ポニョの“もう一つの主題歌”にも注目

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♪ポ~ニョポニョポニョのフレーズで大ヒット中の、藤岡藤巻と大橋のぞみによる「崖の上のポニョ」。この曲は、言わずと知れた映画『崖の上のポニョ』の主題歌として、チビッコから大人までをも魅了しているが、実は、“もう一つのポニョの主題歌”として注目を集めつつある楽曲が存在する。

その“もう一つのポニョの主題歌”のタイトルは「海のおかあさん」で、オペラ歌手の林正子が歌唱している。作詞は、『千と千尋の神隠し』の主題歌「いつも何度でも」の覚和歌子と宮崎駿監督が担当。

映画の冒頭に流れるこの楽曲は、映画と同じように、海を風景や背景として捉えた歌ではなく“海そのもの”の歌を作りたいと願っていた宮崎監督が、一編の詩に出会ったことから誕生した。それは、『千と千尋の神隠し』の主題歌「いつも何度でも」の作詞を担当した、覚和歌子の詩集『海のような大人になる』(理論社刊)の中の一編の詩「さかな」で、監督が思い描いていた“海そのもの”が表現されていたその詩に感銘を受けた宮崎監督が、その詩を元に「海のおかあさん」の歌詞を書き上げたのだそうだ。

なお、「海のおかあさん」は『崖の上のポニョ サウンドトラック』に収録されている。

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