Classic Dance Hall (クラシックダンスホール) | '80年代後半から'90年前半に大流行したダンスホールのこと。 |
Cut(カット) | ラバダブをしている時に、DJやSingerの歌に合わせて、セレクターが音を切ったり、音量を上げたり下げたりすること。このテクニックによって、まったく別曲になってしまったり、別の味わいが出てきたりする。 |
Crew(クルー) | DJ、SELECTER、MCが数人で集って形作っているグループのこと。 |
Dance(ダンス) | レゲエイベントそのものを指す場合が多い。もしくは踊ること自体をこういう場合もある。ちなみに「ビッグダンス」とは、イベントに大物がゲストで来るなど、主催者が何かしらのアイデアで入場者を喜ばせてくれるようなイベントのこと。 |
Dance Hall (ダンスホール) | 踊れるレゲエ。レゲエはこの他にもルーツ、ダブ、スカなどの種類がある。 |
DeeJay (ディージェイ) | Hip HopでいうMCやラッパーのことを指す。Hip Hop用語とは意味が違う。 |
DUB(ダブ) | REMIXのこと。つまり原曲をリメイクしてまったく別の作品に仕上げることをいう。これも1つジャンルとして確立している。 |
Dub plate/Special (ダブ プレート/スペシャル) | ある特定のCrew/Sound Systemのためだけに作成された世界で一枚のレコードのこと。アカペラもしくは、リディムがついてる場合もある。クラッシュでは非常に重要で、そのサウンド独自の曲でほかのサウンドと張り合う。 |
Juggling (ジャグリング) | クラブのDJプレイと同じように、お客さんを躍らせるためのプレイ。 |
MC(エムシー) | セレクターがかける曲の紹介や説明をしたり横で煽ったりしてダンスホールを盛り上げる人。Hip Hopでいうならサイドキック。 |
ONE WAY (ワンウェイ) | 一つのトラック(リディム)で、シンガーがマイクをまわして歌うこと。またそれを使った曲を集めたLPのこと。 |
Riddim(リディム) | リズム、リズムトラック(楽曲)のこと。オケともほぼ同義語。レゲエは複数のDJやSingerが同じトラックを使って様々にアレンジしてリリースすることが多い。だから、同じレーベルの同じオケで同時に複数の曲が出ることもある。 |
Roots(ルーツ) | 世界的に最もよく知られているクラシックレゲエのこと。スローテンポの裏打ちのリズムと、人間賛歌、政治への発言、ラスタファリズムなどについてのリリックが融合したもの。ヴォーカルの力が最大の武器になっている。 |
Rub a Dub (ラバダブ) | セレクターが用意したトラック(リディム)に乗せてDJやSinger達が自由に歌うこと。Hip Hopでいうところのフリースタイル。 |
SELECTER (セレクター) | レコードをまわす人のこと。Hip HopでいうならDJ。 |
Singer(シンガー) | これはそのまま歌手のこと。 |
SOUND(サウンド) | ライヴのこと。DJ、SELECTER、MCが数人で集って形作っているグループのことをいう場合もある。 |
Sound Crash (サウンドクラッシュ) | サウンド(DJ、SELECTER、MCのグループ)同士がどれだけ会場を盛り上げられるかで激突すること。お互いのサウンドの良し悪しをかけて行なわれるバトル。ダブプレートやビッグ・チューンで会場を沸かし、ジャッジは観客に委ねられる。 |
SOUND SYSTEM(サウンドシステム) | スピーカーやアンプなどの音響システムのこと。各クルーは、独自の音、またはより良い音を求めて日々改良を加えている。 |
Tune fi Tune (チューンフィチューン) | 複数のシステムが出演するイベントの時に、1曲づつ交代で曲をかけること。クラッシュでよく行なわれる。 |
Version (ヴァージョン) | インストゥールメンタル(歌のない音)のこと。これを使ってDJやSingerがRub a Dub(ラバダブ)する。 |
45(フォーティ ファイヴ) | 7インチ・アナログレコードのこと。ターンテーブルでかける時の回転数が45回転なのでそういう。 |
Bob Marley & The Wailers (ボブ・マーレイ&ザ・ウェイラーズ) | レゲエを世界に広めた先駆者でありレゲエ界の第一人者。彼らが今のレゲエの興隆を築き上げたといっても過言ではない。「I shot the sheriff」「No woman no cry」などのヒット曲も多数ある。ボブ・マーレイは神様的な存在として、その類まれなる音楽的才能でレゲエ界のトップとして世界的ミュージシャンとなるも、36歳の若さで夭逝。そしてウェイラーズのもう一方の雄がピーター・トッシュ。ボブ・マーレイの柔らかく包み込むような優しさとは対照的に、激しい自己激白と積極的な政治活動でルーディ達の圧倒的な支持を得た。しかし凶弾に倒れた後の'88年にアルバム『No Nuclear War』でグラミー賞ベスト・レゲエ・アルバムを受賞した。 |
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ガンジャ | レゲエのシンボルであるマリファナのこと。元々は、“自己解放のために神様がくれた自然の恵み”という意味。「ガンジャをキメる」というふうに使う。センシ、クロニック、グラスなども含む。ただし、ジャマイカでも違法である。 |
ケミカル | コカイン、シャブ、スピード、クラックなどは、人々を束縛するため権力者が作った悪の薬とされる。 |
ルーディー | '60年代後半にキングストンで見られるようになったチンピラのこと。 |
ジャー | 黒い肌のキリスト、ラスタファリズムでの神。 |
パトワ | ジャマイカ訛りの英語。ジャマイカの公用語は英語であり、植民地時代にアフリカから奴隷として連れてこられたアフロ・ジャマイカンの言葉が英語とミックスしてできたもの。 |
バビロン | 国家や警察などの権力のことを表現したもの。反義語はボブ・マーリーの名曲にもある「ザイオン」。 |
ラガマフィン | ラガ・マフィン・スタイルといわれている不良の若者という意味と、ダンスホール・スタイルの音楽をいう意味の2つがある。 |
ラスタ | “ラスタファリズム”という宗教思想。レゲエの歌の根幹になっている。 |
ラスタカラー | 赤、黄、緑の3色のこと。赤は血を表し、奴隷として連れてこられた先祖の血を忘れないようにということ。黄は太陽、緑は草木を表す。 |
ワンラヴ | ピースと同じような意味。レゲエの象徴として使われる。 |