【ライヴレポート】LM.C、フェス<B7KLAN J-ROCK FEST>で14年ぶりパリ上陸「Visual-kei !」

MUCCが7月11日、フランス・パリのArena Grand Parisにて開催されたヨーロッパ最大のJ-ROCKフェス<B7KLAN J-ROCK FEST>に出演した。LM.Cとしては14年ぶりのフランス・パリ公演となった同フェスのオフィシャルレポートをお届けしたい。
どんな場所でも、どんな時でも、どんな状況でも。LM.Cの発するハイエナジーなサウンドと、歌詞に込められたポジティヴなメッセージたちは、相も変わらずどころか何時にもましての強い説得力をたたえながら、国籍・人種・性別などのあらゆる壁を越えてたくさんの人たちを楽しませていくことになったのだった。
このたびフランス・パリ近郊のArena Grand Parisにて7月11日および12日の両日にわたり開催された<B7KLAN J-ROCK FEST>は、日本のヴィジュアル系バンドたちが計10バンドも出演した大規模イベントで、その昔から欧州でのツアーも経験してきているLM.Cは第1夜の4番手として登場することに。ちなみに、LM.Cは2007年にシングル「LIAR LIAR / Sentimental PIGgy Romance」をリリースした際、幼児向けアニメ風に仕立てた「Sentimental PIGgy Romance」のMVをフランスで何週か連続でチャートインさせた実績も持っているのだが、考えてみればそれはもう20年近く前の話。そして、シーンの変遷やコロナ禍、さらには世界情勢の動きなどもあいまって今回の渡仏はLM.Cにとって実に14年ぶりのことだったそう。だが、それでもフランスには確実にLM.Cのことをずっとずっと待ち続けているファンたちがいたのである。
「わたしはドイツからこのイベントのためにフランスに来ました。昔からLM.Cのことが好きです。久しぶりにライヴを観られるのがとても楽しみです」──これは<B7KLAN J-ROCK FEST>の会場で、開場前にたまたま会話をする機会があったドイツ人ファンの方から聞いた言葉だが。どうやら現地にはフランスのみならず、欧州各国から似たような境遇の“Visual-kei”ファンが数千人規模で集結していたものと思われる。現地の人々の感覚からすれば、欧州内の移動は日本人にとっての国内旅行に近いといわれているものの、いずれにせよかなりの人たちが時間と費用をかけて遠征をしてきていることにはきっと変わりがない。FAR EASTから14年ぶりで渡仏してきた推しに対する期待が大きいのは当然のことであり、その証拠に今宵はオープニングSE「NO.9」が場内に流れ出した時点であたりは大歓声に包まれることになったのだ。

「Hey, 楽しもうぜ!」──maya
挨拶がわりの1曲としてまたとない、単語の頭文字をピックアップしていくとLM.Cになるタイトルを冠した「LET ME’ CRAZY!!」から始まったライヴは、mayaの歌う《僕らの未来を迎えに行こう》という歌詞が象徴的な1曲。Aijiの弾く力強いギターリフも存在感たっぷりで、またたくまに場内はワンマンライヴかのような濃密で熱量の高いものへと変貌してしまう。14年のタイムラグなどまるでなかったかのようではないか。
「Bonsoir tout le monde. Ça va? (みなさんこんばんは。元気ですか?) LM.Cでございます。遂に帰ってきました! We’re finally here again!」──maya
このようにフランス語、日本語、英語を交えたMCのあとに続けられたのは「OH MY JULIET.」で、この曲では途中mayaとAijiがステージ上で密着ツーショットとなった場面でひときわ盛大な歓声があがっていたのが印象的だった。そればかりか、合いの手として入る《Say, Yeah Yeah Yeah!》《Say, Go Go Go!》といったコールもオーディエンスがフルボリュームで発声しており、日本語歌詞の《「ねぇ神様…教えてよ どうすれば願いは叶う?〜」》のくだりではシンガロング大会も勃発。
かと思うと、次なる「DOUBLE DRAGON」ではイントロから曲に合わせてのクラップがあたりに響きわたり、サビではこぞって観客たちが勢いよくフィストアップ。mayaのラップ的アプローチの効いたヴォーカリゼイションと、Aijiの激しくエモいギターソロが炸裂した「@FUNNY PHANTOM@」においても、1階フロアだろうと2階席だろうと人々は熱烈なリアクションを展開していたと言っていい。
「Alors, je vais parler en français. Assez? (では、ここからはフランス語で話しますね。それでいい?)」──maya
なんとここから5分くらいの間、mayaはメモなどを見ることもなくフランス語でMCをしてみせたのだが…いかんせん筆者は何を言っているのかまるでわからない。しかし、場内の人々は笑ったりうなずいたり、返事がわりの歓声をしきりとあげていたので確実に意思は通じていたのだろう。過去には台湾公演での台湾華語を使ったMCの様子も観たことがあったほか、さまざまな場面を通してmayaが言語の種類を問わないコミュニケーション能力に長けた人物であることは重々認識しているつもりだったとはいえ、まさか彼がここまでフランス語を使いこなしての発信能力を持っていたとは露知らず。あらためてmayaの素晴らしいコミュ力オバケぶりに驚いてしまった。

「Merci beaucoup. Je continue. (ありがとう、続けさせてもらいますね) ありがとうございます。ここにまた帰って来られて嬉しいです。Next song「88」! Can you sing? All Right!」──maya
と、ここで投下されたのはテレビアニメ『家庭教師ヒットマンREBORN!』第4期オープニングでもあった「88」。この楽曲についてはLM.Cのファン以外のアニメファンにもなじみがあるだけに、サビ始まりの冒頭部分からよりいっそう大きな歌声が場内に満ちていったことは言うまでもない。
そして、盛り上げに盛り上げたあとは一転しての「Campanella」でじっくりと聴かせるステージングもみせてくれたLM.Cは、14年前よりも絶対的に訴求力を増しているmayaのヴォーカリストとしての魅力と、ギターで鮮やかな情景を描き出すAijiの表現力をもって、異国の人々に対し感動という名のマジックをもたらしていたのではなかろうか。
「楽しめていますか? 日本語も通じているようなのでよかったです。14年くらい経った今でも、こうしてたくさんの人たちが我々が帰ってくるたびに温かく迎えてくれることがとても嬉しいです。LM.Cだけじゃなく、他のバンドのみんなに対してもね。本当に、こういうイベントが実現したのはここにいるみなさんのおかげです。ありがとうございます。今日はこのあとにもカッコいいバンドたちが控えているので、とにかくこの機会をみんなでめちゃくちゃ楽しみましょう! 踊ろうぜ!!」──maya
日本国内でのライヴと同様に、LM.Cの呈するハイパーダンスビートと専属ステージクルーの発するレーザービームが場内を強く射貫き、Arena Grand Parisが数千人クラスの巨大クラブと化した「Chameleon Dance」。どこかカオスな空気感を帯びたロックチューンでありながら、聴衆たちが終始クラップと歓声で曲に対して積極的に参加して濃密なバイブスを発していた「Elephant in the Room」。mayaが頼もしく牽引するかたちで、それこそ国籍・人種・性別などを超えた次元での一体化したシンガロングが沸き起こり、オーディエンスが秀逸なまでの熱烈なノリをみせた「The BUDDHA」。

こうして容赦ないたたみかけが続いたのちに、極め付けのラストソングとして奏でられたのは、テレビアニメ『家庭教師ヒットマンREBORN!』第2期オープニングになっていた「BOYS & GIRLS」だ。イントロが流れ出した途端に客席からは悲鳴にも似た歓喜の声が聴こえだし、サビではこれまたの大合唱。踊りながら熱唱している人も多々。2008年=18年前にリリースされた曲が、その瞬間まさにパリの地で人々に共有されているという事実に、えもいわれぬ感慨深さを覚えていたのは誰よりmayaとAijiのふたりであったと推察する。
「ありがとうございました。LM.Cでした。これからも日本のことを頼んだぜ。Visual-kei! See you. またね!」──maya
秋には活動開始から20周年を迎え、それを記念した<LM.C 20th Anniversary Tour -The Best Shows Ever!!- >を遂行していくことになるLM.C。どんな場所でも、どんな時でも、どんな状況でも、LM.Cの発するハイエナジーなサウンドと、歌詞に込められたポジティヴなメッセージたちは、これからも人々にたくさんの幸せをもたらしていくことだろう。J’ai hâte pour la prochaine fois ! (次の機会が待ちきれない!)
取材・文◎杉江由紀
■<B7KLAN J-ROCK FEST>
2026年7月11日(土)@フランス・Arena Grand Paris セットリスト
01.NO.9
02.LET ME’ CRAZY!!
03.OH MY JULIET.
04.DOUBLE DRAGON
05.@FUNNY PHANTOM@
06.88
07.Campanella
08.Chameleon Dance
09.Elephant in the Room
10.The BUDDHA
11.BOYS & GIRLS
▶Playlist:https://lnk.to/B7KLAN_LM.C
■<LM.C 20th Anniversary Tour -The Best Shows Ever!!->
10月07日(水) 埼玉・HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 VJ-3
open17:30 / start18:00
10月11日(日) 宮城・仙台 MACANA
open15:00 / start15:30
10月16日(金) 千葉・柏 PALOOZA
open17:30 / start18:00
10月17日(土) 福島・郡山 CLUB #9
open15:00 / start15:30
10月27日(火) 神奈川・新横浜 NEW SIDE BEACH!!
open17:30 / start18:00
11月03日(火/祝) 愛知・名古屋 Electric Lady Land
open15:00 / start15:30
11月07日(土) 熊本 Be.9 V1
open15:00 / start15:30
11月08日(日) 福岡 DRUM Be-1
open15:00 / start15:30
11月17日(火) 東京・神田 スクエアホール
open18:00 / start18:30
11月22日(日) 岡山 IMAGE
open15:00 / start15:30
11月23日(月/祝) 鳥取・米子AZTiC laughs
open14:00 / start14:30
11月29日(日) 大阪 ESAKA MUSE
open15:00 / start15:30
12月05日(土) 広島 LIVE VANQUISH
open15:00 / start15:30
12月06日(日) 兵庫・神戸 VARIT.
open15:00 / start15:30
12月11日(金) 東京・神田 スクエアホール
open17:30 / start18:00
▼チケット
スタンディング ¥8,800(税込)
※DRINK代別/5歳未満入場不可
【会場販売のみチケット】
・BOYS&GIRLS チケット(13歳〜18歳まで対象) ¥4,400(税込)
・KIDS チケット(5歳〜12歳まで対象) ¥2,200(税込)
※前売りはございません
※通常チケットを持っている方と一緒に入場可能、整理番号はその方と同じになります
※KIDS・BOYS & GIRLSチケット購入者のみで入場する場合、前売り通常チケットの後に入場
※購入時に身分証明証をご提示いただきます
※DRINK代別/5歳未満入場不可
【Team☆LM.C先行受付】
受付期間:8月9日(日)23:59まで
※今回の先行受付は10月公演
詳細:https://www.lovely-mocochang.com/information/2026/04/20th-anniversary-tour-tbse.php

■LM.C 20th Anniversary Premium Box『SUPER DUPER ANALOG BOX』
2026年10月21日(水)発売
SCJA-00009 39,800円(税込)
▼ポニーキャニオンショッピングクラブ(PCSC)特設サイト
https://ps.ponycanyon.co.jp/lmc/20th/
▼商品内容
◯20周年記念スペシャルアナログプレーヤー
・LM.C20周年のためにデザインされたインテリアとしても美しい特別仕様モデル。現在公開されている画像はイメージ。
◯アナログLP 2枚組(メンバー厳選選曲20曲 / 重量盤 / カラー仕様)
・maya盤(10曲収録予定)
・Aiji盤(10曲収録予定)
※収録曲は制作の都合上、変更となる可能性がございます。
◯プレミアムアニバーサリーイベント無料ご招待券付き
・本商品を予約購入いただいた全ての方を祝宴イベントにご招待。

【アナログLP収録曲】
▼maya盤
A面:BOYS & GIRLS / pOlyLifE / marble-s / Ah Hah! / LET ME'CRAZY!!
B面:The BUDDHA / No Emotion / Fight Club / Brainwashing / It's a Wonderful Wonder World
▼Aiji盤
A面:Elephant in the Room / Chain Dreamers / SUPER DUPER GALAXY / meteorion / Campanella
B面:Door! / ningyo no namida / Lost Summer / JUST LIKE THIS!! -2021- / Happy Zombies
※収録曲は制作の都合上、変更となる可能性がございます。

【LM.C 20周年記念 オリジナルアナログプレーヤー】
出力パス:2スピーカー
出力パワー:3W (1kHz 4Ω)×2
接続端子1:AUX IN×1 (3.5mm)
接続端子2:ヘッドフォン出力×1 (3.5mm)
接続端子3:RCA オーディオ信号出力
Bluetooth 機能:なし
内蔵バッテリー:あり
バッテリー仕様:リチウム電池、2000mAh
バッテリー持続時間:3時間
電源条件:USB、5V1A 以上(100-240V)
LED インジケーター:電源(緑)、充電(赤)
針圧:5.0~6.0g
レコード再生機能:オートストップ機能付き
駆動方式:ベルトドライブ
回転数:3段階調整(33/45/78)
針の仕様:ルビー針カートリッジ
製品寸法:350×122×256mm
製品重量:2.55kg
※仕様には軽微な変更がある場合がございます。
【プレミアムアニバーサリーイベント】
開催:2026年10月4日 (日)
会場:東京・池袋 harevutai (https://harevutai.com)
11:00〜 / 15:00〜 / 19:00〜の3回を予定
▼イベント内容
1.20年の軌跡 / LIVE映像爆音鑑賞会
2.プレミアム Q&A セッション
3.スペシャルグリーティング
LM.Cが皆様をお見送り ハイタッチ会♪
※イベントにご参加いただくTeam☆LM.C会員の方は、イベント終演後に“FC会員限定特典会”へご参加いただけます。詳細は後日発表。







