R.E.M.、Peter Buckの機内暴力の裁判が再開

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R.E.M.のギタリスト、Peter Buckが起こした航空機内での暴力事件の裁判が再開された。ロンドンの裁判所が発表した声明によれば、彼は'01年4月、飛行中に「酔ぱらって暴力的に」なり、British Airwaysの業務員に暴行を与えたとBBCは伝えている。

BBCによると、検察官のDavid Bateは次のように語っている。「彼の性質は、おそらく飲酒によって悪質になるもので、自分を押さえきれなくなった」「文句をつけられて苛立ったドライバーのように、彼は単純に自分を見失ったのだ」

Buckは機内での飲酒で1つと添乗員に対する公衆暴行罪で2つ、機内にあった陶磁器破損で1つの告発を受けている。それらの罪はすべて、11カ月前のシアトルからロンドンへ向かう航空機内の事件から派生している。彼は機長が出した公式の警告書を破り、彼の行為のために飛行機が離陸できないでいるという事態を無視した。

「彼は続いて朝食のカートをひっくり返し、機内の陶磁器を粉々に壊した」とBate は言う。「次に彼はナイフを持ち出して袖にしのばせたが、すぐに搭乗員のひとりによって取り押さえられた」

Buckは罪状を否定しているが、検察側は当日の証言をもとに別の面から詳しく説明している。添乗員らが彼のことを落ち着かせようとしたが、ギタリストである彼はそれを無視し、ロックスターの名声を使って自分の潔白を訴えようとした。

検事は次のように語っている。「彼は機長にこう言いました。“俺はR.E.M.だ。話を作って、暴力を受けたと言ってやる”」

ロンドンのHeathrow Airportに到着するとすぐ、Buckはジキルのような性格に戻り、「自分が何をしたのか全く覚えておらず、ショックを受けている」と言ったらしい。

裁判は8日間の日程で行なわれる予定。

Neal Weiss, Los Angeles LAUNCH.com
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