Qアワーズ、受賞者のコメントあれこれ

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月曜日(10月30日)に行なわれたQアワーズでの受賞アーティストのコメントをいくつか紹介しよう。

まず最優秀アルバム(『Whatever People Say I Am, That's What I'm Not』)、そしてピープルズ・チョイス・アワードの2部門を獲得したアークティック・モンキーズのアレックス・ターナー(Vo)は、アワードを受け取る際、テイク・ザットがQアイドルを受賞したことに触れ「俺はここで賞をもらってるバンド全部を知ってるほど年をくっちゃいない。でも、少なくともテイク・ザットがサイテーだってことは知ってる」と話した。

ターナーのスピーチ前にアワードを受け取ったそのテイク・ザットは、「僕たちは(ティーン向けアイドル雑誌)『Smash Hits』アワーズなんかの常連だった。だから(Qマガジンのような)ちゃんとした雑誌に評価してもらえたのはうれしいよ。『Smash Hits』がちゃんとしてないって言うわけじゃないけど」と喜びを表していた。

また音楽業界への貢献を評価されたスモーキー・ロビンソンは「自分は、この世で最も祝福された人間の1人だと思ってる」とコメント。「もし誕生日の前日に、どんな人生を送りたいかって聞かれたら、この人生を選んでただろう。まさに子供のとき描いてた夢だ」と話した。

またQメリット・アワードを受賞したマニック・ストリート・プリーチャーズのジェームス・ディーン・ブラッドフィールド(Vo)は、これをバンド・メンバーのリッチー・エドワーズと元マネージャーの故フィル・ホールに捧げると話した。「何かを受け取るたびに、甘くほろ苦い気持ちになる。2人の忘れられない人物が心をよぎるから」。

またドラッグ所持で有罪となり、社会奉仕(ニューヨークの街中の掃除)を体験した元カルチャー・クラブのボーイ・ジョージは、「Karma Chameleon」でクラシック・ソング賞を受け取り「道路の掃除人としてではなく、再びシンガーとして評価されてうれしいよ」とコメントした。

最後に、司会者のジョナサン・ロスはポール・マッカートニーと離婚問題で争っているヘザー・ミルズに触れ「彼女はものすごい嘘つきだな。ほんとは足が2本あったとしても、俺は驚かない(*ミルスは事故で片足を失っている)」と話した。

授賞式には、ザ・フー、カサビアン、ポール・ウェラー、ピーター・ガブリエル、プライマル・スクリーム、レイザーライト、ミューズ、エンブレイス、キーン、ナールズ・バークレイ、ジェイ・ケイ、オーソンなど豪華な面々が出席した。

Ako Suzuki, London
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