ファンとメンバーで掴んだメジャー発売! 恋のパワー溢れる「お願い魅惑のターゲット」(後編)

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そして何よりこの「お願い魅惑のターゲット」、メジャーリリースしなければならないと思えるほどに、素晴らしい楽曲なのだ。

心地よいギターの歪みと疾走感あるリズム隊。3曲目のインストを聴いてもらえばわかると思うが、このオケだけでも曲が持つパワーがヒシヒシと感じられるはず。素晴らしく骨太なロックをしている。そしてオケに乗って、さらにパンチを加えたヴォーカル。歌詞は、女の子の恋愛初期、男の子と付き合ったばっかりの繊細な心情と恋心によって湧き上がる “想いのパワー” が綴られている。

<好きよって言わないけど解って / わがままなんて思わないで / 私のときめきをあなたの心へ / 撃って撃って撃って撃ち続ける>
<キスはしたくないんじゃない解って / 目を閉じてても愛を語って / どんな夢を見ても夢の中にいて>

歌詞の中で彼女は、彼氏に次々にお願いをする。“そばにいて ここで抱きしめて” “眼を見てすぐに悟って” というものから、“赤い夕焼けも白い街頭も全部消して” “星の夜を(ミラーボールのように)派手にスピンさせて” といった、到底ありえないお願いまで。そしてそれができたのなら“あなたを今夜褒めてあげるわ”と。

“わがままな女の子の歌じゃん”と思った男の子たちは、まだまだ若い。女の子たちは、恋愛を始めるとこういうことを思ってしまうもの(時には実際に口に出してしまう娘もいるが)。そしてこの曲は、“こんなことを思ってしまうくらいに、あなたのことが大好き!”という気持ちがぎっしりと詰まっている。

ゆえに、恋だの愛だのという言葉をくすぐったく感じてしまう男子や、淡い憧れを持っている女子、そして付き合ったばかりで毎日こんな気持ちを抱えている女の子たち、さらに “付き合ったはいいけど、彼女が何を考えているのかよくわからない” と嘆き、彼女のわがままに憤慨している男の子たちは手にとって、そして歌詞の意味を噛みしめながら聴いてほしい。彼女のわがままは、単なるわがままなんかじゃない。わがままを言って困らせてしまいたいほどに、君のことが大好きなのだ。

(そして女の子たちはひとつ覚えていてほしい。カラオケでこの曲を歌ったら、きっとモテる。なぜなら、男の子たちは、なんだかんだ言って、この歌詞のような想いをしている女の子をいじらしいと感じるから。)

さて最後に、記事に掲載した同曲のジャケット写真の右上に、少々気になる注意書きがあることを紹介しておく。注意書きにはこうある。

“ 実際の人物とは異なります ”


■ “破壊力を持つ”「お願い魅惑のターゲット」のPV映像
https://www.barks.jp/watch/?id=1000019712

■ メロン記念日の最新フォトアルバムはこちら!
https://www.barks.jp/feature/?id=1000033995

■ ビート・クルセイダースも掟ポルシェも出演!<Melon Lounge>潜入取材は連載中!
https://www.barks.jp/feature/?id=1000033995
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