楳図かずお、戦慄の歌手デビュー

◆楳図かずお画像
7月27日に発売となる楳図かずおのデビュー作は「新宿烏」。ピンと来た方は楳図かずおフリークであろうか。漫画『おろち』の中で、流しの少女歌手・佳子が、新宿の酒場で演歌を歌う場面がでてくるが、そこで歌われる歌がこの「新宿烏」であった。
楳図かずおの作詞により楽曲化され、2008年公開の映画『おろち』の中で谷村美月によって歌われた「新宿烏」だが、今回ついにガットギターと歌だけの本格演歌作品となって、楳図かずお本人の歌唱でCD化が実現してしまったわけだ。新宿の片隅で行くあてもなく生きる人間の心の暗闇を描いた楽曲を、楳図かずおが情念たっぷりに歌い上げるという、目を背けることの出来ない怖い作品である。

74歳にして本格歌手活動をスタートさせる楳図かずおだが、そもそも音楽活動には熱心であり、ピアノは独学でマスター、譜面も自分で書けるという。これまでも郷ひろみに詞を提供したり、1975年にはCBSソニーより全曲作詞作曲のアルバムをリリースするなど、漫画レベルに負けず劣らずの音楽活動を行なってきたキャリアを持っている。

「新宿烏」
2011年7月27日発売
VICL-36649 1,000円(税込)
初回限定:楳図かずおトレーディングカード入り
※トレカは全7種類のうち1枚封入
※「金のグワシカード」が出たら楳図ハウスにご招待
1.新宿烏
2.ああ、レディ・ハリケーン
3.新宿烏(新宿バージョン)
4.ああ、レディ・ハリケーン(Guwashi Version)
5.新宿烏(オリジナルカラオケ)
6.ああ、レディ・ハリケーン(オリジナルカラオケ)