新作『バイ・ザ・ウェイ』 7.10リリース![15 DAYS カウント・ダウン・プレイヤー]スタート

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新作『バイ・ザ・ウェイ』 7.10リリース!
発売日に向けて[15 DAYS カウント・ダウン・プレイヤー]スタート
 
7月10日、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの待望の新作『バイ・ザ・ウェイ』がリリースされる。繊細で才能豊かなギタリスト、ジョン・フルシアンテの復帰がバンド内に大きなケミストリーを引き起こした前作『カリフォルニケイション』。それからおよそ3年、メンバーのさらなる内面的深化とジョンの飽くなき音楽的探求によって、ロックの新たな名作が生まれた。

このアルバムの発売に先立ち、バンドの公式サイトでは6月22日から[15 DAYS カウント・ダウン・プレイヤー]をスタートする。これは発売までの毎日、1日1曲ずつ全15曲がサイト上で試聴できるというもの。試聴以外にもタイトルトラック「バイ・ザ・ウェイ」のPVがフルレングスで見られるという嬉しい企画だ。

さらにレッチリは今年、第1回以来、5年ぶりとなるFUJI ROCK FESTIVALへの参加、続いて11月には単独来日公演も決まっている。今、最高の状態にあるこのバンドを1年に2度も見られるとは、なんという幸せだろう。とりあえず今は、日々明らかになるアルバムの全貌をチェックしながら、発売を待とうではないか。
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ジョン・フルシアンテの活躍で、さらなる新境地へ

最新アルバム

By The Way
WARNER MUSIC JAPAN WPCR-11300
2002年7月10日発売 2,520(tax in)

1 BY THE WAY
2 UNIVERSALLY SPEAKING
3 THIS IS THE PLACE
4 DOSED
5 DON'T FORGET ME
6 THE ZEPHER SONG
7 CAN'T STOP
8 I COULD DIE FOR YOU
9 MIDNIGHT
10 THROW AWAY YOUR TELEVISION
11 CABRON
12 TEAR
13 ON MERCURY
14 MINOR THING
15 WARM TAPE
16 VENICE QUEEN
17 TIME(bonus track)

サッカーのゲームには、いわゆる「司令塔」が必要だが、本作において僕はこの役割の重要性を改めて思い知った。ここでいう司令塔役とは、ギタリストのジョン・フルシアンテ。そう、前作「カリフォルニケイション」からレッチリに戻って来た天才ギタリストである。青くさいラップ・メタルのバンドが逆立ちしても出せない、繊細な手つきによる温かみのある枯れた味わい。この感触が戻ってきたことにより、前作でレッチリは以前のケミストリーを取り戻し、“大人のバンド”へと大きく前進した観があった。が、今回はそのジョンの持つ豊かなイマジネーションがさらに爆発。レッチリはロック界において堂々と横綱の地位を占める大きなバンドになってしまった。

このアルバムにはいわゆるアップテンポな激しい曲は1曲もない。その傾向は前作からありはしたものの、今回の場合は、これまでのようなブルージーな枯れた妙味だけが聴かせどころではない。楽曲のコード感が飛躍的に多彩になり、表情に大幅に膨らみが出ているのだ。以前のレッチリならおよそ書けなかったような、中期ビートルズ風の曲からソロ以降のジョン・レノン風のナンバー、スパニッシュ・ギターを使った牧歌的フォークにピアニカを使ったゆるやかなスカ。これらの楽曲ではキーボードやストリングスを駆使し、思いきりイメージを拡張するのに成功しているが、それを牽引しているのは、まさにジョンである。全曲に渡り厚いヴォーカル・ハーモニーを付け、大半の曲でメロディックで効果的なギター・ソロを付ける……。この音による新たなボキャブラリーの付与は、結成から20年を迎える古株バンドに瑞々しい息吹を植え付けてやまない。もし、この男がここに戻っていなかったら……。前任のデイヴ・ナヴァロには申し訳ないが、ここまで音回りは潤滑ではなかっただろう。少なくとも、アンソニーの丸みと憂いを帯びた声と、音の1つひとつに含蓄が宿るようになったフリーのベースを引き出すことは……。

そして、この多彩な“大人化”が決して日和ではなく、あくまで“成熟”であること、これも見逃してはならない。いわゆる大衆に媚びた、とってつけたような売れ線狙いの空気は皆無であり、ラップ部分はほとんど消えたとはいえ、彼等の血肉となっているファンクの基本は全く萎えていないのだから。キッズの中には、このアルバムにイケイケなナンバーがないことを嘆く者もいるかもしれない。しかし、変にサービスの利いた幕の内弁当的なアルバムを作るのと、全体のモードをキチンと統一させた作品を作るのと、どちらが本当に良心的なのか。その答はもう自明だろう。

揺るがぬ横綱となったバンドが進むべき道。それを今作でレッチリは示してくれた。そしてそれを可能にしたのは、やはり司令塔ジョンの大車輪の活躍、そしてチーム・レッチリの名監督役であるプロデューサー、リック・ルービンの巧みなディレクション、これらの結晶の結果にほかならない。

文●沢田太陽

ワーナーミュージック・ジャパンのレッチリのページはコチラ
嵐の第1回から5年ぶりのFUJI ROCK FESTIVAL、そして11月の単独公演
<FUJI ROCK FESTIVAL '02>
※レッチリの登場は7/28(日)GREEN STAGE


総合問い合わせ
■FRF'02事務局 TOTAL INFORMATION  TEL:0180-993-998
  ※24時間テープ対応(携帯、PHS不可)
■スマッシュ http://smash-jpn.com
(i-mode site http://smash-jpn.com/i/)

■ツアーセンター
・web受付 http://www.iqitravel.com/fujirock/
・電話受付 03-5468-1747(営業時間:月~金 10:00~18:00)
・問合せ+資料請求アドレス(PC&モバイル可) fujirock@iqitravel.com
・モバイル資料請求サイト
 (i-mode版) http://www.iqitravel.com/i
 (J-sky版)  http://www.iqitravel.com/j
 (EZ-web版) http://www.iqitravel.com/ez

  レッド・ホット・チリ・ペッパーズ 単独来日公演

●東京 11/2(土)・3(日)
幕張メッセ国際展示場9番ホール
16:30開場/18:00開演
7500(オールスタンディング/ブロック指定)
(問)0180-993-991(レッチリ Ticket Hotline)

●大阪 11/5(火)
大阪城ホール
18:00開場/19:00開演
S:7500(1Fスタンディング/ブロック指定、2F指定席)
A:6500(2F指定席)
(問)06-6361-0313(Smash West)/06-6882-1224(グリーンズ)

●福岡 11/12(火)
マリンメッセ
18:00開場/19:00開演
S:7500(1Fスタンディング/ブロック指定、2F指定席)
A:6500(2F指定席)
(問)092-791-0999 http://www.kusumusic.jp(Kusu Music)

●名古屋 11/13(水)
レインボーホール
18:00開場/19:00開演
S:7500(1Fスタンディング/ブロック指定、2F指定席)
A:6500(2F指定席)
(問)052-936-6041(Jail House)

協力:ワーナーミュージック・ジャパン
企画・制作:SMASH/HOT STUFF
総合お問い合わせ:0180-993-991(レッチリ Ticket Hotline)
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