真冬なのにメチャクチャ熱い、BEAT CRUSADERS<BOYZ OF SUMMER '09>
10月17日(木)に新木場STUDIO COASTで<BOYZ OF SUMMER '09>が行なわれた。これはお面の騎士、BEAT CRUSADERSによる自主企画フェスで、今回で6回目を迎える。そのフェス・タイトルどおり例年は夏に行なわれてきたが、今回は冬、しかも平日の昼間からという無謀とも思える開催。早くもドS(というかSはヒダカ&クボタの二人だけと思われる)なバンドらしさを発揮である。
◆真冬なのにメチャクチャ熱い、BEAT CRUSADERS<BOYZ OF SUMMER '09> ~画像編~
そのヒダカからこんな公式コメントも発表されている。
◆ ◆ ◆
「2004年8月17日…世間がアテネ・オリンピックで盛り上がっている最中、東京は上野の水上音楽堂にて初めて開催したBEAT CRUSADERS主催による“プチ”音楽祭が<BOYZ OF SUMMER>です。その年の7月22日、BEAT CRUSADERSは『ApopCALYPSE NOW~地獄のPOP示録~』というミニ・アルバムでメジャー・デビューし、インディーから活動のフィールドを移しながらも「根底にあるブレのない音楽愛」を表現する方法を模索していました。そんな中、群雄割拠し始めた“夏フェス”の体裁を借りつつ「インディーとかメジャーとか関係なく良いモノ」を提示する方法論の一つとして<BOYZ OF SUMMER>開催を計画したのです。
そもそもの定義も曖昧ではありますが“J-POP”というフィールド…そこにいるという自覚を持ちながら、我々にしか発信できないであろう新しい音楽像を提示する場になれば…という願いを込めて、BEAT CRUSADERSメムバー自ら企画・運営しているイベントがこの<BOYZ OFSUMMER>です。
毎年、場所を変え、形を変え、いまだに模索中の稚拙なイベントではありますが、前年度より少しでも良くなるように、ちょっとずつ工夫・改善しているイベントでもあります。アナタの音楽観にささやかでも新しい風を送り込めたらという意思のもと、我々自身も毎年が新しい発見の連続です。音楽の可能性と良心を感じることが出来るように丹精込めて開催しますので、お時間あれば遊びに来て下さい」──ヒダカトオル/BEAT CRUSADERS
◆ ◆ ◆
こんなこと言われたら、奥様、イクしかないじゃないですか。一晩限り遊ばれてもいいわよ、というわけで行っちゃいマシータ、平日の真っ昼間からドピュッと。
開場前からBEAT CRUSADERSのメンバーが会場内をチェックスしておりましたよ。今回もIDOL PUNCHのRACCO氏のお店、ラコス・バーガーが出店していたんだけど、HAWAIIAN6&FUCK YOU HEROES主宰のイベント“1997”のときのようにゲリラ・ライブをしないように、目を光らせながら揚がったばかりのポテトも味見。本日も“まいう~”な仕上がりに満足のご様子のメンバー。
楽屋はどんな具合かと見に行ったら、茶色の大きめなバッグを持ち、エディ柄のオーバーオールを着た人物を発見。バッグの中身は秘密兵器というから、ますます怪しい。挙動不審かつ危険人物かもしれない。いや、待て。平日の昼間からそんな格好で歩いているのは日本で唯一人、カトウタロウぐらいのもんだ。そのタロウがバッグから取り出したのは、エディ柄にペイントされたスタインバーガー・タイプのギターだった。この日のステージでは使われなかったが、楽屋にはバンブルビーも用意されていた。さらに5150タイプ、WOLFGANGとか、エディ・モデルは5~6本はあるとか、聞いてもいないのに自慢話まで始める。やはり、うざいヤツである。
そんな感じで戯れていたら、いよいよ開演。オープニングMCを務めるのは、サンタクロース帽子をかぶったクボタマサヒコ、マシータの二人。「夏フェスが多くて、夏フェスの終わり=今年も終わりみたいな感じになるのは寂しい」とクボタが言えば、温かい家庭持ちのマシータが「やっぱり独り身はさみしいんだね」とツッコミを入れる。「うるせー」と切り返しつつ「うちは冬フェスを今年はやっちゃおうかと思いまして」とクボタ。二人の呼吸ピッタリのトークから<BOYZ OF SUMMER '09>の開会が宣言された。
今回、メインの“KEIYO-SEN STAGE”の他に、“RINKAI-SEN STAGE”、バーカウンターの近くに“YURAKUCHO-SEN STAGE”と合計3ステージを設置。HALFBY、PARAELE STRIPES、WISE feat. Kat's Crew、木村世治、SUGIURUMN、Yacht.、AVENGERS IN SCI-FI、ASPARAGUS、TROPICAL GORILLA、HAWAIIAN6、カジヒデキ、SCOOBIE DO、そしてBEAT CRUSADERSという総勢13アーティストが競演。その顔ぶれからもバンドものあり、弾き語りあり、DJありと、ジャンルもスタイルもバラバラなのはお分かりいただけるだろう。ライブ中、ヒダカが「バラバラなジャンルだけどしょうがない。だって全部、好きなんだもん」と申してましたが、事実、ヒダカはカジヒデキや木村世治など4ステージに飛び入り。
各バンドのライブについては、来年1月下旬発売のGiGS3月号、シェクター・ギターのウェブマガジンなどで詳しくレポートしようと思っておりま(●コ)す。ただ、各バンドとも、楽しもう&楽しませようって気持ちが強く、それがエンターテイメント性あるステージにつながり、真冬なのにメチャクチャ熱いフェスになった。それに目的のアーティストだけ観る人もいなくて、音楽が好きっていうお客さんと奥様ばっかり。素晴らしい一体感で包まれる会場だった。
それを象徴したのが、BEAT CRUSADERSのアンコールの一幕。この日の出演者がお面をつけてステージに登場。これだけバンドがそろっているというのに、歌うのはカラオケで「WE ARE THE WORLD」。微妙に物真似して歌う出演者もいて、ヒダカ、大爆笑である。また、こんなにおバカでステキな人たちはいないってことでBEAT CRUSADERSの「FOOL GROOVE」もみんなで披露。さらに鳴りやまぬオマ●コールに応え、予定になかったダブル・アンコールで2曲、BEAT CRUSADERSがプレイ。大成功の<BOYZ OF SUMMER '09>になった。
<BEAT CRUSADERS@BOYZ OF SUMMER 09 2009年12月17日>
SE ~SUSQUATCH~
1.E.C.D.T
2.LAST SONG
3.FEEL
4.BLOCKBASTARD
5.CUM ON FEEL THE NOIZE
6.TREASON
7.BECAUSE
8.LET IT GO
9.ACID COLOR ZOO(CHew-STie BOYZ)
ENCORE1
1.WE ARE THE WORLD
2.FOOL GROOVE
ENCORE2
1.BE MY WIFE
2.ACID COLOR ZOO(CHew-STie BOYZ)
長谷川幸信
◆真冬なのにメチャクチャ熱い、BEAT CRUSADERS<BOYZ OF SUMMER '09> ~画像編~
そのヒダカからこんな公式コメントも発表されている。
◆ ◆ ◆
「2004年8月17日…世間がアテネ・オリンピックで盛り上がっている最中、東京は上野の水上音楽堂にて初めて開催したBEAT CRUSADERS主催による“プチ”音楽祭が<BOYZ OF SUMMER>です。その年の7月22日、BEAT CRUSADERSは『ApopCALYPSE NOW~地獄のPOP示録~』というミニ・アルバムでメジャー・デビューし、インディーから活動のフィールドを移しながらも「根底にあるブレのない音楽愛」を表現する方法を模索していました。そんな中、群雄割拠し始めた“夏フェス”の体裁を借りつつ「インディーとかメジャーとか関係なく良いモノ」を提示する方法論の一つとして<BOYZ OF SUMMER>開催を計画したのです。
そもそもの定義も曖昧ではありますが“J-POP”というフィールド…そこにいるという自覚を持ちながら、我々にしか発信できないであろう新しい音楽像を提示する場になれば…という願いを込めて、BEAT CRUSADERSメムバー自ら企画・運営しているイベントがこの<BOYZ OFSUMMER>です。
毎年、場所を変え、形を変え、いまだに模索中の稚拙なイベントではありますが、前年度より少しでも良くなるように、ちょっとずつ工夫・改善しているイベントでもあります。アナタの音楽観にささやかでも新しい風を送り込めたらという意思のもと、我々自身も毎年が新しい発見の連続です。音楽の可能性と良心を感じることが出来るように丹精込めて開催しますので、お時間あれば遊びに来て下さい」──ヒダカトオル/BEAT CRUSADERS
◆ ◆ ◆
こんなこと言われたら、奥様、イクしかないじゃないですか。一晩限り遊ばれてもいいわよ、というわけで行っちゃいマシータ、平日の真っ昼間からドピュッと。
開場前からBEAT CRUSADERSのメンバーが会場内をチェックスしておりましたよ。今回もIDOL PUNCHのRACCO氏のお店、ラコス・バーガーが出店していたんだけど、HAWAIIAN6&FUCK YOU HEROES主宰のイベント“1997”のときのようにゲリラ・ライブをしないように、目を光らせながら揚がったばかりのポテトも味見。本日も“まいう~”な仕上がりに満足のご様子のメンバー。
楽屋はどんな具合かと見に行ったら、茶色の大きめなバッグを持ち、エディ柄のオーバーオールを着た人物を発見。バッグの中身は秘密兵器というから、ますます怪しい。挙動不審かつ危険人物かもしれない。いや、待て。平日の昼間からそんな格好で歩いているのは日本で唯一人、カトウタロウぐらいのもんだ。そのタロウがバッグから取り出したのは、エディ柄にペイントされたスタインバーガー・タイプのギターだった。この日のステージでは使われなかったが、楽屋にはバンブルビーも用意されていた。さらに5150タイプ、WOLFGANGとか、エディ・モデルは5~6本はあるとか、聞いてもいないのに自慢話まで始める。やはり、うざいヤツである。
そんな感じで戯れていたら、いよいよ開演。オープニングMCを務めるのは、サンタクロース帽子をかぶったクボタマサヒコ、マシータの二人。「夏フェスが多くて、夏フェスの終わり=今年も終わりみたいな感じになるのは寂しい」とクボタが言えば、温かい家庭持ちのマシータが「やっぱり独り身はさみしいんだね」とツッコミを入れる。「うるせー」と切り返しつつ「うちは冬フェスを今年はやっちゃおうかと思いまして」とクボタ。二人の呼吸ピッタリのトークから<BOYZ OF SUMMER '09>の開会が宣言された。
今回、メインの“KEIYO-SEN STAGE”の他に、“RINKAI-SEN STAGE”、バーカウンターの近くに“YURAKUCHO-SEN STAGE”と合計3ステージを設置。HALFBY、PARAELE STRIPES、WISE feat. Kat's Crew、木村世治、SUGIURUMN、Yacht.、AVENGERS IN SCI-FI、ASPARAGUS、TROPICAL GORILLA、HAWAIIAN6、カジヒデキ、SCOOBIE DO、そしてBEAT CRUSADERSという総勢13アーティストが競演。その顔ぶれからもバンドものあり、弾き語りあり、DJありと、ジャンルもスタイルもバラバラなのはお分かりいただけるだろう。ライブ中、ヒダカが「バラバラなジャンルだけどしょうがない。だって全部、好きなんだもん」と申してましたが、事実、ヒダカはカジヒデキや木村世治など4ステージに飛び入り。
各バンドのライブについては、来年1月下旬発売のGiGS3月号、シェクター・ギターのウェブマガジンなどで詳しくレポートしようと思っておりま(●コ)す。ただ、各バンドとも、楽しもう&楽しませようって気持ちが強く、それがエンターテイメント性あるステージにつながり、真冬なのにメチャクチャ熱いフェスになった。それに目的のアーティストだけ観る人もいなくて、音楽が好きっていうお客さんと奥様ばっかり。素晴らしい一体感で包まれる会場だった。
それを象徴したのが、BEAT CRUSADERSのアンコールの一幕。この日の出演者がお面をつけてステージに登場。これだけバンドがそろっているというのに、歌うのはカラオケで「WE ARE THE WORLD」。微妙に物真似して歌う出演者もいて、ヒダカ、大爆笑である。また、こんなにおバカでステキな人たちはいないってことでBEAT CRUSADERSの「FOOL GROOVE」もみんなで披露。さらに鳴りやまぬオマ●コールに応え、予定になかったダブル・アンコールで2曲、BEAT CRUSADERSがプレイ。大成功の<BOYZ OF SUMMER '09>になった。
<BEAT CRUSADERS@BOYZ OF SUMMER 09 2009年12月17日>
SE ~SUSQUATCH~
1.E.C.D.T
2.LAST SONG
3.FEEL
4.BLOCKBASTARD
5.CUM ON FEEL THE NOIZE
6.TREASON
7.BECAUSE
8.LET IT GO
9.ACID COLOR ZOO(CHew-STie BOYZ)
ENCORE1
1.WE ARE THE WORLD
2.FOOL GROOVE
ENCORE2
1.BE MY WIFE
2.ACID COLOR ZOO(CHew-STie BOYZ)
長谷川幸信
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