――ヴォーカル3人との最初の出会いは?
IZU(Dr): 最初は企画ものだったんだけど。KAIに紹介されて。
K-69(B): 名前も“THC!! T.K.N”って言う名前で2回くらいやって、それからだよね。
Mack(G): THC!!を観たとき、生ギターも入って、おもしろいことをやってるなぁっていうのが第一印象。
K-69: でも、ライヴを観に行ったときに「ヴォーカル3人でやってるから」ってKAIに言われて男3人だと思ったんですよ。で、観に行ったら女の子が2人いて。
Mack & IZU: そうそうそう・・・(笑)。
K-69: 俺ら男だけでやってたから、男3人入ったらすごいことなるな~って思ってたんだけど、女の子2人だったから、ビックリしたよな。
――戸惑いは?
IZU: それは正直あったね。でも、すごい新鮮だった。今までやったことなかったから。
Mack: 音楽性の幅が広がったっていうのもあるし。
K-69: でもハードコア・バンドだったから、すごい変わりようだよね(笑)。
――演奏の面でTHC!!になって変わったことは?
K-69: 基本的にはライヴだから変わんないですけど。
IZU: 俺はライヴ中にクリックを聴くことがなかったから、THC!!になって慣れるのに大変でしたね。ギターも弾くこと変わったでしょ?
Mack: そうだね。ちょっとメロディアスになったり、その辺で。あと、機材もエフェクターも変わったから、その辺で音のバランスなり、ベースとドラムの絡みだったり、気は使いますね。
――それでストレスがたまるとか…?!
3人: (笑)それはないね。
K-69: みんなで生活してて、メシが食えないとか、寝れないのはつらいとかがあるけど、レコーディングとか音楽をやってる部分でつらいとかは俺はないかな。好きでやってることだし。
▲左からRitz、IZU(Dr)、KAI、KANA、Mack(G)、K-69(B)
――でも、血液型がこんなにきっぱり分かれるのも珍しいですよね…。
スタッフ: 話が進まないですよ~(笑)。
K-69: ですね。AB型でもA型が強くなるとメンバーみんなA型になっちゃうから大変。まとまるときはすぐにまとまるんだけど、まとまんないときはほんと、2時間くらいかかる。
Mack: 誰もしゃべんないよね。
――楽器隊としてヴォーカル3人を後ろから観てどうですか?
IZU: 俺は動きチェックしてるよ。たとえば、Ritzが真ん中くると動かない~とか(笑)。
Mack: まあ、ドラムは中心から観てるからね。俺は観ないもん。
IZU: ツインヴォーカルでひとりがラップを歌ってるだけとか多いけど、3人いてみんなそれぞれ違う雰囲気で歌ってるからおもしろいよね。
Mack: それぞれかなりキャラがたってるよね。
――今回の新曲「RUN! BREAKFAST RUN!!」は、サウンド的にもすごい爽やかな曲ですね。
IZU: それが俺にはスゴイ新鮮なんですよね。ホント、よければなんでもいいよな。
K-69: ホントそう。ハードコアなバンドやっていたときからポップスも聴いてたし。別に昔からやりたいことはやっていたから。それが今に繋がっていると思う。
Mack: 打ち込みも、トランスもなんでも聴くし。
IZU: 俺は、THC!!をやるまではあんまりこういう音楽を聴かなかったかも。
K-69: そういう意味で、高校生とか、10代前半とかっていろいろ吸収できる歳だから、そういうときにいろんな音楽を聴いてるといいんじゃないかな。
――THC!!がそういう音楽をやっていきたい?
Mack: それはもちろんあるね。
K-69: そういう世代で育ってきた俺らがそういうのを出すのも大事だし。
IZU: 自分らでもどんなジャンルか言えないくらいだからね。友達に「どんな音楽やってんの?」って聞かれても「わからねぇ」みたいな(笑)。
K-69: ジャンルは後からついてくるものだから。自分たちのオリジナルな音っていうのが確立されれば、なんでもいいかな。