【ライブレポート】和楽器バンド、2015年1月に渋谷公会堂でワンマンライブ開催を発表

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今夏、フランスで開催された<JAPAN EXPO>に参加して、約4000人の現地のファンを熱狂・大合唱させた和楽器バンドが、メジャー1stワンマンライブの追加公演<ボカロ三昧 大演奏会 “PREMIUM ENCORE”>を赤坂BLITZにて開催した。本編終了後には、2015年1月7日に渋谷公会堂にてワンマンライブ<和楽器バンド大新年会2015>を開催する旨を発表。フロアを埋めた1300人のファンから一斉に歓喜の声が上がった。

◆和楽器バンド<ボカロ三昧 大演奏会 “PREMIUM ENCORE”>画像

開演時間を5分ほど過ぎ、幻想的なオープニングムービーに和楽器バンドの文字が映し出される。そして、ドラムの山葵から、黒流(和太鼓)、いぶくろ聖志(箏)、町屋(G)、神永大輔(尺八)、蜷川べに(津軽三味線)、亜沙(B)、そして詩吟師範代でもある鈴華ゆう子(Vo)が姿を見せる。

スモークが吹き上がっての1曲目は「六兆年と一夜物語」。ロックと和の音色が生み出す絶妙な調和がフロアを包み込む。そして鈴華が「和楽器バンドはじめるぞー!」とシャウトして、もはやニコニコ動画、ボカロ曲というカテゴリーを越えての人気曲「千本桜」へ。倍音がバリバリに出たパワフルなボーカルが、オーディエンスの身体を突き刺していく。さらに津軽三味線、箏、尺八、そしてドラム隊が次々にステージから煽れば、客席のペンライトも熱を帯びていくのが手に取るようにわかる。

「みなさんこんばんは、和楽器バンドです。やー、集まったね、たくさん。一番後ろまでありがとう!」

告知からライブまで1ヶ月だったにも関わらず集まってくれたオーディエンスに向けて感謝の気持ちを口にする。さらに鈴華は、会場の各所にセッティングされたカメラに触れて、「映りたい人は全力で騒げ!」と、再び客席を煽る。

約840万再生回数を誇る「千本桜」ミュージックビデオのロケ地・吹風殿(福島県)をモチーフとした御殿のようなステージで、和楽器バンドは、その後も「カゲロウデイズ」「吉原ラメント」「脳漿炸裂ガール」など、彼らのアルバム『ボカロ三昧』にも収録された人気ボカロ曲などを中心にライブを展開した。

本編は「天樂」で終了。熱気冷めやらぬフロアからは、もちろんアンコールが巻き起こる。ステージ上のスクリーンには、本公演日にリリースとなった新曲「華火」のスポット映像に続いて<JAPAN EXPO>のライブ映像が流れる。フランスのファンが熱狂する様子を食い入るように観るファン。そしてここで緊急告知として、「和楽器バンド 大新年会2015 開催決定!!」の文字が映し出される。さらに、客席の写真とともに会場が渋谷公会堂であることが発表。客席は一気に大きな歓声に包まれた。

発表を受け、ステージにはメンバーが登場する。「渋公ー!」と叫んだ鈴華は、「私たちはまだまだ始まったばかりです。渋谷公会堂、ここより広いと思いますが、一番後ろまで愛が届くように頑張ります!」と、意気込みを語った。

アンコールでは、和楽器バンド史上初のオリジナル曲でもあり、初日のDVD音楽チャート2位を獲得した新曲「華火」と、再度「千本桜」を披露。赤坂BLITZに桜吹雪が舞い散る中での熱演で、オーディエンスを最後まで魅了し続けていた。

text by ytsuji a.k.a.編集部(つ)


◆BARKS POWER PUSH(新人アーティスト)
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