【ライブレポート】“Yell for Japan”公演の大トリは、未来を託されたいきものがかり ── <JAPAN NIGHT> DAY1
5月28日、国立競技場最後の音楽イベント<SAYONARA 国立競技場 FINAL WEEK JAPAN NIGHT>の初日“Yell for Japan”公演が開催された。いきものがかりのライブレポートをお届けする。
◆いきものがかり <SAYONARA 国立競技場 FINAL WEEK JAPAN NIGHT> 画像
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この日のバンド演奏のすべてを支えた亀田誠治率いるYell For Japan special bandのバンドメンバー紹介に続いて、いよいよ初日の大トリの登場だ。「彼らに未来を託したい」という亀田の声に導かれてステージ登場したのは、いきものがかり。
「みなさんこんばんは。いきものがかりです。楽しい時間を一緒に過ごしたいと思っています。」
多くの感動を生んだ国立競技場へ感謝の気持ちを伝えるかのように演奏された1曲目は、大ヒットナンバー「ありがとう」だった。吉岡聖恵の澄み切った歌声が、夜の空へ吸い込まれるように清々しい。山下穂尊のアコースティックギターは軽やかにリズムを刻み、水野良樹のエレキギターが色彩豊かにバンドサウンドを彩る。そしてストリングスやホーンセクションを含む総勢18名のYell For Japan special bandによるアンサンブルは、あまりにもドラマティックだ。
「広くて気持ちいいです。また新たに生まれ変わって、ここでたくさんの感動のシーンが生まれるように。もう1曲歌わせてください。」
そう語った吉岡の独唱で始まった「風が吹いている」は、『NHKロンドンオリンピック・パラリンピック放送テーマソング』に起用された楽曲だ。オリンピック会場として誕生した国立競技場にふさわしいナンバーであることに加え、“時代はいま 変わっていく 僕たちには 願いがある”という冒頭の歌詞には、生まれ変わるこの会場の輝ける未来が歌われているようで、感動的なワンシーンとなった。また、サビで放たれたキャノン砲はそれを祝福するかのように眩しいものだった。
同曲のエンディングでは、この日の出演者が勢揃いして“ラララ~”を大合唱。客席が灯すペンライトの光りが左右に大きく振られ、ステージ上の全出演者の表情には笑顔が揺れていた。そして、すべての演奏終了後には国立競技場から何発もの花火が打ち上げられて、<JAPAN NIGHT>初日の幕が閉じた。
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5月29日の<JAPAN NIGHT>は、『Japan to the World』をコンセプトに「世界の人々に、日本の姿と日本の音楽の力を知ってほしい」という主旨のもと、SEKAI NO OWARI、Perfume、MAN WITH A MISSION、L'Arc-en-Cielの海外での活動に積極的なアーティスト4組が登場する。
チケットは、「当日引換チケット」および「当日券」が発売中だ(ステージの全体及び演出の一部が見えにくい場合がございます、あらかじめご了承下さい)。
◆JAPAN NIGHT オフィシャルサイト
◆BARKS JAPAN NIGHT 特設ページ
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