第55回グラミー賞、FUN.が最優秀新人と最優秀楽曲の二冠、最優秀アルバムはマムフォード&サンズ、最優秀レコードはゴティエに

▲FUN.は、「伝説のヤングマン ~ウィー・アー・ヤング~(feat. ジャネール・モネイ)」で最優秀楽曲賞、そして最優秀新人賞の二冠に。
そういったパフォーマンスを挟みながら、次々に数多くの部門の受賞者が発表されていくのがグラミー授賞式。多数のダンサーを引き連れたテイラー・スウィフトのパフォーマンスに始まり、続いて司会を務めるLL・クール・Jのスピーチ。そしてエルトン・ジョンとエド・シーランがピアノとアコースティックギターで弾き語りを聴かせ、会場の雰囲気を盛り上げると、プレゼンターとしてジェニファー・ロペスが登場し、この日最初の受賞者、最優秀ポップソロ・パフォーマンス部門のアデルを発表。アデルの受賞スピーチが終わるとFUN.のパフォーマンスが始まる、といった感じで、めまぐるしく進行されていく。

▲最優秀レコード賞:ゴティエ(feat.キンブラ)「サムバディ・ザット・アイ・ユースト・トゥ・ノウ」。
これら各賞の発表の合間に行われたライヴ・パフォーマンスは本当に豪華で、FUN.は滝のような大雨を降らせたセットの中でずぶ濡れになりながらハツラツとした演奏を見せたし、セピア色の画面で始まったジャスティン・ティンバーレイクは、ビッグバンド、ストリングスセクション、ゴスペルコーラス隊もいる大所帯で登場、途中からはJay-Zも参加するというサプライズで会場を沸かせた。またザ・ブラック・キーズはDr.ジョンとのコラボレーションで、ラフでワイルド、軽快なロックンロールをぶちかまし、ケリー・クラークソンはリスペクトしているというキャロル・キングばりに「テネシーワルツ」を朗々と歌い上げた。

▲最優秀アルバム賞:マムフォード&サンズ『バベル』。
主要4部門すべてにノミネートされるという快挙を達成したFUN.が、いったいどれだけの賞を獲るのかが最大の注目だった今回のグラミーだが、結局FUN.は二冠にとどまった。このほか、カニエ・ウェストは3部門、ダン・オーバックが4部門(ザ・ブラック・キーズでの受賞含む)、JAY-Zが3部門の受賞となっている。
なお、全部門の受賞者、およびノミネートなどの詳しい情報は、グラミー賞の公式サイトに掲載されている。
<第55回グラミー賞 主要4部門受賞者>
最優秀楽曲賞:FUN.「伝説のヤングマン ~ウィー・アー・ヤング~(feat. ジャネール・モネイ)」
最優秀新人賞:FUN.
最優秀レコード賞:ゴティエ(feat.キンブラ)「サムバディ・ザット・アイ・ユースト・トゥ・ノウ」
最優秀アルバム賞:マムフォード&サンズ『バベル』
放送:「第55回グラミー賞授賞式」
2月11日(月・祝)夜10:00~字幕版 WOWOWで放送
3月30日(土)夜9:15~字幕版 WOWOWでリピート放送
◆WOWOWグラミー賞特設サイト