【連載】nano.RIPEコラム イトシキヒビ #17「仕事始め」
1月になりました。
2016年になりました。
今年も無事に年を越すことが出来ました。
昨年は大変お世話になりました。
なんと言ってもやっぱり47都道府県ワンマンツアー。
日本全国すべての都道府県で歌えたこと、その土地に住んでいるみんなと一緒にライブが出来たこと、コレカラのあたしの人生の宝物になる1年間でした。
日本全国のみなさま、本当にありがとうございました。
2016年の仕事始めはレコーディングでした。
2/24にリリースするニューシングル「ライムツリー」のカップリングや特典アコースティックを。
セッティング中の青山友樹。
ドラムってギターやベースに比べて音の違いが分かりづらい楽器だと思うのですが(限りなく素人耳なあたし)、それでも曲によってこだわって変えているんです。
特にスネアとか。マイキングやミュート具合によっても相当変わるんだとか。
ドラム好きなリスナーさん、結構たくさん居ると思うので、良かったらお手持ちのCDで聴き比べてみてください。おんなじ人が叩いているのにこんなにも違うのです。
セッティング中のアベノブユキ。
この日は2本のベースで挑みました。
手前のベース、ヘッドにもどこにもメーカー名が書いていないでしょう?
この子は、ノブが高校生の頃からずっと一緒にいて、イロイロと改造した結果こういう姿になったそうなのです。
高校生の頃に買ったということは、もちろんお値段だってたかが知れています。
それでもこんなに良い音が鳴るのは、改造のせいだけではなく、愛情によるところが大きいんじゃないかとあたしは思うのです。
セッティング中のササキジュン。
手に持っているエフェクターはディレクターさんに借りたモノ。
なにやらモジュレーションモデラーとかいうやつらしいです。
今回の「ライムツリー」のカップリングのとある1曲に大活躍しました。
ギタリストや楽器やっている人は聴いたらわかるかな?お楽しみに。
この日はアコギ担当だったあたしはセッティングというセッティングがないので、みんなのセッティング中にササキジュンのギターの弦を張り替えるという、坊やのようなお仕事を与えられていました。
日付けは変わって、特典アコースティックレコーディングの日。
たくさんのパーカッション楽器たち。
おもちゃのようなモノも混ざっていますが、そういう音が良い感じにハマったりするのが音楽のおもしろいところ。
さっきのノブのベースもそうだけれど、楽器は高けりゃ良いってもんじゃない。
なんて、大して楽器に詳しくないあたしが言っても説得力ないと思いますが。
シェイカーを振る青山友樹。
新しいパーカッションを取り入れるときはいつもメンバー内でオーディションをするのですが、さすがにリズム楽器は友樹が断トツで上手です。
ウタ録りタイム。
こんなに可愛い光景を目の前にして歌うのは初めてでした。
プーさんとピグレットっていっつも手を繋いでるのが好き。
それも、プーさんが小さなピグレットを守るように手を引いている感じがたまらなく好き。
ほっこりとしたキモチになりましたが、あいにくほっこりとしたウタではなかったので、出来る限り目線をやらないように気をつけて歌いました。
1/7だったのでスタッフが七草がゆを買ってきてくれて、みんなで無病息災を願いつついただきました。
ちゃんとした七草がゆを食べたのは初めてかもしれない。
いや、小学校とかで食べたっけな。
今年も1年、健康に過ごせますように。
そんなわけで年明け早々、最高の音が録れたのではないかと思っています。
みんなの元へ届けられるまでもう少し作業もありますが、一足早く公開になった「ライムツリー」のミュージックビデオを観ながら、楽しみに待っていてもらえたら嬉しいです。
差し当たって二人旅!
nano.RIPE きみコ
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