X-DAYは2月9日。謎のカウントダウンが進む黒夢のオフィシャルサイトに、さらなる謎のメッセージが……
1月29日。黒夢を愛する多くの人たちは、この日付に対して特別な感情を抱いているに違いない。1999年、彼らが無期限活動停止を宣言したのがこの日。それから丸10年を経た2009年、日本武道館での一夜限りの復活が実現したのもこの日。さらにその翌年、清春が正式に復活宣言を果たしたのもこの日のことだった。
2013年の1月29日にもきっと何かが起こるのではないか。そう予測/期待していた人たちも少なくないだろう。が、“残念ながら”という言い方には語弊があるかもしれないが、そうした情報はまったく届いていないし、過去に幾度かあったゲリラ的な何かが企まれているという匂いも漂ってこない。が、ひとつ気になる事実がある。
ご存知の通り、ここ最近、黒夢のオフィシャル・サイトを訪れると、意味不明のカウントダウン画面がポップアップされるようになっている。単純に逆算をしてみると、それがゼロを迎えるのは、どうやら2月9日の夜ということになるようだ。2月9日といえば、黒夢にとってはメジャー・デビュー記念日にあたる。1994年、「for dear」が世に解き放たれたのがまさにその日のことだった。さらに言えば、それからちょうど10年を経た2004年2月9日、清春は「EMILY」と題されたシングルでソロ・デビューを果たしている。つまり黒夢が満20歳になるのと同時に、清春自身もソロ始動10周年を迎えることになる。2014年は黒夢、そして清春にとって非常に特別な年になるはずなのだ。
そして今年の2月9日、清春は<天使の詩2013 UNDER THE SKIN>と銘打たれた全国ツアーの一環として、生まれ故郷である岐阜でライヴを行なう。こうした事実関係について、何も感じずにいることには無理があるだろう。実際、筆者自身もそこで何が起こるのかについては現在のところ把握できていない。が、あまりにも象徴的なタイミングで清春が地元のライヴハウスのステージに立つことになるその夜、謎のカウントダウンが着地点に至ったとき、何かが起こらないはずはないと思えてならない。
しかもそのカウントダウン画面に、いつのまにか暗号めいた文字が浮かび上がっていることに読者はお気づきだろうか? 「96 TO CAGE」というその文字の配列が意味するのはいったい何なのか? 96という数字からはクロ、すなわち黒夢を連想させられるが、これを普通に英文として捉えるならば「黒夢を檻(ケイジ)に追い込む」という解釈にもなり得る。考えたくもないことだが、そこからは“封印”といったニュアンスが感じられなくもない。もちろんそれは僕個人の杞憂に終わるのかもしれないし、たとえばアナグラム的にこの暗号の文字配列を変えることで、何か他のメッセージや意味合いが浮かんでくるのかもしれない。
とにかく今は、このカウントダウンがゼロに達する瞬間を待つしかない。そこで、何が伝えられるのか? そして清春は同じ夜のステージ上で何を発することになるのか? 2月9日の到来を、心して待ちたいところである。
text by 増田勇一
◆黒夢 オフィシャルサイト
◆BARKSヴィジュアル系チャンネル「VARKS」
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