元スカパラ、冷牟田竜之がソロプロジェクト始動

ポスト

「触ると血が出てきそうな生々しい音、極限の集中力、炸裂するエナジー」…資料には、DAD MOM GOD(ダッド・マム・ゴッド)のサウンドはこのように表現されていた。

DAD MOM GODは、元スカパラの冷牟田竜之のソロプロジェクトである。冷牟田竜之は東京スカパラダイスオーケストラを脱退後、以前の事故によってズタズタになっていた左足首を手術しリハビリを続けながら、新しいバンドの構想を練ってきたという。

2009年末、メンバー1人1人に会い、そこでDAD MOM GODは生まれた。そしてSexy Stones Recordsを主催する浅井健一に話をし、2010年1月レコーディングがスタート。ヴィンテージの録音機材を使用し、真剣勝負のスリリングな一発録音で、奇跡のワンテイクOKのライヴ感あふれる音が封じ込まれているという。

全14曲のうち、スカパラ時代の楽曲が5曲再録音されており、今の空気感でセルフカバーされたDAD MOM GODのサウンドだ。ドラムは以前スカパラのツアーにも参加したことのある中村達也(LOSALIOS、FRICTION)が4曲叩いており、5曲をルースターズ時代から敬愛する池畑潤二(ROCK'N'ROLL GYPSIES)が叩く。この9曲のギターは森雅樹(EGO-WRAPPIN')、ベースはウエノコウジ(the HIATUS)、そしてホーンセクションは、トランペットはタブゾンビ(SOIL &“PIMP”SESSIONS)、サックスに田中邦和、青木ケイタと強力な布陣で脇を固めている。

そして今回、冷牟田がトースティングの他、ボーカルを4曲とっており、独特のその歌声が存在感を際立たせているという。バンド演奏9曲以外の5曲は、冷牟田のプログラミングによって作られている。

「このCDを鳴らすその場所がパワースポットになる、そんなCDを作った。独得の太い音と疾走、爆走する演奏を楽しんで下さい。そして、みんなこのCDでテンション上げて毎日頑張ってほしい。」──冷牟田竜之

DAD MOM GODの初ライヴは5月、テンション高くクールな男達7人がステージに立つ。初期衝動にも似た肉感的なグルーブとエッジの立ったサウンドが体感できる稀有な空間となることだろう。

『Poems likes the Gun』
4月28日発売

DAD MOM GODライブメンバー
・冷牟田竜之(Agitate-man/Gt/A-Sax)
・池畑潤二(ROCK'N'ROLL GYPSIES)(Dr)
・ウエノコウジ(the HIATUS)(B)
・森雅樹(EGO-WRAPPIN')(G)
・タブゾンビ(SOIL&“PIMP"SESSIONS)(Tp)
・田中邦和(Sax)
・青木馨大(B-Sax)

<DAD MOM GODライブ>
5/1(土)or5/2(日)ARABAKI ROCK FEST.10
5/4(祝)東京リキッドルーム
5/15(土)福岡DRUM LOGOS
5/17(月)大阪CLUB QUATTRO
5/18(火)名古屋CLUB QUATTRO
この記事をポスト

この記事の関連情報