コルグの名機MS-20をミニ・サイズで復刻!当時の回路を完全再現した本物のアナログ・シンセ「MS-20 mini」

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コルグは、名機「MS-20」の当時の回路を再現し、86%のミニ・サイズに縮小したアナログ・シンセサイザー「MS-20 mini」を4月中旬より発売する。

「MS-20」は、1978年に発表されたコルグのモノフォニック・シンセサイザー。太く粘りのあるサウンド、強烈なアナログ・フィルター、自由自在なパッチングを特徴とし、プロ/アマ問わず高い評価を得た大ベストセラーである。その後、プラグイン・シンセサイザー「MS-20」やiPadアプリ「iMS-20」などのプラットフォームに形を変え、延べ30万の人々に愛されてきた。その「MS-20」が、2013年、再びハードウェアとして蘇った。

ハードウェアとして再び復活を遂げる「MS-20 mini」は、オリジナル版「MS-20」の開発エンジニアが責任監修を務め、当時の回路を完全再現。時代に左右されない特徴的ルックスのボディも、86%ミニ・サイズに縮小し、回路をコンパクトに組み込んでいる。代替部品が必要なところはエンジニアの耳で判断することで当時のサウンドを再現。サウンドについては、「MS-20 miniのサウンドは、少しブライトで過激に聞こえるかもしれません。それは発売当時の部品劣化のない状態のオリジナルのMS-20サウンドそのものです。」としている。

シンセとしての基本スペックは、2VCO/2VCF/2VCA/2EG/1LFO構成。リング・モジュレーターを備えた2系統オシレーター、ホールド、ディレイ可能なエンベロープ・ジェネレーターなど「MS-20」の特徴的なシンセシスを再現している。VCAはオリジナルの基本設計を保ちつつ変更を加え、オリジナルよりもノイズを軽減している。

最大の特徴である、レゾナンスを備えた強烈なハイパス/ローパスフィルターは、「MS-20」の生産時期の前期/後期で別れるフィルター回路のうち、より過激だと評価の高い前期型を採用。「MS-20」の実験的精神の象徴と言える、外部入力音の音程や音量でシンセサイザーをコントロールするエクスターナル・シグナル・プロセッサー(ESP)も搭載。たとえばエレキ・ギターを入力するとギター・シンセサイザー、マイクを入力するとボーカル・シンセサイザーとして使えるようになっている。

高い自由度を誇るパッチング・システムも再現。ジャックをケーブルで結線し各ユニットの接続を変更することで複雑な音づくりが可能。パネルに書かれている「MS-20」のフロー・チャートに沿ってパッチングすれば初心者でも始められる。

本体サイズは、前述のとおりオリジナルから86%にダウンサイジング。小さいながらもノブの形状や印字などの再現にこだわった。またパッチ・コードは標準プラグからミニ・プラグに変更。鍵盤も86%に縮小したものを新設計している。

さらに最新型らしい装備も見逃せない。ノート・メッセージを受信可能なMIDI INとノート・メッセージを送受信可能なUSB-MIDIを用意。コンピューターなどと接続することで、シーケンサーを使用した演奏が可能になる。このほか、製品を収めるパッケージも当時のものを極力再現。オリジナル「MS-20」の取扱説明書や、音色の作り方を記した当時のセッティング・チャートをそのまま同梱。1978年発売当時の感動がよみがえるこだわりぶりもうれしいところだ。電源は付属のACアダプターを使用。パッチ・コード10本も付属する。外形寸法は、493(W)×257(D)×208(H)mm、重量は4.8kg。


◆MS-20 mini
価格:52,290円
発売日:2013年4月中旬発売予定

◆MS-20 mini 製品詳細ページ
◆コルグ
◆KORG MS-20 mini イントロダクション・ムービー
◆BARKS 楽器チャンネル
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