ピンク・フロイド、幻の映画『雲の影』日本上陸
▲『More(モア)』 |
ドラッグ、音楽、イビサ島…地中海を照りつける太陽と海を舞台に、セックスとドラッグによって破滅へと向うカップルを描いた『More(モア)』。'60年代後半に盛り上がったサイケデリック・カルチャーをクールに退廃的に描き出した歴史的傑作だが、二人を麻薬の世界へと引きずり込んでいく、絶望的なまでに美しいサウンドを創り出すのは、映画音楽を担当するピンク・フロイドであった。
バルベ・シュローデル監督にとって処女作であった『モア』に続き、再びピンク・フロイドを音楽に起用し製作された映画が『ラ・ヴァレ(雲の影)』だが、なんとこの作品はこれまで日本未上陸…そんな『ラ・ヴァレ(雲の影)』がここにきて、1972年の作品が35年の時を経て日本初公開となることが決定した。
▲『ラ・ヴァレ(雲の影)』 |
ピンク・フロイドは、パリ郊外のスタジオで完成済みの映像を観ながら曲のアイディアを浮かべてレコーディング。多彩で魔性のメロディが、永遠に俗世に戻れないような雰囲気を見事に創造しているかのようだ。
日本未公開のまま35年の時が過ぎたが、虚無感漂う曲と映像は絶妙にシンクロ、そのメッセージ性溢れる作品は未だ色あせることがない、いま蘇る傑作作品と言える。
『モア』と『ラ・ヴァレ(雲の影)』は、渋谷の[シアター]イメージフォーラムにて2作品連続レイトロードショーが決定している。
<PINK FLOYD映画音楽 2作品連続レイトロードショー>
■2007年10月27日(土)~11月2日[限定上映]『モア』
■2007年11月3日(土)~[4~5週上映予定]『ラ・ヴァレ』
[シアター]イメージフォーラムにて連日PM9:00開映
特別鑑賞券\1200絶賛発売中(2作品共通)
※劇場窓口で、お買い求めの方にポストカード(×2枚)限定プレゼント
さらに、チケット2枚お買い求めの方にオリジナルポスター限定プレゼント
※当日料金 一般・学生¥1500均一 シニア¥1000
イメージフォーラム:http://www.imageforum.co.jp/
TEL.03-5766-0114
この記事の関連情報
ロジャー・ウォーターズ、「Wish You Were Here」は「ギルモアのリフを聴いて1時間で完成した」
ロジャー・ウォーターズ、パレスチナの平和を願い教会で「Wish You Were Here」を演奏
プラネタリウム・ショー「ピンク・フロイド/The Dark Side Of The Moon」爆音上映決定
デイヴィッド・カヴァデール、デイヴ・ギルモアから驚きの質問「僕はホワイトスネイクに加入するのか?」
スティーヴン・ウィルソン「リック・ライトのソロ作は失われたピンク・フロイドの作品のような存在」
デヴィッド・ギルモア、シド・バレットに会いに行かなかったことを後悔
シド・バレットのドキュメンタリー監督「彼は夜中にDIYをやってただけかも」
G・ボネット、R・ウェイクマン、D・ロンバードら、ピンク・フロイドの楽曲カヴァーを公開
シド・バレット、公式YouTubeチャンネル開設