カイザー・チーフスのリッキー、バンドの大切さを再確認

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カイザー・チーフスのフロントマン、リッキー・ウィルソンは数年前、「やりたかったこと全てをやり遂げた」と感じ、バンドに対し興味を失っている時期があったそうだ。しかしながら、親友のニック・ホジソン(Dr)が脱退したことで、あらためてその大切さを実感したという。

◆カイザー・チーフス 画像、楽曲試聴

リッキーはこう話している。「個人的に何年か前、ちょっとだらけてて、バンドに興味がなくなっていた。野心メーターが満タンになったんだと思うよ。全部やった、もうやりたいことは残ってないって感じていたんだ。(でも)親友のニックが脱退したとき、急に、俺はバンドがない人生なんて嫌だって実感した。喝を入れられたみたいだった。ほかのバンド・メンバーのことは代弁できないけど、みんな、同じような気持ちだったと思うよ」

リッキーはまた、『Daily Star』紙のインタビューで「俺たちはまだ終わってないことを、みんなに証明しなくちゃいけないって思った」と話している。「ニックが脱退したとき、みんな、カイザー・チーフスはもう終わりだって思った。俺ら、これはやばいって痛感したよ。自分達、ニック、批評家、そしてファンに“俺らはまだ戦っている”ってことを証明しなきゃって思った」

バンドは2013年、元クラブ・スミスのヴィジェイ・ミストリーを新ドラマーに迎え、ライブ活動を再開。そして3月、待望のニュー・アルバムをリリースする。ザ・スクリプトのダニー・オドナヒュー(Vo)に代わり、BBCのオーディション番組『The Voice』の審査員を務めることになったリッキーは、新作でさらにボーカルに磨きをかけたという。「ほかの人達をジャッジするんだ。当然、俺もできるんだってとこ、見せないとね」

カイザー・チーフスの5枚目のスタジオ・アルバム『Education, Education, Education & War』はUKで3月31日にリリースされる。

Ako Suzuki, London

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