エモ問題、他ジャンルのバンドからも反論
ティーンエイジャーが自殺した原因がエモ・ミュージックにあると咎められた一件で、エルボーやケイト・ナッシュ、ピジョン・ディテクティヴズらが反論の声を上げた。エモ音楽のファンだった13歳の少女が自殺し、エモ・バンドの代表選手であるマイ・ケミカル・ロマンスを強く非難する報道もあった。
エルボーのフロントマン、ガイ・ガービーは、こうXfmに話している。「音楽は、ものごとを認識したり楽しんだりするためのものだ。むしろ、悲しげな音楽だとしたら、君と同じように悲しい思いをしてる奴がいるってわかる(慰められる)わけだろ。ハナ・ボンドに起きたことは正しいことではない。でも、音楽が責められるのはお門違いだ」
また、ケイト・ナッシュは「単に音楽だけが原因なわけはない」と考えている。「(自殺には)1つの原因しかないわけじゃない。たくさんの理由があるはずよ。1つの事柄だけを責められないわ。もっと複雑なはずよ」
ピジョン・ディテクティヴズのギタリスト、ライアン・ウィルソンは(マイケミの)歌詞は誤解されていると語った。「音楽を責めるのは簡単だ。本当に残念なことだし、彼女の友人や家族には深く同情する」「歌詞をよく読めば、誤って解釈されていることがわかる」
マイ・ケミカル・ロマンスのファンは今週末、バンドの名誉を回復するためロンドンでデモ行進を行なうことを発表している。
Ako Suzuki, London







