【速レポ】<LuckyFes’25>超学生、インターネットから初の野外フェスへ「ハマっちゃいそうです!」

2025.08.11 17:48

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ベネチアンマスク越しに覗く端正な顔立ちと、それに相反するような“ガナリボイス”で独自の個性を発揮する歌い手・超学生が<LuckyFes>に初登場。ミステリアスさを漂わせる超学生が、自然に囲まれたHILLS STAGEでどんなパフォーマンスを繰り広げるのか。おそらく多くのフレンズ(LuckyFesの観客)が気になっていたことだろう。

◆ライブ写真

開演前から多くのオーディンスが駆けつけたHILLS STAGEに、ついに超学生が降臨すると、会場中に悲鳴のような歓声が響き渡る。「いけるか、LuckyFes!」の煽りとともに「pa pa pa」からライブを開始すると、超学生は激しいバンドサウンドを背にガナリを効かせたボーカルを轟かせ、会場にいるすべてのオーディエンスを魅了。続くメジャーデビュー曲「Did you see the sunrise?」ではダークな空気を漂わせながら、そのパワフルな歌声で独特の世界観を作り上げていく。

牧歌的なイントロが印象的な「サイコ」に突入すると「まだまだ踊れますか?」を合図に、会場のフレンズはリズムに合わせて体を気持ち良さげに動かし続ける。途中、ビートが激しくなるとオーディエンスは腕を高く掲げ、左右に振るなどして一体感を作り上げていく。一方の超学生も時に激しく、時に繊細に、時に艶やかにと変幻自在なボーカルワークで多彩さを発揮。ダンサブルさが際立つ「Untouchable」ではフレンズに「次はもっとみんなの声を聞かせてもらおうかな?」と呼びかけ、サビのシンガロングパートでライブの盛り上げに加わっていく。インターネットを主戦場とすることが多かった超学生だが、こうして目の前のオーディエンスと直接コミュニケーションを図ることで、さらに彼の存在が多くの音楽ファンの目に触れることになりそうだ。

4曲歌い終えると、「今日が初めてのフェスです。まさかこんなにたくさんの人に来てもらえると思わなくて。始まる前はどうなっちゃうのかなと思ってたの、正直。でも……フェス、ハマっちゃいそうです!」と喜びを隠せない様子の超学生。続けて「僕は普段はYouTubeで“歌ってみた”っていう活動をしているんですけど、ここまでの4曲はオリジナル曲。このまま突っ走ってもいいんだけど、せっかくだからさ、“歌ってみた”も1曲やっていい?」と伝えてから「イガク」をドロップする。「めちゃくちゃインターネットになっちゃうけどいい?」の言葉どおり、自然豊かなHILLS STAGEが電脳世界と融合するという唯一無二の空間を作り上げることに成功した。

その後、緩急に富んだサウンドとボーカルが魅力の「Innosent Tyrant」でさらにヒートアップさせると、強めの雨が一時的に降り始める。が、超学生は「みんな、びしょびしょになって帰ろうぜ!」とそんなフェスならではの状況も楽しんでいる様子。最後に大きなノリを持つ「ルームNo.4」で有り余るパワーをすべて出し切り、自身初の野外フェス出演を存分に満喫してステージをあとにした。

取材・文◎西廣智一
写真◎堅田ひとみ

セットリスト
1.pa pa pa
2.Did you see the sunrise?
3.サイコ
4.Untouchable
5.イガク
6.Innosent Tyrant
7.ルームNo.4

「ABEMA」では、LuckyFesの熱狂ライブステージを、
3日間にわたり無料・独占生中継!

見逃し配信は9月9日(火)23:59までお楽しみいただけます。
https://abema.tv/video/title/556-5
※一部アーティストは視聴対象外です

■<LuckyFes’25>
チケットページ:https://luckyfes.com/ticket/
オフィシャルサイト:https://luckyfes.com/

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