【インタビュー】CiON遂にデビュー、唯一無二のブラス×アイドル・スタイルで魅了

CiON(シーオン)は、約2800名より実施したオーディションからメンバーが選出され、2017年にデビューした「楽器演奏者」と「ヴォーカル」が融合したユニットだ。
メンバーチェンジを経て、現在は栞音(VOCAL)と愛佳(VOCAL)によるツインボーカルと、佳子(ALTO SAXOPHONE)、聖奈(EUPHONIUM & BASS TRUMPET)、杏実(PIANO)という5名体制で、ブラス×アイドルを融合した唯一無二のスタイルで、ジャズからポップス/ロックまで幅広い音楽を届けている。
そんなCiONからボーカルの栞音とユーフォニアム&バストランペットの聖奈を迎えた、InterFMのミュージックプログラム「TOKYO MUSIC RADAR」の様子をお届けしよう。もちろん聞き手は、番組のパーソナリティとして番組を牽引しているNagie Laneのmikakoだ。
──(mikako)そもそもCiONは、どのような経緯で結成されたユニットなんですか?
栞音:こちらはオーディションがあって、オーディションに合格した人で構成されているんです。楽器とボーカルが別で募集されていて、クラシックの楽器が主だったんですけどフルートとかバイオリンとかどんな楽器でもいいというオーディションで募集がかかっていて、私はボーカルがやりたかったので、ボーカルとして応募したんです。
──(mikako)聖奈さんもオーディションで?
聖奈:はい、2018年に加入しました。常にメンバーは募集していて、私も入りたいなと思って応募しました。
──(mikako)現在ユーフォニアム&バストランペット担当ですが、オーディションの時もユーフォニアムで応募を?
聖奈:そうです。当時、私は大学生だったんですけど、ユーフォを演奏する人もあんまりいなくて、ずっと音楽はやっていきたいけどどういう形で活動しようかなって思っていたんです。可愛いドレスだったり着物を着て演奏したいと思っていたんですけど、そんな中でCiONがクラシックをポップス・アレンジで演奏していたんです。大学でクラシックを勉強していたので、そういうポップス風のアレンジの楽曲も面白いし、バイオリン、フルートとかクラリネットとかがいる編成で、スカートを履いてピンヒールで演奏する様子を見て、みんな可愛くて、私もこれでユーフォニアムをやりたいなと思ったんです。
──(mikako)ユーフォニアムってなかなか珍しいですよね。
聖奈:そう、重いんですよ。
──(mikako)でもCiONのみなさんは、楽器を持って演奏しながら踊っていますよね?
聖奈:私がCiONを知った時はダンスはなくて、ピンヒールを履いて横揺れする程度で、可愛い子たちの歌もうまくて演奏もうまくてって感じで見ていたのでユーフォで入ったんです。けど、徐々にダンスが増えていったんですよね、それを知ってたら、もっと軽くてカワイイ楽器で入りたかった(笑)。

CiON
──(mikako)(笑)、栞音さんはCiON加入前はどういう活動を?
栞音:父がすごく歌が好きで、家でもめちゃくちゃ歌を歌っていたんです。ちっちゃい時から歌が好きになって、一緒にお父さんとカラオケ対決とかをよくやってて。母はピアノとかもやっていたりして、多分私に音楽をやってほしいっていう思いがあって「栞音」っていう名前をつけてもらっているんですけど、5歳の時にのど自慢番組を見て釘付けになって「やりたい」「出たい」って出演したのがきっかけで、それから「歌手になりたい」っていう気持ちが芽生えたんです。
──(mikako)5歳で。
栞音:でも、のど自慢番組では緊張しすぎて無表情で(笑)。そこからライブ活動をちょっとやってみたり、小学5年生の時に同じ番組にもう1回出てみたり、色々やってました。
──(mikako)すごいですね。聖奈さんはいつからユーフォニアムを?
聖奈:ユーフォニアムは小学6年生なんですけど。4年生から金管バンドクラブで金管楽器を始めてました。最初はピアノでずっと音楽はやってます。
──(mikako)じゃあ中高校もずっとユーフォを?
聖奈:そうです。地元の中学がたまたま吹奏楽に力を入れている学校で、朝から晩まで練習以外に筋トレもするスポーツのようにやっている学校だったんです。そのまま高校~大学と好きでずっと続けてきたって感じです。でもピアノを始めたのも、近所のきれいなお姉さんがピアノ弾いてるのを聞いて「私もこれやりたい」とか、吹奏楽に入ってる先輩を見て「私も入りたい」とか、楽器選びも「この楽器は可愛い人がいっぱいいるから」とか、そういう憧れで始めている感じなんです。
──(mikako)私の学校でも、ユーフォニアムにはかわいい子が多かったなぁ。
聖奈:そうですか。元々はユーフォの前はアルトホルンをやっていたんですけど、アルトホルンの先輩がみんな可愛くて。
──(mikako)でも幼少期や学生の頃に熱中したものが、そのまま今につながっていくというのは素敵なお話ですね。社会人になると学生時代の活動が途切れることが多いですから。
栞音:そうですね。私はちっちゃい時、父が歌っている歌を覚えて一緒になって歌うのがすごい楽しくて、周りからは「ドラえもんとか歌うんでしょ」って言われるんですけど、カラオケに行くと「え、そんなの歌うの?」って言われるのが、すごい嬉しかったんですよね。
聖奈:栞音ちゃんの昔の映像とか見てても、歌謡曲とかそういうのが上手いし、合っているよね。
栞音:歌謡曲はプロデューサーさんにすっごい歌わされました(笑)。元々そういう曲は知らなかったんですけど、テレサ・テンさんとか高橋真梨子さんとか、本当いろんな楽曲を覚えろって言われて、それで私もすごい好きになって色々と勉強になりました。CiONでも「異邦人」(久保田早紀)をやっていたりしますし。
聖奈:大人な曲を歌っているよね。
栞音:うん、「夢芝居」とか「夏をあきらめて」とか親世代よりもっと上かなっていうくらいの曲もCiONでアレンジしてやっていて、みんなにびっくりされます。

左から栞音、mikako、聖奈
──(mikako)影響を受けたアーティストとか楽曲というのは、どういうものですか?
栞音:私、中高学生の時にバトントワリング部だったんですけど、全国大会に毎年出ている上下関係も厳しい部活で、すっごい厳しい先輩がいたんですけど、その先輩が可愛かったり美人だったりですっごい好きで、その人がクリスティーナ・アギレラの「エクスプレス」(クリスティーナ・アギレラ主演の映画『バーレスク』のメイン・トラック)を踊っていて、それで映画『バーレスク』が大好きになりました。中学から割とクリスティーナ・アギレラには影響を受けています。
──(mikako)こんなにカワイくてときめく感じの女の子が、いい渋さもあったりする歌を歌うからすごいって思っていました。
聖奈:大人っぽいですよね。なんかファンの方にも「セクシーボイス」とか「妖艶」って言われてます。
──(mikako)聖奈さんは?
聖奈:クラシックを聴いてたりとか、ソロ・コンクールとかにも出ていたので、好きな演奏家の音とか曲を真似するようなことは凄くやっていました。
──(mikako)CiONは楽器演奏者とボーカルが融合したユニットですが、リハーサルはどのように行っているんですか?
栞音:ボイトレとか楽器の練習は個々でやりますけど、リハーサルとかダンスレッスンはみんな一緒にやっています。
聖奈:CiONってダンスのレッスンやリハーサルもあるし、他に音楽リハーサルもあるんです。
──(mikako)レコーディングはどのように?
栞音:レコーディングのときは、ボーカルと楽器で分かれてレコーディングしてますね。
──(mikako)まずは楽器隊が録音して、最後にボーカルを?
聖奈:楽器パートも自分でアレンジして作ったり、ソロも崩しながらっていうパターンもあるし、スコアを書いてくださることもあったり。色々なパターンがありますね。
栞音:毎回、曲によって違うよね。
──(mikako)必ずしも楽器が先というわけでもないんですね。
聖奈:そうですね。楽器が先のほうが多いけど、でもボーカルが先の時もあるし。楽器が先にアレンジすることで歌の入り方が決まったり、先に歌が感情を入れてくれたことによって、楽器隊も前に出ていけるようになったり。
──(mikako)面白いですね。
聖奈:もっと演奏しちゃおうって、アレンジを後から加えるパターンの方が面白くなったりすることもあるから。
──(mikako)ライブではアスリート級ですよね。踊りながら歌って演奏しているのを見ると、絶対筋トレ必要だろうみたいな(笑)。
栞音:筋トレはしています。ダンスが割と激しい時も多いので、毎回その度にボイトレの先生に「こういう曲でこういうダンスをするんですけど、ここ、どうしたらいいですかね」って細かく相談をしたりします。そうすると「ここでは、こうした方がいいよ」とか「この動きの時にヘッドボイスを入れたら歌いやすくなる」とか、そういう作戦を練ったりします。
──(mikako)ボーカルって繊細なところがありますから、先生に相談できるのはいいですね。
栞音:先生によっては、そのダンスをやめさせたりするんです(笑)。だから、ダンサーさんにも相談しながらやってるよね。楽器もボーカルも「ここで上を向いたら、結構出ないかもしんないです」って言ってお願いしたりしながら。
──(mikako)そういう緻密な積み重ねでパフォーマンスができているんですね。すごいなあ。聖奈さんは筋トレは?
聖奈:パーソナルに通って筋トレしてます。ストレートに綺麗な身体を作るやり方だと、身体に合わないんです。管楽器をやっていることによって、肋骨が開いちゃっているのって絶対ダメだから、それを治すトレーニングとかをするんですけど、肺活量だったり横隔膜を絶対縮めないトレーニングだったりとか。楽器によってどっちかに重心がかかって身体の歪みも絶対あるんですけど、それを治すと演奏しづらくなるだけなんですよね。ユーフォはベルが右斜めに出るので、どうしても身体を右にひねっているけど、直そうとすると楽器との位置が変わっちゃうから意味ないし、やるだけ演奏に負担がかかるんです。そういうところをちゃんと相談して、こういう楽器をやってるからっていうことを話して身体作りをさせてもらっています。
──(mikako)プロだ。素晴らしい。踊って吹いて、息は切れませんか?
聖奈:いや、息は切れますよ。ほんとに結構切れます。
──(mikako)ライブでは、一瞬で楽器を替えていたりもするし、あの動きもすごいですよね。
聖奈:そうですね、もう秒で替えなくちゃいけないので。
栞音:そこもすごい相談するよね。次の曲がバストラだからとかユーフォだからとか。うん、その繋ぎが難しいんです。
聖奈:ライブによってはつなぎが絶対必要だけど曲間を空けたくないって場合は、その間の音をプラスして作ってもらうとか、見せ方を変えるようにとか、楽器の交換もみんなと相談してやって考えています。
──(mikako)それだけタイトでキマっているのに、MCになった途端にみんなほわほわかわいくなりますよね(笑)。
栞音:ギャップがすごいって言われます。
聖奈:ほんとはかっこよくしたいんですけど、そのまま(笑)。
──(mikako)そのうえで、聖奈さんは楽曲の作詞も行っているとのことですが、歌詞はどこからインスパイアを受けたりするんですか?
聖奈:楽曲が上がってから書くことが多いので、その曲/メロディーを聞いて、イメージする言葉とか風景を、真っ白い紙にいろいろ書き出すんです。そういう言葉をたくさん出して、それをまとめたら何て言うんだろうと紐付けしていって、入れたい言葉を繋げて歌詞にしていく感じですね。
──(mikako)元々歌詞を書くのが好きだったんですか?
聖奈:特にそういうことはないんですけど、でも本を読んだり、いろんな言葉のボキャブラリーが増えることは嬉しいことなので、そういうところからかな。
栞音:勉強になる(笑)。私は作詞に挑戦したこともあるんですけど全然できていないので、来たものに対して理解を深めようっていう気持ちが強くあります。言葉やフレーズってすごく大事に作ってくださっているから、それをちゃんと伝えたいと思って、一言一言に対して声の表情をつけて伝えたいなと思っています。歌詞と向き合って自分なりの解釈をして、それをなんかどう伝えるかを考えて。
──(mikako)おふたりのキャラが見えてきたところで、CiONの他のメンバー3人を紹介していただきたいのですが、お願いしてもいいですか?
聖奈:はい。どうしよう。誰からにする?
栞音:じゃ、まずは愛佳(ボーカル)。ツインボーカルでもうひとりのボーカルなんですけど、最年少の18歳です。ひとりだけあまりにも若い(笑)。なんですけど初期メンで9歳のときから一緒にやっていて、もうすっごいパワフルな子。元気なんですけど、割と冷静に周りを見てるし、メンバーに寄り添うような優しさもありながら、ファンのみんなにはすごく元気。
聖奈:でも最近さ、ちょっと大人びて、なんていうの…「大人しく見られたい」みたいな(笑)、あれ、やめてほしい(笑)。
栞音:メディアとかに出る時に「大人です」みたいな(笑)。
聖奈:メンバーに「不機嫌に見えるからやめて」って。
栞音:こっちが気使うからそれやめて(笑)。

愛佳
──(mikako)(笑)でも、その大人びた感じっていうのは歌声にはすごく出ていますよね。
聖奈:確かに歌うとね。
栞音:色気が出てきてます
──(mikako)なんかスモーキーな感じがしますよね。
栞音:かっこいい表現。いいですね。愛佳はそんな子です。次は佳子(アルトサックス)ちゃん?
聖奈:サックスですけど、どこでも言ってるけど…変な、変なんです。わかんない。
栞音:なんなんだろう。初めて会う時も、佳子ちゃんの先輩みたいな子から「あの子はすごく変な子だから気を付けてね」って言われて(笑)、でも普通にお話できるし、最初は全然変って思わなかったんですけど、特にステージに立つと、なんか本当に変なところが現れてくる。
聖奈:宇宙人みたいな感じで。
栞音:例えばお話ししてる時、いきなりひとりで笑っちゃうんですよ。多分、佳子ちゃんの頭の中でそのエピソードを思い浮かべて笑ってしまうんでしょうね。まだ誰にも喋ってないのに(笑)。
聖奈:多分世界観があるんだろうね。
栞音:そう。それが面白い。私も付き合いが長いので、彼女が何を言っているか割とわかる方だと思うんで、初めての人や周りの人に説明してあげたりしています。
──通訳ね(笑)。

佳子
栞音:あと、理解もちょっと遅い時があるから「こういうことだよ」って佳子ちゃんに教えてあげたりもします。めちゃくちゃ美しい顔をしているので、そのギャップがすごい。サックスもすごくかっこよくて、ステージに立って演奏してる時はめちゃくちゃかっこいいから、ギャップ萌えする人がすごく多いんです。自分のことを「かこぽんぴ」とか、○○ぽんぴって言ってて、ファンの方は大好きなフレーズなんですけど、初めて聞いた人は、ちょっともう意味がわかんない。「ぽんぴって何?」ってなる。
聖奈:ワールドがすごいね。
──(mikako)そんなかこぽんぴさんに続いて、最後は…
栞音:ピアノの杏実ちゃん。私はメンバーの中でも毎日のように一緒にいる。杏実ちゃんはずっと可愛い。喋り方もだし、ほんとに癒される。可愛いっていうか尊い感じ(笑)。でも、なんか急に本質を突いたりしてそれが面白いんですよ。
聖奈:そうそう、いきなりね。
栞音:お姉さんなので、愛佳とかにすごく突っ込んでるよね、「うるせえ」とか言って(笑)なんだろうね、癒しの中にちょっとだけブラックなところが出てそこが面白い。
聖奈:そう。でも、癒し担当だよね。

杏実
栞音:でもね、自称「セクシー担当」みたい。「セクシーじゃなくて癒しがあなたには似合う」って思うんですけど、ずっとセクシーになりたがってる。譲りたくないみたいで、衣装も肩を出して「これセクシーでしょ」っていつも言っているよね。可愛いの。
──(mikako)せっかくなので、おふたりはお互いに他己紹介してもらえますか?
聖奈:えーやば。どうしよう。栞音ちゃんはCiONのリーダーなんですけど、本当にリーダーってだけあってちゃんと周りを見て自分より人って感じで、しっかりしてる。コミュ力が高くて愛嬌もあって。あと記憶力が超すごいの。ファンの人も1回会うだけで名前とか覚えてくれるし、みんなの頼りになって架け橋になるのが栞音ちゃんかな。

栞音
──(mikako)そんな栞音さんからみて聖奈さんは?
栞音:聖奈ちゃんは、すごく冷静なんですよ。でもなんか痒いところに手が届くじゃないですけど、シゴデキ・プリンセスって呼んでいるんですけど、SNSとか「これ、知りたかったよな」みたいな、ファンの人向けの見落としがちなところをちゃんと作っていくんです。だからファンの人はみんな聖奈を頼りにしてる。あとね、行動力がすごいの。旅行とかもひとりで行っちゃうの。
聖奈:もう1人でどこでも行っちゃいます。
──(mikako)お互いをよく知り合ってリスペクトし合っていることを強く感じて素敵だなと思ったんですけど、プライベートでも一緒に会ったりするんですか?

聖奈
栞音:プライベートでも会いますね。普通にカフェですっごい語り合うこともあるし、そう語りながら泣き出したりとかすることもあるし。メンバーの友達とかともみんなでグループで遊ぶことも多くて、楽しんでます。
──(mikako)プライベートで会っているときは、仕事とは関係ない話で?
栞音:いやでも、結構仕事の話かも。ファンの人の話とか良くします。「この人がこう言ってたよね」とか「こうやって言ってくれたんだよ」とか、ファンの方のプライベートみたいなところで「あの人の子供、生まれたんだって」とか。生まれたばっかりの子も連れてきてくれたり。
──(mikako)なんか嬉しいですね。ファンの皆さんと一緒に生きている感をすごく感じられる。
栞音:すごくおしゃれして来てくれる方も多くて、わざわざメンバーカラーの服で来てくれたりしてくださるので、すごく嬉しいです。
──(mikako)素敵ですね。ファンの名称ってあるんですか?
栞音:ファンの方とは本当にチームだなって思っているので、チームCiONって言ったりしてます。一緒になってメンバーくらい頑張ってくれる方が多くで、すっごい支えられているんです。
──(mikako)CiONは、2025年4月16日にシングル「しましょ」でメジャーデビューすることが決まっていますが、メジャーデビューへの率直な感想はいかがですか?
栞音:活動8年目でやっと手にしたメジャーデビューなので、ここからがスタートだっていう気持ちで、1から地に足をつけて頑張りたいなっていう思いですね。でもすっごく嬉しかったです。
聖奈:すっごい嬉しかった。たくさんの方におめでとうって言ってもらって、すごいことなんだって改めて思いました。家族とか地元もすごい盛りあげてくれて嬉しかったですね。
栞音:2024年はいろんなフェスにも出させてもらって、経験もしたし勉強にもなった1年でした。コットンクラブとビルボードでワンマンをさせてもらったのも印象的でした。ビルボードがめちゃくちゃ大好きでよく足を運んでいた場所だったので、CiONでそこに立てたのはすごく嬉しかったですね。
──(mikako)2025年はどんな1年にしたいですか?
聖奈:さらにさらにCiONを知ってくださる方が増えると嬉しいので、いろんなところで知ってもらえたらいいなって思います。
栞音:編成も唯一無二でCiONしかないって思っているので、いろんなところに出られると思っているんです。ジャズとかロックとかアイドルシーンにも出たりしているし、そういう意味では本当にいろんなことができる珍しいグループだと思うので、いろんなシーンに呼んでもらいたいです。柔軟にその場その場で、またなんか違った見せ方でできるのがCiONの強みだなと思っているので。
──(mikako)海外での活動も期待します。
栞音:ちゃくちゃ海外に行きたい。音楽って世界共通と思うので「海外行きたいよね」っていう話をすごくしています。上海国際映画祭に出演させてもらったことがあるんですけど、でも初期メンバーだったので、この5人で行きたいです。
──(mikako)今後の活躍を楽しみにしています。
聖奈:私たちは、生バンドだけでアコースティックもできたりするので、いろんな音楽とたくさんの名曲をジャンルレスにやっていきたいです。あとね、個人的には、ユーフォニアム自体が音楽市場の中ではマイナーすぎるというか管楽器の中でも歴史が浅くてオーケストラにも使われていないので、そういう意味では将来的にユーフォニアムを演奏したいって人が活動を続けられるような、ユーフォニアムでも音楽界を盛り上げていける、日の目に浴びるような音楽世界になったらいいなと思っています。マイナー楽器だからこその願いですよね。
──(mikako)聖奈さんが思うユーフォニアムの魅力ってなんですか?
聖奈:団体で言うとベースも演奏できるし、もちろん綺麗な音色でのメロディーもあるし、高音の目立つ楽器の裏で演奏するオブリガードとかもすごい綺麗に入るんです。支える方に回るのもすごく楽しいので、そういう吹き分けだったり、場面での使い分けができる点はすごい面白いかなって思います。
──(mikako)オールマイティなんですね。
聖奈:ジャズライブだと、結構ベースっぽいブンブンブンブンって音を弾くこともあるので、いろんな奏法もあるんですよ。
栞音:CiONは4月16日にメジャーデビューが決まっているんですけれども、その前に、4月9日にzeppダイバーシティでワンマンライブが決定しています。そちらがメジャーデビューのワンマンライブになるので、私たちの全てを詰め込んで、かっこいいCiONを見せたいなと思っていますので、ぜひ遊びに来てください。
取材◎mikako(Nagie Lane)
文・編集◎烏丸哲也(BARKS)

CiON Major Debut Single「しましょ」
2025年4月16日(水)発売
初回生産限定盤 AVCD-61538 ¥3,000(税込)
A5サイズ 封筒仕様
1.しましょ
2.MAHORAMA
3.サマラブイリュージョン2024
4.エロティカ・セブン EROTICA SEVEN
《封入特典》
・A5サイズビジュアルシート 5枚
・トレーディングカード (全12種中ランダム2種封入)
通常盤 AVCD-61539 ¥1,500(税込)
1.しましょ
2.エロティカ・セブン EROTICA SEVEN
《初回封入特典》
・トレーディングカード(全5種中1種ランダム封入)

初回生産限定盤

通常盤
<CiON Major Debut ONE-MAN Live”しましょ”>
2025年4月9日(水)
@Zepp DiverCity (TOKYO)
open17:30 / start18:30
一般チケット:¥6,500
VIPチケット:¥20,000※SOLD OUT
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