メタリカ、グラストンベリー・フェスティヴァルを制する
メタリカが土曜日(6月28日)、ヘヴィ・メタル・バンドとして初めてグラストンベリー・フェスティヴァルのヘッドラインを飾った。
◆メタリカ画像
バンドは90分に渡り、以下の14曲をプレイしたという。
1.Creeping Death
2.For Whom the Bell Tolls
3.Wherever I May Roam
4.Sad but True
5.Fade to Black
6.Cyanide
7.The Unforgiven
8.The Memory Remains
9.One
10.Master of Puppets
11.Nothing Else Matters
12.Enter Sandman
アンコール
13.Whiskey in the Jar
14.Seek & Destroy
物議をかもしたメタリカのヘッドラインだが、バンドは大会場を制したようだ。オーディエンスやメディアから称賛の声が上がっている。BBCは「メタリカに来て欲しくないって言っている人がたくさんいたけど、楽しかった」「なにも期待していなかったけど感動した」と話すオーディエンスのコメントを伝え、『Telegraph』紙はレビューで満点をつけた。懐疑的だった『The Guardian』紙も、初日のアーケイド・ファイアと同じ星4つ(5つが最高)を与えている。
また、フロントマンのジェイムズが熊狩りのドキュメンタリー番組のナレーションを担当したため、動物愛護団体からもメタリカの出演に反対の声が上がっていたが、バンドはパフォーマンス前、英国で行われるキツネ狩りを茶化した映像を流し応酬したという。ジュリアン・テンプルが監督したこのグラストンベリー・スペシャル・フィルム『Glastallica』は現在、メタリカのサイトで公開されている。
メタリカは当日、彼らの出演に批判的だったミュージシャンの声や新聞の見出しをプリントしたTシャツも販売していたそうだ。
Ako Suzuki, London
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