<TOKYO GUITAR SHOW 2013>レポート 話題の製品の展示&試奏、アーティストのライブやトークショーも

ギターと音楽を愛する人のための祭典<TOKYO GUITAR SHOW 2013>が、6月29日、30日に東京・ベルサール渋谷ガーデンで開催された。TOKYO GUITAR SHOWは今年で12回目を迎える人気イベント。数多くのメーカー、ディーラーが参加したギターの展示&販売、アーティストによるライブやトークショーなど盛りだくさんの内容で多くの来場者を集めた。
会場の構成は昨年から大きく変更。1階にはすべての楽器を弾いて試せる「BOSS / Roland Play Zone」、地下1階には展示即売エリアの「エレクトリックゾーン」と「アコースティックゾーン」、そして、世界最大の楽器ショー「米国NAMMショー」にインスパイアされた「FENDER SHOWCASE」が新設。セミナーやライブが行われるステージも複数用意され、非常に中身の濃いイベントとなっている。本稿では写真を中心に29日のレポートをお届けする。

■BOSS / Roland Play Zone

▲イベント前日に発表された新ギター・アンプCUBE GXシリーズ(20W/40W/80W)、MICRO CUBE GX(ブラック、ホワイト、レッド)が試奏できる状態で数多くスタンバイ。いずれもiPhoneを接続してセッションが楽しめるi-CUBE LINKを搭載。

▲新製品アコースティックギター用アンプAC-40のデモステージ(写真左)。ツイン・スピーカー搭載、ステレオ・コーラス/リバーブ内蔵、5.3kgで持ち運びも容易。BOSSコンパクトエフェクターワークショップでは、ニューモデルの特徴やサウンドメイクの技を披露(中)。GR-55を使ったギタリスト向けのSONARセミナーも実施(右)。

▲LOOP STATIONの最新モデル、デスクトップタイプのRC-505(写真左)や、ボーカリスト向けエフェクターVE-20、VE-5、ボーカル・トレーナーVT-12も試せる状態で展示。

▲BOSSコンパクト・エフェクターがこれでもかと並ぶ一角。ギター、アンプが用意され自由に試奏が可能。

▲GTシリーズをはじめとするフロアタイプのエフェクターやアンプも弾き放題。シンセやV-Drums、SONARなどのPC関連商品なども多数展示。

▲ローランドのV-Guitar G-5やギター・シンセGR-55と並び、イケベ楽器のEVO(イーボ)、島村楽器のCoolZ(クールジー、7月下旬発売)といったGKピックアップ搭載ギターも。
■FENDER SHOWCASE

▲FENDER SHOWCASEの一角にはFenderとVolkswagenのコラボによるThe Beetle Fender Editionが登場。2トーンのウッドデザインSunburst採用のインテリアやスピーカーにもFenderならではのフィーチャーが見られる。
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▲GADシリーズ、ARCOSシリーズなどの新モデルを多数そろえたGUILDブース。
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▲SquierはFSR Vintage Modifiedなどの限定モデルをずらりと展示。
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▲Ron EmonyやTim Armstrong のシグネイチャーモデルが目を引くFender Acousticsのブース。CUSTOM SHOPモデルも多数ラインナップ。
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▲EVHのブースにはアーティストの写真とともにギターのStriped SeriesやWolfgang、アンプの5150IIIのヘッド、キャビネットなど各モデルが展示。
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▲新製品のMacheteシリーズやMustang V.2はじめFenderアンプがずらりと並ぶコーナー。試奏する来場者が絶えない大人気コーナーだ。

▲FENDER SHOWCASEの中心ともいえる一角。Factory Special Run、SELECT、AMERICAN DELUXE、CLASSICなど各シリーズがずらりと並ぶ。未発表製品も多数。

▲Fender Custom Shopも多数展示。春畑道哉、ken、INORAN、CharなどFender Custom Shopの国内アーティストのシグネイチャーモデルが並ぶスペース(写真右)は、カメラで撮影する人が絶えない人気の展示。

▲Fender Japan、Gretsch、Jacksonのギターをラインナップした神田商会のブース。
■エレクトリックゾーン
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▲エレクトリックゾーン入り口で来場者を迎えるのは、Fender Custom Shopの展示コーナー。
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▲フェンダー・マスタービルダーのデニス・ガルスカによるギター製作デモンストレーションは大きな人垣ができる人気。
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▲とてもコンパクトなブースターのD.A-Boosterはじめバッファーやジャンクションボックスを展示したD.A-Project。
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▲エフェクターボード内の配置、ケーブルの取り回しの悩みを解消する製品をラインナップするエムズグリーン。トレイやブラケット、ボードを多数用意。スタートセットもラインナップ。
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▲Yamaoka Archtop Guitars、RS Guitarworks、Blast Cultなどのギターを多数展示したトーラスコーポレーション。
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▲荒井貿易は、Aria Pro IIはじめHeritage、Daquistoのギターを出展。Pignoseのギター、アンプ、ギター関連アクセサリも。
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▲Marshallアンプを多数用意したヤマハミュージックジャパン。新製品のSL5を中心に、「フルスタック爆音試奏」ができる防音室も用意。

▲本物のギターを使ったゲーム「ロックスミス」が人気を集めたユービーアイソフト。誰もが知ってる名曲を多数収録、ゲームでギターが上達できる。ミニステージのデモも多くの来場者を集めた。

▲コルグは、スピーカー&リズムマシン内蔵のAPACHEをはじめとしたVOXギター(左上)、PRSのギター(右上)、Kemper Profiling Amplifier(左下)、Warwickのベース(右下)など多数展示。ONE OK ROCKのRyota使用モデルWarwick STREAMER STAGE1 CLASSIC 4は写真撮影する人が多数。コルグのチューナーや各ブランドのグッズの販売も人気。

▲オリンパスは楽器の練習をサポートする96kHz/24ビットリニアPCMレコーダーLS-12、マルチトラック対応LS-100をはじめとしたレコーダー、ハイビジョン録画対応のLS-20Mなどを展示。ブース内ではギターソロコンテストも実施。

▲山野楽器によるHofner、Rickenbackerの展示はカメラを構える来場者多し。エレクトリックゾーンでは珍しく販売も試奏もない展示のみのコーナー。
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▲MUSIC LAND KEYは、同社がプロデュースする新ブランドSUNFACEのギターなどを展示。SUNFACEの第一弾は80’s HEAVY METAL GUITARというコンセプトで作られたSIDEWINDER。
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▲会場内にはイートインスペースも用意され、休憩も可能。Jack Daniel’s移動式バーではアルコールも提供。その他弁当や焼き鳥などの販売も。
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■アコースティック・ゾーン

▲C. F. Matin Guitarのブースでは数多くのアコースティック・ギターに加え、ウクレレも多数用意。アコギボディ内のブレーシング構造がわかる展示なども。

▲コルグはPRS、LAG Guitarsのアコースティック・ギター(写真左)、VOXのエレクトリックウクレレ、Warwickのアコースティックベースを展示。フルアコギターで知られるD’Angelicoのハイエンドウクレレも多数(写真右)。レフティモデルのほか、フロロカーボンのウクレレ弦も。

▲Aria、Huss&Dalton、JOSE RAMIREZのアコースティック・ギターを展示した荒井貿易。フレームを外せばコンパクトになるサイレントギターのAria Sinsonidoや、コードハープのACH-210Sなども。

▲数多くのモデルが揃うTaylorブース。最新限定モデルからショーモデルまでが展示販売。MIYAVIの特設ブースには彼が実際にライブで使用しているT5の展示や記録映像、ミニパネル展、等身大パネルなども。

▲エースケーのブースでは、高い耐久性と原音を損なわない音質で注目のDAVID LABOGAのケーブル、オーストラリアのMaton Guitarsのアコースティックギターを展示。

▲ホール外にも各種ブースが設置。写真はロビーに設けられたオールアクセスのブース。カナル型イヤフォンの新フラッグシップSE846はじめとしたShureのヘッドフォン、マイク、strymon、TECH 21 SansAmpのエフェクターがずらり。
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▲TOKYO GUITAR SHOWではおなじみの無料ギター診断会は今年も実施。エレクトリックゾーンの一角に設けられたコーナーに事前申込した来場者が。アコースティックギター・ゾーンのTaylor ブースではTaylor Guitars無料診断会も。
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▲楽器の収納にトランクルームの使用を提案するトランクルーム・キュラーズ。24時間出し入れ自由、セキュリティ&空調システムを完備。
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▲ホール内のギター関連グッズの販売に加え、ロビーにはTシャツなどのアパレルやアクセサリー、書籍やCDなどの物販ブースも。
■セミナー/トークショー/ライブ
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▲ミニステージの「Taylor GuitarsセミナーVol.1 Shapes & Woods TONE」では、Talorのマスタービルダーが、5つのシェイプと3つの木材による違いを実演。短時間で聴き比べができるなかなか貴重な体験。
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▲さまざまなアンプをプロファイリングして再現するKemper Profiling Ampと、PRSのアコギサウンド+トレモロ搭載のエレキギター新製品P22 Tremのセミナーはエレクトリックゾーンのミニステージで。こちらも注目度高し。
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▲フェンダーショーケース・ステージの1発目はマイケル・ランドウ。海外アーティストのプレイに触れられるだけでなく、使用ギターについてのトークも聞ける貴重なステージ。
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▲VOXのエレクトリックウクレレ“ELEUKU”のセミナーはミニステージで開催。モダン・ハワイアングループ、アイランドウインズのリーダー海田明裕が演奏を披露。
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▲6月に3rdアルバムをリリースした女性4人組バンドFLiPは、BOSS / Roland Play Zoneのメインステージでパワフルなライブを披露。
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▲Robert MarcelloはBOSS / Roland Play Zoneのメインステージに登場。テクニカルなプレイに観客の目は釘付け。
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▲OKAMOTO’Sのベーシスト、ハマ・オカモトが、くるりのベーシスト佐藤征史を迎えてのトークセッション。フェンダー・ベースの使用歴など、フェンダー愛を語る。
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▲ガチャリックスピンは2人のダンサーも加え、熱いステージを披露。ローランドのV-Guitar、V-Drums、Vアコーディオンやシンセなど多彩なサウンドで魅了。
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▲Kenは、自身のシグネイチャーモデルKen Signature Series Stratocaster “Galaxy Red”の購入者イベントに登場、予定外の演奏披露で会場を沸かせた。ステージ上に招かれたファンに、ギターの弾き方の初歩から、サウンドメイクまで真摯かつやさしくレクチャー。

▲イベント前日に発表されたSpecial Guest高見沢俊彦が、自身所有のフェンダーギターとともにフェンダーショーケース・ステージに登場。カラフルなギターをフェンダースタッフとともに次々に解説しつつ、テレキャスターを手にしたエピソードなども披露。デビュー40周年を迎えるにあたり「まだまだ10年、20年」と意気込みを語る場面も。







