ダフィー、ブラック・シンガーからの苦言に反発

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カニエ・ウェストとのコラボ「American Boy」が4週連続でNo.1に輝いているブラック・シンガーEstelleが「アデルやダフィはソウル・シンガーとはいえない」と発言したことに対し、ダフィが「肌の色は関係ない」と反発した。

Estelleは最近、いくつかのインタヴューで「ソウルを歌う黒人アーティストがマスコミに取り上げられていない」「アデルやダフィでソウル・ミュージックが再評価されたなんて言って欲しくない」「私たち(黒人)はソウル・ミュージックがどんなものかわかっている」などと発言していた。

これに対し、ダフィが反論の声を上げた。彼女はBBCにこう話している。「才能と情熱があるなら、肌の色なんて関係ないと思うわ。わたしたち、50年代に生きてるわけじゃないのよ。いろんな文化が混じった国にいるのよ」また、MTVのインタヴューでは「自分のことをソウル・ミュージックだと定義つけるつもりはないわ。でもその影響は受けてる。忘れちゃいけないのは、いまの若い子たちは60'sや70'sの偉大なソウル・ミュージックを知らないってこと。だから、わたしはそういった影響を自分なりに解釈して今風に再構築してるのよ」と話した。

Estelleの言い分もわかるが、日本でも相撲界では外人力士が、演歌の世界では黒人シンガーが活躍する時代。「才能と情熱さえあれば、肌の色なんて関係ない」というダフィの発言ももっともだ。

Ako Suzuki, London
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