羽生結弦選手、エキシビションは「ホワイト・レジェンド」
2月23日に開催となるフィギュアスケートの上位選手によるエキシビションにて、浅田真央選手が楽曲「スマイル/この素晴らしき世界」を使用することはお伝えしたところだが、男子日本代表・羽生結弦選手のエキシビションでの滑走曲は、チャイコフスキー「白鳥の湖」だ。
◆川井郁子画像
使用される音源は、ヴァイオリニスト川井郁子による「ホワイト・レジェンド」である。川井郁子の曲は、かつてミッシェル・クワン選手も滑走曲として「レッド・ヴァイオリン」を起用しており、今回のソチ五輪でも村上佳菜子選手がショートプログラムで川井郁子の「ザ・ヴァイオリン・ミューズ」を採り入れていた。荒川静香と共演するなど、川井郁子の奏でる音楽はこれまでもフィギュアスケートと色濃い縁がある。
川井郁子の「ホワイト・レジェンド」は、旋律の美しさとグルーブ感のある激しいリズムが曲の中で共存しており、川井郁子自身も身体全体を使ってダイナミックな演奏をみせるのが特徴だ。フィギュアスケートの優雅さと、肉体の限界に臨む厳しさに寄り添う音楽として、「ホワイト・レジェンド」は非常に高い親和性があるのだろう。ロンドンオリンピックではスペインの新体操団体などでも使用され、バレエダンサーや社交ダンスなどでも使われる事が多い。フィギュアスケートにおいては、世界の公式戦で10曲を超える川井郁子の演奏が使用されていることもある。
川井郁子「ホワイト・レジェンド」は8th Album『新世界』(2008年)に収録されている。是非チェックを。
◆川井郁子オフィシャルサイト