クイーンのブライアン・メイ、今度は3D写真の本を出版

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数年前大学へ戻り宇宙物理学の博士号を取り直し、学者と一緒に宇宙の始まりについての本を執筆したブライアン・メイ。彼には音楽や宇宙のほかにもう1つ、長年に渡り強く惹かれてきたものがある。それは3D写真。ブライアン・メイは今度、それに関する本を出版することになった。

ブライアン・メイはクイーンのツアーで世界を回りながら、何千枚もの立体写真を集めてきたという。彼はBBCにこう話している。「そう、ツアーをやっている間、世界中のディーラーと交流できたんだ。たいていは彼らをギグに招待した。驚いてたよ。彼らの世界とは全く違うんだから。彼らが持ってきてくれた写真が、その夜のご褒美ってわけ。その夜の演奏の見返りってわけだよ!」

立体写真の魅力をこう話している。「まず写真を目にし、それからその素晴らしい立体構造に気づく。中を歩き回れるようだ」

とくに1850年代に60近いステレオ・カード(ステレオ・カメラで撮った2枚の写真をセットにしたカード。ステレオプティコンを通じ立体的に見える)を制作したトーマス・リチャード・ウィリアムスの作品に強く惹かれたらしい。今回、写真の歴史家とともにそのウィリアムスの写真集『A Village Lost And Found』を出版することになった。

ブライアン・メイは写真だけでなく3D映画も好きで、3Dテレビの登場も楽しみにしているそうだ。

『A Village Lost And Found』は今週、英国にてFrances Lincolnより出版される。

Ako Suzuki, London
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