UK最高峰のアワード、無名の女性ラッパーが受賞

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9月8日、UKで最も誉れ高いアワードといわれるマーキュリー・プライズの受賞者が発表された。授賞式数時間前の予想ではフローレンス&ザ・マシーンが最有力とみられていたが、このアワードにはよくあるダークホースが2009年も出現。大半の予想に反し、ロンドン出身の女性ラッパーSpeech Debelle(『Speech Therapy』)がその栄誉を手にした。

UK/アイルランドのアーティストの最優秀アルバムを選ぶ同賞には今年、フローレンス・アンド・ザ・マシーン(『Lungs』)のほか、カサビアン(『West Ryder Pauper Lunatic Asylum』)、ラ・ルー(『La Roux』)、ホラーズ(『Primary Colours』)、バット・フォー・ラッシェズ(『Two Suns』)など12作品がノミネートされていた。

Speech Debelleはロンドン出身の25歳。受賞したデビュー・アルバム『Speech Therapy』は先月リリースされたが、チャート・インはしてはいなかった。ラッパーの受賞は2003年のディジー・ラスカル以来となる。

今年18回目を迎えたマーキュリー・アワーズは、これまでプライマル・スクリーム、スウェード、ポーティスヘッド、パルプ、PJ・ハーヴェイ、フランツ・フェルディナンド、アークティック・モンキーズ、クラクソンズ、エルボーなどが受賞している。

Ako Suzuki, London
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