メタリカ「全てがうまく行ったら、それはおかしい」

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メタリカのフロントマン、ジェームズ・ヘットフィールドが、バンド・メイト、ラーズ・ウルリッヒ(Dr)との27年間におよぶ関係について語った。バンドのドキュメンタリー映画『メタリカ:真実の瞬間』を観た人ならわかると思うが、ヘットフィールドとウルリッヒは、バンドや曲のコントロールをめぐり口論を繰り返している。しかし、このケンカこそがエネルギーの元となっているそうだ。

◆映画『メタリカ:真実の瞬間』予告編

ヘットフィールドは『The Sun』紙のインタヴューでこう話した。「俺たちの関係が、メタリカを特別なものにしている一因でもある。全てがうまく行ってたら、それはおかしいってことだ。摩擦は必要なんだ。それがエネルギーやインスピレーション、前進を生み出すんだからな」

しかし、最近は年をとったせいか、メンバー間の口論が減ったという。ラーズはこう話している。「俺は44だ。野菜を食べろってことで子供たちと十分、ケンカになってるからな。9曲目で誰のギター・ソロを使うかなんてことで争いたくないんだよ(笑)」

結成27年、メタリカは間もなく10枚目のアルバム『Death Magnetic』をリリース。現在、オフィシャル・サイト(Metallica.com)では収録曲「My Apocalypse」がフルで試聴できる。

Ako Suzuki, London
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