『Nostal Lab』 2002年12月4日発売 SZGY-0001 2,800(tax in)
| <Nostal Lab~心象プリズム~> 12月5日(木)渋谷ON AIR WEST op 18:00/st 19:00 【問】オデッセー:03-3796-9999 | | まだみなさんへは、元MALICE MIZER三代目ヴォ-カリストという敬称の方が耳馴染みやすいだろうか…。そう、昨年いっぱいでMALICE MIZERは、バンド活動を停止。今年に入りklahaは、たった一人で果てし無く広がる大地へと、その第一歩目を踏み出した…。 「気持ちの切り替えはありました。と同時に、一体、自分自身は何を表現したいのか?と、じっくり時間をかけながら考え続けてもきました」 今、こうして新たに用意したカンバスの中へ、klahaという絵を描き始めたよう、彼はソロとして表現の道を選択。 「これまで(幾つかの)バンドという枠組みの中で演ってきた経験上、共に作りあげていく大変さも、面白さも十分にわかってる。だからこそ僕は今回、もっとワガママに自分を表現してみようと思ったんです」 バンドからソロへ…という流れの中、束縛やしがらみからの脱却として、一人の道を選択と捉えがちだが。こと彼に関して、その言葉へ当てはまる要素は一切見当たらない。 この情報が届く頃には、最初の証を刻む1stアルバムも、完成のときを迎えていることだろう。もちろん、この作品へと込めた真の想いは、いづれ彼の口から語ってもらうつもりだ。だがその前に、今のklaha自身が見ている風景を幾つか伝えてゆかねば。物語の第一章どころか、序章のペ-ジさえ捲ることはできない。 そう、この文章はklahaの物語を示す道しるべ。 「今までずっと心に残り続けてきたヴィジョンを…。それこそ、僕が音楽活動を始めてから長い間溜まっていた自分の心の中にある風景を、しっかりと突き詰め消化/昇華させないと…。これまで幾つかのバンドを通し形作ってきた世界観とはまた違った、つねに心の中に生まれ育み続けてきたもう一つのヴィジョン。その姿へ、具体的な形(楽曲)としての決着を付けていかないと…」 あえて心の中で眠らせてきた心象の世界を導きだし、その風景を具現化させないと、「本当の意味でklahaとして歩むべき新しい道へ進むことはできない」と彼は語りかけてきた。 間もなくこの世へ産声を上げるアルバムは、klahaという一人の表現ティスト、klahaの核を支えゆく姿だ。もちろん、新しい物語の第一章を告げる重要な序文としての意味も携えてはいる。が、やはりこのアルバムは、klahaという無垢な魂が産まれ出で、大空へ飛び立つために必要な翼だったと言えるだろう。 「心の澱…まずは自分(の心)を解き放たないと」 間もなくklahaは、Promotion Video 「scape ~witht rans parent wings~」の撮影に突入する。彼が解き放ってゆく想いの結晶たち。その眩しいくらいに輝く幾つもの魂たちをパズルのよう組み合わせながら、12月4日、僕らの元へ届けられる“アルバム”の生誕へと向けた彼の姿を、随時、報告し続けていきたいと思う。 klaha Moved Navigator “いま君がいる地点と僕の点を” 長澤智典 | |