【連載】nano.RIPEコラム イトシキヒビ #10「きみコ写真詩集」

1月になりました。

nano.RIPEはデビュー5周年のアニバーサリーイヤーに突入。
1/3のZeppDiverCityを皮切りに大きな大きなお祭りがスタートいたしました。
今日はその1/3から発売になりました「きみコ写真詩集」について、長々と、長々と、それはもう丁寧に、大切にお話したいと思います。

そもそも「写真詩集って一体なんなの？」という方にご説明いたしますと、あたしきみコ、小学校から持っていた夢がフタツありまして、そのうちのヒトツが「詩人になりたい」でした。
ちなみにもうヒトツは「ウタを歌いたい」などでは決してなく、「忍者になりたい」だったのはココだけの話。

今こうしてウタを歌って、歌詞を書いて、歌詞提供のお仕事もさせていただいて、「その夢は叶ったんじゃないの？」とお思いの方にご説明いたしますと、歌詞と詩とはまったくの別物なのです。
英語にしてみるとわかりやすいかな。歌詞＝lyric、詩＝poem、のような。

というわけで、完全に個人的な夢を叶えるためにnano.RIPEの物販を半分私物化し、「写真詩集」なるものを発売することに成功したわけです。

その第一弾「ウソツキに魔法」を発売したのが2012年冬。
こんな表紙でした。


おかげさまでコチラは昨年の「有色透明」ツアーの初日に完売。
それにより、第三弾を作るお許しがおりたという具合。
みなさま、本当にどうもありがとう。


せっかくだからアウトテイクを。
なんだか赤いほこらのような場所があったので撮ってみたんですが、全体的に赤過ぎて採用されなかった1枚。


この日はとてもキレイな夕焼けが観れました。
埼玉県の秋ヶ瀬公園周辺。


夕陽を落っことしてしまったあたし。


時は経ち、2013年5月。
第一弾が好評だったため、わずか半年後に発売「花に雨」。


nano.RIPEの第二の故郷、石川県の湯涌温泉という場所で撮りました。
初めてタイアップをさせていただいた「花咲くいろは」というアニメの舞台にもなっているので、見覚えのある場所がたくさんあったのではないかと思います。
この写真は、毎年行われている「ぼんぼり祭り」の神社への階段。


5月に発売したということで、撮影したのは3月。
まだ少し冬の匂いが残っていてとにかく寒くて、険しい表情のあたし。
別に不機嫌なんかになっていませんってば。


湯涌小学校と湯涌保育園の校庭で撮影をさせていただいていたら、たまたま保育園の卒園式が行われていて、保母さんが「nano.RIPE大好きなんです！是非一緒に写真を！」ということで、園児や保母さんと記念撮影をしました。
園児はポカーン顔でしたが、ココロもカラダもほっこりとした瞬間でした。

ちなみにこの「花に雨」、前回のツアーの金沢公演にて完売。
舞台で完売するというのはなんだかドラマチックだったな。
これもまた、みなさま本当にどうもありがとう。


さて、そこから1年半以上の時を経て、やっと！やっと！第三弾の発売許可がおりました。
2015年1月3日発売、「夜にまばたき」。


今回のテーマは前回とは打って変わって大都会。
東京のど真ん中で撮影をしました。
うっかりポッケにiPhone入れっぱなしでボツになってしまった1枚。


きみコ写真詩集という名目ですが、写真集ではないので風景やモノなども撮ります。
コチラはこの日につけていたアクセサリー。
大好きな「パルナートポック」のリングが3つと、手前は少し前に一目惚れして買った「月と星」という名前のネックレス。


「夜にまばたき」というタイトルなので、最初はこの写真が表紙候補でした。
でも、内容が意外にもあたたかなモノになったので、表紙も暗くない方がいいんじゃないかなということでさきほどの写真に。
結果、夜の写真は少なめの写真詩集になりましたが、時間の経過がすごくキレイになり、最後のページの夜の写真がとても映える1冊になりました。


というわけで、第一弾「ウソツキに魔法」、第二弾「花に雨」は完売となり、現在第三弾「夜にまばたき」のみライブ会場限定で販売しております。
歌詞とはまた少し違ったきみコの世界を、だけれど、歌詞ともやっぱりどこか通ずるきみコの世界を、是非お楽しみいただけたらと思います。

「夢が叶って良かったね」とお思いの方に最後にヒトコト。
本当の夢は、本屋さんに並べること！

nano.RIPE きみコ

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