コリィ・テイラー、カニエ・ウェストのステムプレイヤーでの新作リリース「アホ」

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スリップノットのコリィ・テイラーが、新作を自身のステムプレイヤーを通じリリースしたカニエ・ウェスト(Ye)を批判した。カニエは、楽曲をステムデータに分割して、ヴォーカル、ドラム、ベースなど各パートの音量をリスナーがコントロールできるという音楽再生機器を開発し、先月23日、ニュー・アルバム『Donda 2』をそのステムプレイヤー独占でリリースした。ステムプレイヤーは200ドル(約2万3,000円)で販売されている。

◆コリィ・テイラー画像

テイラーは英国のフリーペーパー『Metro』のインタビューで、馬鹿げていると考える理由をこう説明した。「(解体した)車のパーツ全てを誰かの家に送るようなものだ。無料の車だ。でも、どうやって組み立てるかは自分で考えなってなもんだろ。リスナーがそれにアクセスでき、自分と同じテクノロジーを持つと見なしてるわけだ。でも、それをやるのはアホだ。マジかよ、この方法は上手く行かない」

ステムプレイヤーの価格に対しても、世界的にインフレが加速している中「家賃の支払いだって大変なのに、これはない」と一蹴。「横柄で馬鹿げてる。もし、俺らがそんなことしたら悪者扱いされる。でも、人々は彼のことを天才って見てるだろうからな。頼むから、現実を見て、CDにし人々に提供しろだ。みんなが聴ける方法でやれよ」

『Donda 2』は現時点、特殊なフォーマットのみでリリースされているため、ビルボード・チャートの対象外となる。



Ako Suzuki
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