「自分達のサウンドが受け入れられていってほしい。そうすれば人は“あ、これLinkin Parkだ”って言うと思うんだ。“さっきヒップ・ホップのパートを聴いて、今はロックのコーラスで頭を打たれているよ”っていう風に言われないようにね。俺たちは、全てにダイナミクスがあってほしい。でも同時に連続的で求心力のあるフレバーがほしい。そうすれば人は、どのバンドの音楽を聴いているか区別できるだろう」
その求心力のあるスタイルと、すぐに憶えやすい曲で即座に注目を集め、ロサンゼルスの名高いWhiskyでの最初のショウの後、まずは音楽出版社からオファーを受けた。その後Linkin Parkは幾つかのショウケースを経験し、Warner Bros. Recordsと契約を結んだ。そしてプロデューサーのDon Gilmore(Eve 6、Lit、Pearl Jamを手掛ける)と共に、1stアルバムの制作に取り掛かった。
「たくさんの人と出会って、そして意思決定するのがとても困難だった」とShinodaは言う。「でもDonは作品を良いものにするだけでなく、ソングライターとして俺たちの背中を押してくれたんだ」
結果アルバムは、詩が持つ強いメッセージで対立的であると同時に、メロディックで非常に丹念に作られた作品となった。
「俺たちは歌詞を通じて真実を推し伝えようとしたんだ。些細なこと、自身の考えに疑問をもっていること、自分自身の暗黒面を見つけることについてとか」
Deftones、Nine Inch Nails、Aphex Twin、the Rootsなど、多様な影響を統合して、1つのものとして組み入れながら、Linkin Parkと『HYBRID THEORY』は才能、作品に対するゆるがない献身さ、そしてピュアな芸術的ビジョンがフレッシュに合わせることで、パワフルな音楽的声明になることを、実際に証明している。
「こういうことを死ぬまでやっていきたいと思っているし、ここにいられることをとても嬉しく思っているよ」とBenningtonは言う。
「多くのハードワークと、献身、そして信念によって、どんなことも切り抜けられるし、それを現実のものにできるんだ」
2001年1月には6人目のメンバー、Phoenix(ベース)が加入し、現在のラインナップが完成した。
This Biography was written by Record_Label./launch.com