エルヴィス・プレスリー、33年ぶりとなる奇跡の新録音作品誕生
エルヴィス・プレスリーにとって33年ぶりとなる新録音作品『Viva ELVIS - The Album』が、2010年11月に登場することが発表された。これは事件だ。
◆エルヴィス・プレスリー画像
生誕75年となる2010年、エルヴィス・プレスリー・エンタープライズとラスヴェガスで行なわれているシルク・ドゥ・ソレイユの公演『Viva ELVIS』の協力のもと、エルヴィスの当時のヴォーカルトラックを残し、新たなるサウンドをクリエイトすることで新たに誕生した作品が、『Viva ELVIS - The Album』である。
ラスヴェガス公演で実際に使われている曲およびインスピレーションを得た曲で構成されるこの作品は、1977年6月にリリースした生前ラスト作品『ムーディ・ブルー』以来の33年振りの新録音盤となるものだ。
1954年の衝撃的なデビュー、エルヴィスのキャリアのスタートは、新しい音楽の歴史のスタートでもある。ありとあらゆる記録を塗り替え、あらゆるシーンと人々に多大な影響を与え、42才という若さでこの世を去っていった。そして今もなお、キング・オブ・ロック:エルヴィス・プレスリーは、ポップカルチャーにおける最大の象徴的かつパワフルな存在の一つであり続けている。
「エルヴィス以前には何もなかった」──ジョン・レノン
エルヴィス以降、世界の若者文化や音楽は一変した。当時テレビでは映すことの許されなかった腰の振りと声のパワーを武器に、エルヴィスは様々な障壁を乗り越え、現状を打破し、音楽、映画、ファッションの世界に革命をもたらしながら、性別、階級、人種、世代間の関係にとてつもない変化が起きようとしていることを知らしめた。そのスピリットは、この『Viva ELVIS - The Album』にも息づいているのである。
エルヴィス・サウンドの革命的な衝撃がさらに加速するかのごとく、現代的な視点においてもエルヴィスのスピリットとエッセンスは研ぎ澄まされていたようだ。アルバムでは実に幅広い新たな音楽的設定をもち、そこでエルヴィスのヴォーカル・パフォーマンスが存分に発揮される形となっている。ブルース、ロカビリー、ゴスペル、フォークからポップに至るまで、あらゆるジャンルをマスターしていったエルヴィス自身の多才ぶりが映し出されていると同時に、ここにはガレージ・ロック、パンク、アーバン、ヒップホップといった要素までもが取り込まれているという。
「もしも今の時代に、エルヴィスが彼の持ち歌を初めて歌うとしたら、どんな感じになっていただろう?」と問いかけるのは、アルバムのプロデューサー兼アレンジャーで、シルク・ドゥ・ソレイユによる『Viva ELVIS』の音楽監督とアレンジャーも務めるエリック・ヴァン・トルノーだ。
「私たちは彼の音楽と未来の世代のファンとをつなぐ架け橋を築きながら、エルヴィス・プレスリーの魂と精神を呼び覚まそうとしたのです」──エリック・ヴァン・トルノー
『Viva ELVIS』の音楽に取り組む際、エリック・ヴァン・トルノーは、エルヴィスが残した無数のアルバム、フィルム、ライヴ録音、インタビュー、ホームレコーディングを、3,000時間以上を費やして聴き直し見直すところから始まったという。そのプロセスを通じて、彼らはエルヴィスの曲を17,000以上サンプリング。そして、それがショーの素材となり、この作品へと繋がっていった。
数万ものエルヴィスの声のサンプリングに取り組みながら、ヴァン・トルノーとボンバーディアは、時にはキーやテンポといった細部を変えながら、いくつかのシークエンスやサウンドを同じ一つの曲に織り込むこともあったという。『Viva ELVIS - The Album』を作るに当たっても、クラシックなレコーディングにラガ、パンク、あるいはヒップホップなどの要素を取り込みながら、曲に込められた感情的な昂ぶりを引き出すように試みたというが、どの曲においても最終的な目標は「オリジナル録音が持つエッセンスに敬意を表し理解すること」だったのだ。
活躍したすべての時代におけるエルヴィスの音楽的才能を讃え、『Viva ELVIS - The Album』には、一気にスターの座に駆け上がった1950年代、映画出演とサントラの制作が中心となった1960年代、そして『'68カムバック・スペシャル』でのステージへの輝かしい復帰、そして1970年代、ラスヴェガスでの革新的な登場に至るまでの曲が収録されたようだ。「バーニング・ラヴ」「サスピシャス・マインド」「ブルー・スエード・シューズ」「イッツ・ナウ・オア・ネヴァー」といった曲が、『Viva ELVIS - The Album』のために、今までに類のない再創造が行なわれ、新しい息吹が吹き込まれた21世紀のエルヴィスに姿を変えたのだ。
『Viva ELVIS - The Album』は、ロック界で最初にして最大のスーパースターが21世紀に復活する、奇跡の作品だ。
『Viva ELVIS - The Album』
2010年11月日本盤発売予定
◆エルヴィス・プレスリー画像
生誕75年となる2010年、エルヴィス・プレスリー・エンタープライズとラスヴェガスで行なわれているシルク・ドゥ・ソレイユの公演『Viva ELVIS』の協力のもと、エルヴィスの当時のヴォーカルトラックを残し、新たなるサウンドをクリエイトすることで新たに誕生した作品が、『Viva ELVIS - The Album』である。
ラスヴェガス公演で実際に使われている曲およびインスピレーションを得た曲で構成されるこの作品は、1977年6月にリリースした生前ラスト作品『ムーディ・ブルー』以来の33年振りの新録音盤となるものだ。
1954年の衝撃的なデビュー、エルヴィスのキャリアのスタートは、新しい音楽の歴史のスタートでもある。ありとあらゆる記録を塗り替え、あらゆるシーンと人々に多大な影響を与え、42才という若さでこの世を去っていった。そして今もなお、キング・オブ・ロック:エルヴィス・プレスリーは、ポップカルチャーにおける最大の象徴的かつパワフルな存在の一つであり続けている。
「エルヴィス以前には何もなかった」──ジョン・レノン
エルヴィス以降、世界の若者文化や音楽は一変した。当時テレビでは映すことの許されなかった腰の振りと声のパワーを武器に、エルヴィスは様々な障壁を乗り越え、現状を打破し、音楽、映画、ファッションの世界に革命をもたらしながら、性別、階級、人種、世代間の関係にとてつもない変化が起きようとしていることを知らしめた。そのスピリットは、この『Viva ELVIS - The Album』にも息づいているのである。
エルヴィス・サウンドの革命的な衝撃がさらに加速するかのごとく、現代的な視点においてもエルヴィスのスピリットとエッセンスは研ぎ澄まされていたようだ。アルバムでは実に幅広い新たな音楽的設定をもち、そこでエルヴィスのヴォーカル・パフォーマンスが存分に発揮される形となっている。ブルース、ロカビリー、ゴスペル、フォークからポップに至るまで、あらゆるジャンルをマスターしていったエルヴィス自身の多才ぶりが映し出されていると同時に、ここにはガレージ・ロック、パンク、アーバン、ヒップホップといった要素までもが取り込まれているという。
「もしも今の時代に、エルヴィスが彼の持ち歌を初めて歌うとしたら、どんな感じになっていただろう?」と問いかけるのは、アルバムのプロデューサー兼アレンジャーで、シルク・ドゥ・ソレイユによる『Viva ELVIS』の音楽監督とアレンジャーも務めるエリック・ヴァン・トルノーだ。
「私たちは彼の音楽と未来の世代のファンとをつなぐ架け橋を築きながら、エルヴィス・プレスリーの魂と精神を呼び覚まそうとしたのです」──エリック・ヴァン・トルノー
『Viva ELVIS』の音楽に取り組む際、エリック・ヴァン・トルノーは、エルヴィスが残した無数のアルバム、フィルム、ライヴ録音、インタビュー、ホームレコーディングを、3,000時間以上を費やして聴き直し見直すところから始まったという。そのプロセスを通じて、彼らはエルヴィスの曲を17,000以上サンプリング。そして、それがショーの素材となり、この作品へと繋がっていった。
数万ものエルヴィスの声のサンプリングに取り組みながら、ヴァン・トルノーとボンバーディアは、時にはキーやテンポといった細部を変えながら、いくつかのシークエンスやサウンドを同じ一つの曲に織り込むこともあったという。『Viva ELVIS - The Album』を作るに当たっても、クラシックなレコーディングにラガ、パンク、あるいはヒップホップなどの要素を取り込みながら、曲に込められた感情的な昂ぶりを引き出すように試みたというが、どの曲においても最終的な目標は「オリジナル録音が持つエッセンスに敬意を表し理解すること」だったのだ。
活躍したすべての時代におけるエルヴィスの音楽的才能を讃え、『Viva ELVIS - The Album』には、一気にスターの座に駆け上がった1950年代、映画出演とサントラの制作が中心となった1960年代、そして『'68カムバック・スペシャル』でのステージへの輝かしい復帰、そして1970年代、ラスヴェガスでの革新的な登場に至るまでの曲が収録されたようだ。「バーニング・ラヴ」「サスピシャス・マインド」「ブルー・スエード・シューズ」「イッツ・ナウ・オア・ネヴァー」といった曲が、『Viva ELVIS - The Album』のために、今までに類のない再創造が行なわれ、新しい息吹が吹き込まれた21世紀のエルヴィスに姿を変えたのだ。
『Viva ELVIS - The Album』は、ロック界で最初にして最大のスーパースターが21世紀に復活する、奇跡の作品だ。
『Viva ELVIS - The Album』
2010年11月日本盤発売予定
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