米チャート：ウィーザー及ばず、ぶっちぎりNo.1は……

予想通り２枚の注目アルバムが上位に登場した。最新のビルボード200アルバムズ・チャート（5/18）で、見事に初登場１位を獲得したのはデイヴ・マシューズ・バンドの５thアルバム『Stand Up』（日本盤詳細未定）だった。Nielsen SoundScanによれば、圧倒的な強さを見せ、46万5,000枚を売り上げた（※２枚組CD）。アルバムからの最新シングルは「American Baby」。過去に『Before These Crowded Streets』（'98年）と『Everyday』（'01年）、そして前作『Busted Stuff（'02年）がチャートトップに輝いている。

日本盤がオリコンチャート４位に登場、サマソニへの出演も決まっているウィーザーだが、米国で５月10日にリリースされた新作『Make Believe』は、セールスが19万3,000枚とデイヴ・マシューズ・バンドに歯が立たず、２位に甘んじる結果となった。しかし、前作『Maladroit』（'02年）の最高位は３位だっただけに、初登場２位は彼らにとってこれまでの最高位となった。アルバムからの１stシングルは「Beverly Hills」。

３位はマライア・キャリーの復帰作『The Emancipation of Mimi』。セールスは17万3,000枚だった。彼女は先日、６月に行われるMTV Movie Awardsでエミネム、ナイン・インチ・ネイルズらと共にパフォーマンスすることが決まった。

４位が50セントの『The Massacre』。屈強な彼は、昨年のコンサートで起きた暴力事件で司法取引に応じ、懲役刑を免れた。そして５位が前週にNo.1デビューを飾ったナイン・インチ・ネイルズのニューアルバム『With Teeth』となっている。NINは今年のサマソニに出演する。

トップ10チャート後半は、６位がカントリーシンガー、ディエクス・ベントリーの新作『Modern Day Drifter』。カントリー・アルバム・チャートでは１位を獲得している。７位が前週と変わらず、グウェン・ステファニーの１stソロアルバム『Love, Angel, Music, Baby』。ステファニーは現在、２作目のソロアルバムを制作中だ。

８位がマッチボックス・トゥエンティのフロントマン、ロブ・トーマスのソロデビュー作『...Something To Be』。彼は今回もサンタナの新作（発売延期）に参加している。

チャート終盤は９位がマイク・ジョーンズのメジャー第１弾『Who Is Mike Jones?』。そして10位がブルース・スプリングスティーンのニューアルバム『Devils & Dust』だった。スプリングスティーンは現在、同アルバムを引っ提げた米国ツアーを行っている。

T.Kimura