フジファブリック、再始動を宣言
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この上映會は、2009年12月24日に急逝した志村正彦(Vo/G)の15年越しの夢を実現すべく、2010年7月17日、富士急ハイランド コニファーフォレストにて開催された1日限りのライブイベントを完全版映像にて再現。フジファブリックを軸に、縁の深い錚々たるゲストアーティスト15組を迎えて奏でていく全30曲・計4時間にわたるステージを、大スクリーンで追体験出来る貴重な1日となった。当日の空気感や時間軸もなるべくそのままに体感出来るようにとの計らいで、開演時間を当日と同じ16時に設定。合間の転換・休憩もあえて含めた形で上映が行なわれ、平日の夕方開催にもかかわらず、両会場ともこの日を待ち望んでいた満員の観客で大いに盛り上がった。
志村を含むフジファブリックとゲストアーティストとの交流の深さを物語るエンドロールと、感動的な花火のフィナーレ映像で本編を締めくくった後、スクリーンにはメンバー3人からの予期せぬビデオメッセージが流れるサプライズが。
フジフジ富士Qでも進行役を務めていた金澤ダイスケ(Key)が、「こういった形で3人で皆さんにお目にかかるのはかなり久しぶりのこととなってしまいました」とまずは切り出し、上映會来場者の方々に感謝の意を伝える。フジフジ富士Qというイベント、および完全版上映會のメンバー同士の感想を挟んで、「僕らもこのフジフジ富士Qというイベントを通して、3人で音楽を作っていきたいと思いましたし、一緒に音を鳴らしたいという思いが変わらず強くあることに気づきました」とメンバーを代表して前向きな意思を表明。そして、「今日4月14日はフジファブリックのデビュー7周年記念日でもあるんですが、僕達3人は今後もフジファブリックとして、活動を続けていきたいと思っています。今年中には新しい作品を皆さんの元に届けられるように、今はスタジオに入って音を作っております」と力強く再始動を宣言した。
山内総一郎(G)は、「曲をどんどん出来るだけ録音していって…どういう作品になるかというのはまだ分からないんですけど、乞うご期待」と明るい表情で応え、加藤慎一(B)も二人の言葉にしっかりと頷いて、3人のポジティブな結束感を感じさせるメッセージで上映會は幕を閉じた。
なお、フジファブリックのオフィシャルサイトには、上映會終演直後に、フジファブリックのメンバーからのメッセージがアップされた。上映會でこのビデオメッセージを見られなかった人は、ぜひこちらでチェックし、その固い決意を実感してほしい。
◆フジファブリック・オフィシャル・サイト
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