくさんの人に知ってもらいたい物語。ブライアンの純粋さに涙をハンカチでおさえました。なんにも心配ないよって安心させてあげたい…。」──ショコラ(ミュージシャン、Chocolat & Akito、Corcheaデザイナー)

「天才でエクストリームな人生は魅力的。しかもエンタメ業界の光と影なら尚更。歌もイケるポール・ダノの怪演完璧。60'sファッションやミッドセンチュリー・インテリアは目に、マニアックなレコーディング・シーンは耳にも快感。」──TOWA TEI

「なぜ自分がこんなにもブライアン・ウィルソンの音楽に心を奪われ続けているのか。その答えが映画の中に全部あった。ポール・ダノとジョン・キューザックは、ブライアンの魂そのものを演じているかのようだ。」──能地祐子(音楽評論家)

「写真でしか見たことがなかった有名シーンが動いてる!それだけでもファン必見です。が、内容も深い。ここに描かれた苦悩と孤独感を噛み締めてから改めてブライアンの音楽に接すると、また違った世界が見えてくるはず。」──萩原健太(音楽評論家)

「歴史的名盤『ペット・サウンズ』を録音中のスタジオに忍び込めたら…という夢が疑似体験できる場面たっぷりの演出がうれしい。本物のブライアン・ウィルソンが乗り移ったようなポール・ダノの演技も見事。」──森勉(ペット・サウンズ・レコード店長)

「ビートルズからの猛攻撃に対して、アメリカン・サウンドを1人で創って対抗したとも言える才能の持ち主です。」──湯川れい子(音楽評論家)

『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』は、8月1日(土)より角川シネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで全国ロードショーとなる。もちろん作品内ではザ・ビーチ・ボーイズの数々のヒット曲がふんだんに使用され、素晴らしいメロディとハーミニーをたっぷりと堪能することができる。

『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』

1960年代、カリフォルニア。ザ・ビーチ・ボーイズは人気の頂点にいた。だが、新たな音を求めてスタジオで曲作りに専念するブライアン(ポール・ダノ)は、新作へのプレッシャーから心が完全に折れてしまう。それから20余年、ブライアン(ジョン・キューザック)に再び希望の光をもたらしたのは、美しく聡明な女性メリンダとの出会いだった。
出演:ジョン・キューザック、ポール・ダノ、エリザベス・バンクス、ポール・ジアマッティ
監督・製作:ビル・ポーラッド
脚本:オーレン・ムーヴァーマン、マイケル・アラン・ラーナー
製作:クレア・ラドニック・ポルスタイン、ジョン・ウェルズ
製作総指揮:アン・ルアーク、ジム・レフコウィッツ、オーレン・ムーヴァーマン
音楽:アッティカス・ロス
2015年/アメリカ/英語/カラー/ビスタ/デジタル5.1ch/122分/原題『LOVE & MERCY』/PG12/
監修:萩原健太
翻訳:栗原とみ子
配給:KADOKAWA
公式サイト:loveandmercy-movie.jp
(C)2015 Malibu Road, LLC.All rights reserved.
8/1(土)、角川シネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー

◆LINE MUSIC「ビーチ・ボーイズ 50songs」プレイリスト
この記事をポスト

この記事の関連情報