<ジョン・レノン スーパー・ライヴ>、ピースを世界へ

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19時過ぎからスタートしたコンサートのオープニング・パフォーマンスを飾ったのは奥田民夫、トータス松本、斉藤和義、ゆずの競演によるメドレー。このコンサートでしか観る事の出来ない貴重なステージだ。その後も各アーティストがジョンへの想いなどを語りながら、ジョンやザ・ビートルズの楽曲を披露。会場を大いに沸かせていたが、中でも注目を集めたのは現在国民的人気を誇る女優の宮崎あおい。“ジョンの残した言葉や想いを多くの人に伝えるお手伝いがしたい”と語っていた彼女は、ジョンの名曲「イマジン」と「ラヴ」の詞の朗読で参加、ステージに登場するなり大きな声援が起こり、会場を大いに盛り上げていた。
他にも、夏木マリは歌の合間に、戦火のアフガニスタンからパキスタンに逃れ、このコンサートのおかげで、憧れていた学校に通えることとなった12歳の少女の感謝に満ちた手紙を紹介、また、初出演のCharは奥田民夫とビートルズの名曲「Come Together」で競演するなど、見所の尽きないステージとなったが、そんな中、自身はレコーディングのため会場に来ることはできなかったため映像での参加となたショーン・レノンが、初めて、父ジョン・レノンにささげる未発表曲「Listen」を披露、父に対する想いを綴った歌詞に多くのファンが心を打たれていた。
コンサートの終盤ではオノ・ヨーコがステージ上に登場、オノ・ヨーコのパフォーマンスである光を使った芸術「オノコード」で、出演者、観客の全員が光で“I Love You”を表現、会場が光の芸術でひとつとなった。

今回のこのコンサートによって、アジア・アフリカに、また新たに子供たちのための学校が作られることとなる。
なお、このコンサートに先がけ、オノ・ヨーコは12月2日、東京有楽町のニッポン放送イマジン・スタジオで記者会見を行なっているが、その時オノ・ヨーコから提供された“ピース”の破片のプレゼントをEMIミュージック・ジャパンのジョン・レノンのサイトで実施している。「時を超えるアートパフォーマンス」として提供されたこの壺の破片(Piece)は、平和(Peace)との掛けことばであると同時に、砕けた壺の破片を、現在の世界の現況にたとえている。10年後の12月2日、このピースを受け取った人に有楽町・イマジンスタジオ持ち寄ってもらい、修復する計画だ。
<Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライブ>
2008年12月8日 @日本武道館
主な出演アーティスト
【常連組】奥田民生(5回目の出演)、吉井和哉(4回目)、斉藤和義(3回目)、BONNIE PINK(3回目)、LOVE PSYCHEDELICO(4回目)、THE SUNDAY DRIVERS(2回目)
【初出演】宮崎あおい、絢香、斎藤ノブ+夏木マリ、フジファブリック、Salyu
【復帰組】ゆず(7年ぶり2回目)、トータス松本(6年ぶり2回目)
オノ・ヨーコ
◆ジョン・レノン・オフィシャルサイト
◆iTunes Store ジョン・レノン(※iTunesが開きます)
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