【レポート】『MUSIC AWARDS JAPAN 2026』Premiere Ceremonyで64部門の受賞者発表「自分たちの自信にもなります」

“世界とつながり、音楽の未来を灯す(ともす)。”をコンセプトとした国内最大規模の国際音楽賞『MUSIC AWARDS JAPAN 2026』が6月13日(土)、東京・TOYOTA ARENA TOKYO他で開催された。ここでは同日13時よりSGCホールにて、64部門の受賞者を発表した“Premiere Ceremony”の模様をレポートする。
MCを務める谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)と森香澄の挨拶を経て、各部門の受賞者の発表が始まった。【最優秀J-POP楽曲賞】は米津玄師「IRIS OUT」。【最優秀ヒップホップ/ラップ楽曲賞】はCreepy Nuts「doppelganger」。【最優秀R&B/コンテンポラリー楽曲賞】は藤井風「Prema」。【最優秀インストゥルメンタル楽曲賞】はKan Sano「神様のメロディ」。【最優秀リバイバル楽曲賞】はORANGE RANGE「イケナイ太陽」。【最優秀ボーカロイドカルチャー賞】はr-906「匙ノ咒」。【Best Japanese Song in Asia】は米津玄師「IRIS OUT」など、様々な部門の受賞者が発表され、THE RUBY(トロフィー)が手渡されていく。
▼Kan Sano

▼ORANGE RANGE








「2007年にリリースしたのが「イケナイ太陽」です。19年の時を超えて受賞、嬉しく思います。スタッフさんの顔が思い浮かびます。マネージャーが今日誕生日です。一緒に頑張ってきました。また精進していきたいと思います」と喜びを語ったORANGE RANGEのRYO。【最優秀アニメ楽曲賞】を受賞したサカナクションの山口一郎は「サカナクションにとってアニメ主題歌は初めてでした。このような賞をいただきありがとうございます」と言い、笑顔を輝かせた。
▶最優秀J-POP楽曲賞
IRIS OUT / 米津玄師
▶最優秀ヒップホップ/ラップ楽曲賞
doppelgänger / Creepy Nuts
▶最優秀R&B/コンテンポラリー楽曲賞
Prema / Fujii Kaze
▶最優秀インストゥルメンタル楽曲賞
神様のメロディ / Kan Sano
▶最優秀リバイバル楽曲賞
イケナイ太陽 / ORANGE RANGE
▶最優秀ボーカロイドカルチャー楽曲賞
匙ノ咒 / r-906
▶最優秀アニメ楽曲賞
怪獣 / サカナクション
▶最優秀クロスボーダー・コラボレーション楽曲賞
2 (feat. Lee Youngji) / 星野源 / Lee Youngji
▶最優秀DJ賞 in association with JDDA
¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$U
▶最優秀アナログレコード・セールス特別賞
SONGS / SUGAR BABE
▶Best Japanese Song in Asia
IRIS OUT / ⽶津⽞師
▶Best Japanese Song in Europe
IRIS OUT / ⽶津⽞師
▶Best Japanese Song in North America
IRIS OUT / ⽶津⽞師
▶Best Japanese Song in Latin America
IRIS OUT / ⽶津⽞師
各部門の受賞者の発表の合間で、スペシャルパフォーマンスも行われた。最初に登場したのは上原ひろみ。届けられたのは「Haze」だ。厳かな調べを奏でる幕開けを経て、瑞々しいメロディが自由に躍動していく。グランドピアノから放つ1音1音が連なり、時おり情熱的な表情を浮かべながら壮大に広がる。鍵盤から無限の物語が描き上げられるのをまざまざと感じる演奏だ。谷中敦は「自分の世界を作ることができる音」、新しい学校のリーダーズは「情緒がすごい。終わらないでほしかった」、ORANGE RANGEのRYOは「会場の音もキレイ。惹き込まれていく」、サカナクションは「やばすぎる、この距離感で演奏を聴けて」と、その演奏を絶賛した。
続いて、【最優秀ダンス&ボーカルアーティスト賞】はHANA。【最優秀ロックバンド/ソロアーティスト賞】はサカナクション。【最優秀R&B/コンテンポラリーアーティスト賞】は藤井風。【最優秀デジタルカルチャーアーティスト賞】ハチ。【最優秀K-POPアーティスト賞】BTS。【ラジオ特別賞】はRol3ertなどが発表される中、【最優秀アニメ楽曲賞】に続いて今度は【最優秀ロックバンド/ソロアーティスト賞】に輝いたサカナクション。受賞は予想外だったらしい。山口は「バンド人として誇りに思ってます。ロックバンドというカテゴリーの中で評価していただいて、とてもありがたいです。自分たちの自信にもなります」と喜びを言葉にした。
▼サカナクション





▶最優秀ダンス&ボーカルアーティスト賞(グループ/ソロ)
HANA
▶最優秀ロックバンド/ソロアーティスト賞
サカナクション
▶最優秀R&B/コンテンポラリーアーティスト賞
Fujii Kaze
▶最優秀デジタルカルチャーアーティスト賞
ハチ
▶最優秀K-POPアーティスト賞
BTS
▶ラジオ特別賞 Radio Rising Artist of the Year
Rol3ert
各国の優れた音楽や楽曲を称えるために設けられた特別部門賞は、【Korean Popular Music特別賞】G-DRAGON「POWER」。【Thai Popular Music特別賞】YOUNGOHM「My Heart Follows You」。【Indonesia Popular Music特別賞】Hindia「everything u are」。【Vietnamese Popular Music特別賞】Hoa Minzy「Bac Bling」【Philippine Popular Music特別賞】Cup of Joe「Multo」 。アジア各国など地域ごとの音楽シーンで際立った活躍を見せた楽曲や、そのアーティストの受賞も注目度が高かったのではないだろうか。「賞をいただけたのは、音楽が世界の共通言語であるという証だと思います。音楽は人生であり、音楽とは真実です。この賞は、聴いてくださるリスナーのみなさんの賞です。ありがとうございます」と、壇上で語ったHindiaは、明るい笑顔を浮かべていた。アジアには魅力的なアーティストがたくさんいる。『MUSIC AWARDS JAPAN 2026』は、日本の音楽ファンの関心を海外にさらに向ける大きなきっかけにもなるに違いない。
さらに、【最優秀海外ポップス楽曲賞】Lady Gaga「Abracadabra」。【最優秀海外ロック楽曲賞】Green Day「Smash It Like Belushi」。【最優秀海外ヒップホップ/ラップ楽曲賞】Tyler, The Creator「Stop Playing With Me」。【最優秀K-POP楽曲賞】BLACKPINK「JUMP」など、INTERNATIONAL SONGSの発表が続き、受賞者のスピーチの後は、Cup of JoeとHindiaのスペシャルパフォーマンスへ。
フィリピンで絶大な人気を誇るグループCup of Joeは、大ヒット曲「Multo」を披露。届けられたバンドサウンドは、涼やかな風のよう。Maris Racal & Gian Bernardinoの歌声のコンビネーションが心地よい。満ち足りた表情で演奏を終えた彼らを、大きな拍手が祝福した。続いてインドネシアのHindia。届けられたのは「everything u are」。ギターのクリーントーンが心地よく、清々しいサウンドが会場を満たしていた。柔らかなトーンの歌は、時おりパワフルさを帯びる。Hindiaは声を響かせるのを心から楽しんでいる様子だった。
【最優秀ライブ美術大道具スタッフ賞】【最優秀ライブ照明スタッフ賞】【最優秀ライブ⾳響スタッフ賞】【ライブスタッフ功労賞】は、音楽ライブに関わるスタッフを讃えるために新設された賞であり、各受賞者が壇上で、舞台を演出するための工夫や苦労を語る場面も。また、【最優秀アートワーク賞】【グランプリエンジニア賞】、そして【学⽣クリエイター奨励賞】brooks「anna_s cradle」も『MUSIC AWARD JAPAN』に彩りを添える。
▼brooks





▶Korean Popular Music特別賞
G-DRAGON「POWER」
▶Thai Popular Music特別賞
YOUNGOHM「My Heart Follows You」
▶Indonesian Popular Music特別賞
Hindia「everything u are」
▶Vietnamese Popular Music特別賞
Hoa Minzy「Bac Bling」
▶Philippine Popular Music特別賞
Cup of Joe「Multo」
▶最優秀海外ポップス楽曲賞
Abracadabra / Lady Gag
▶最優秀海外ロック楽曲賞
Smash It Like Belushi / Green Day
▶最優秀海外ヒップホップ/ラップ楽曲賞
Stop Playing With Me / Tyler, The Creator
▶最優秀海外R&B/コンテンポラリー楽曲賞
CHANEL / Tyla
▶最優秀海外オルタナティブ楽曲賞
Reliquia / ROSALÍA
▶最優秀K-POP楽曲賞
JUMP / BLACKPINK
▶最優秀ライブ美術⼤道具賞 in association with ⽇本舞台技術スタッフ団体連合会
Mrs. GREEN APPLE<DOME TOUR 2025 “BABEL no TOH>/ PMGA / ⽇本ステージ株式会社 箕輪 理博, 安居 宏記
▶最優秀ライブ照明スタッフ賞 in association with ⽇本舞台技術スタッフ団体連合会
サカナクション<SAKANAQUARIUM 2025 “怪獣”>/株式会社アカリセンター 本⽥ 祐介
▶最優秀ライブ⾳響スタッフ賞 in association with ⽇本舞台技術スタッフ団体連合会
サカナクション<SAKANAQUARIUM 2025 “怪獣”>/株式会社アコースティック 佐々⽊ 幸⽣, ⼋⽊ 嘉⼰, 笠井 宏友
▶ライブスタッフ功労賞 in association with 日本舞台技術スタッフ団体連合会
金一浩司
▶最優秀アートワーク賞 in association with ⽇本グラフィックデザイン協会
サカナクション「怪獣」 / 平林奈緒美 / Martin Holtkamp
▶グランプリエンジニア賞 in association with PMRAJ
jjean「acclimation」より「TFL」/ 丸⼭ 武蔵(ミキシング&マスタリング・エンジニア)
▶学⽣クリエイター奨励賞 in association with 京都芸術⼤学
anna’s cradle / brooks
▶最優秀劇中伴奏⾳楽賞(映画)
『国宝』 / 原摩利彦
▶最優秀劇中伴奏⾳楽賞(ドラマ)
NHK連続テレビ⼩説『ばけばけ』 / ⽜尾憲輔
▶最優秀劇中伴奏⾳楽賞(アニメ)
オリジナルアニメ『LAZARUS ラザロ』 / Kamasi Washington / Bonobo / Floating Points
【最優秀ダンス&ボーカルアーティスト賞】【最優秀ロングヒット楽曲賞】【最優秀バイラル楽曲賞】【ラージャスト・ライブオーディエンス賞(国内)】【ラージャスト・ライブオーディエンス賞(国外)】などの発表を経て、STUTS(feat. Kohjiya, Hana Hope)によるスペシャルパフォーマンスへ。「99 Steps (feat. Kohjiya, Hana Hope)」が披露された。音像とビートをドラマチックに乗りこなしながら放つ歌、ハーモニーが、メロディに多彩な表情を添える。3人の血の通ったエネルギーの融合によって最高の空間が構築されていた。
【ベスト・オブ・リスナーズチョイス:国内】【ベスト・オブ・リスナーズチョイス:海外】【推し活リクエスト・アーティスト・オブ・ザ・イヤー】【家族が選んだベストソング2025】など一般リスナーが直接参加できる賞が発表された中、【カラオケ・オブ・ザ・イヤー:J-POP】【家族が選んだベストソング2025】ほか、【最優秀ボーイズアイドルカルチャ―楽曲賞】を受賞したのが、M!LKだ。「忘れられない1日になりそうです。皆さんに歌ってもらえる曲があればいいよねと、メンバーとずっと話してました。これからもカラオケで皆さんに歌っていただけるように頑張ります」とコメントしたのは吉田仁人。メンバーたちが今後の活動への意欲を高めつつ、喜びを分かち合った。M!LKが、お茶の間に愛される存在となったことを再確認させられる受賞であった。
▼M!LK








▶最優秀ダンス&ボーカル楽曲賞(グループ/ソロ)
Blue Jeans / HANA
▶最優秀ロングヒット楽曲賞
怪獣の花唄 / Vaundy
▶最優秀バイラル楽曲賞
好きすぎて滅! / M!LK
▶ラージェスト・ライブ・オーディエンス賞 国内
Snow Man
▶ラージェスト・ライブ・オーディエンス賞 国内
Ado
▶ベスト・オブ・リスナーズチョイス:国内楽曲 powered by Spotify
GOD_i / Number_i
▶ベスト・オブ・リスナーズチョイス:海外楽曲 powered by Spotify
Don’t Say You Love Me / Jin
▶カラオケ特別賞 カラオケ・オブ・ザ・イヤー: J-POP powered by DAM & JOYSOUND
好きすぎて滅! / M!LK
▶カラオケ特別賞 カラオケ・オブ・ザ・イヤー: 演歌・歌謡曲 powered by DAM & JOYSOUND
大阪恋しずく / 水森かおり
▶クリエイター特別賞 Song of the Year for Creators presented by JASRAC
ライラック / 大森元貴
▶リクエスト特別賞 推し活リクエスト・アーティスト・オブ・ザ・イヤー powered by USEN
櫻坂46
▶ファミリーソング特別賞 家族が選んだベストソング 2025 powered by 家族アルバム みてね
好きすぎて滅! / M!LK
▶ファンダム特別賞 Best Fandom Artist powered by LINE MUSIC & Yahoo!検索
Mrs. GREEN APPLE
▼羊文学




そしてPremiere Ceremonyの最後、【最優秀ダンス・エレクトロニック楽曲賞】XG「GALA」、【最優秀ボーイズアイドルカルチャー楽曲賞】M!LK「好きすぎて滅!」、【最優秀ガールズアイドルカルチャー楽曲賞】=LOVE「とくべチュ、して」、【最優秀ヒップホップ/ラップアーティスト賞】Creepy Nuts、【最優秀オルタナティブアーティスト賞】に⽺⽂学、【最優秀J-POPアーティスト賞】にMrs. GREEN APPLEが輝き、64部門の受賞者の発表が終了。
▶最優秀ロングヒットアルバム賞
HELP EVER HURT NEVER / 藤井 ⾵
▶最優秀ジャズアルバム賞
OUT THERE / 上原ひろみ Hiromi’s Sonicwonder
▶最優秀クラシックアルバム賞
Joe Hisaishi Conducts / 久⽯譲
▶最優秀サウンドトラックアルバム賞
国宝 オリジナル・サウンドトラック / 原摩利彦
▶最優秀ダンス・エレクトロニック楽曲賞 in association with JDDA
GALA / XG
▶最優秀ボーイズアイドルカルチャー楽曲賞(グループ/ソロ)
好きすぎて滅! / M!LK
▶最優秀ガールズアイドルカルチャー楽曲賞(グループ/ソロ)
とくべチュ、して / =LOVE
▶最優秀ヒップホップ/ラップアーティスト賞
Creepy Nuts
▶最優秀オルタナティブアーティスト賞
⽺⽂学
▶最優秀J-POPアーティスト賞
Mrs. GREEN APPLE
ラストのスペシャルパフォーマンスを務めるTHE SPELLBOUND×BOOM BOOM SATELLITESがステージに登場し、『MUSIC AWARD JAPAN2026』のアンセム「KICK IT OUT」が披露された。強烈なサウンドが放たれ、ビリリと震えた会場内。ドラマチックな展開を重ね続けるサウンドが、トランス状態を誘って止まない。たくさんのアーティストが客席からステージを見守っていたが、踊りだしたくて堪らなかったのではないだろうか。演奏終了直後、「風が吹いてくるかのようでした」と谷中が言っていたが、まさしくその通り。五感の全てを揺さぶられるような音響体験共にPremiere Ceremonyはエンディングを迎えた。『MUSIC AWARDS JAPAN 2026』は続いて、18時からレッドカーペットへ。
▼ORANGE RANGE ※受賞後の記念撮影




▼M!LK ※受賞後の記念撮影







▼羊文学 ※受賞後の記念撮影


取材・文◎田中大
(c) CEIPA / MUSIC AWARDS JAPAN 2026

■『MUSIC AWARDS JAPAN 2026』
開催日時:2026年6月13日(土)
※開催ウィーク:2026年6月5日(金)~6月13日(土)
会場:TOYOTA ARENA TOKYO 他
放送:NHK総合にて生中継(Grand Ceremony)
協力 :経済産業省、文化庁、日本貿易振興機構(ジェトロ)(予定)
後援 :東京都、国際交流基金
公式サイト:https://www.musicawardsjapan.com/





