レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのTom Morelloが、殺人で死刑判決を受けた米ラジオ・ジャーナリストの再審を支援

ポスト
Rage Against The MachineのギタリストTom Morelloは、8月17日にフィラデルフィアで行なわれるMumia Abu-Jamalの有罪と死刑判決を覆すための審問と集会に参加することができなくなった。そこで彼は、代わりにAnti-Flagに参加を依頼している。

Anti-FlagはAbu-Jamalの再審を望み、午前9時(米東部標準時)からPhiladelphia City Hallの西側で集団デモに参加する予定だ。集会に参加するのはAnti-Flagの他にKathleen Cleaver、Ossie Davis、Sonia Sanchez、Mos Def、Talib Kweli、英国議会の議員とフランスの使節、Nelson Mandelaの弁護士Lenox Hynesら。

元Rage Against The Machineのヴォーカリスト、Zack De La Rochaは声明の中で次のように語っている。

Bob Marleyが問いかけたように“我々がそばで傍観している間、彼らはいつまで我々の預言者を殺し続けるのか?”それに最も適した答えはMartin Luther King牧師から発せられた。“どのくらいかって? そんなに長くは続かないだろう。なぜなら蒔いた種は刈り取らなければならないから”憲法で規定されている公正な裁判を受ける権利が正義の柱となっているのなら、真犯人は20年以上も前にMumia Abu-Jamalから最も神聖な権利を奪った人間だ。強制、自己表現の否定、陪審員の人種偏見による判断といったものは公正原理の代用とはならず、正義が求める理性でもない。そういった理由で、俺は17日にフィラデルフィアに集まってくる何千人もの人々と連帯してMumia Abu-Jamalの命を弁護するために立ち上がる」

Rage Against The Machineは過去にAbu-Jamalを支援するベネフィットコンサートを開いたことがある。元ブラックパンサーのメンバーでラジオジャーナリストのAbu-Jamalは'81年、警官のDaniel Faulknerを射殺した容疑で有罪となり、死刑を宣告された。この事件は米国内および国際的にも公正を欠いた裁判との疑いの声が強く、注目を浴びている。

Mumia Abu-Jamalは今年初め、彼が収容されている刑務所の住所にちなんで名付た3rdアルバム『175 Progress Street』をリリースした。同アルバムには元Rage Against The Machineのヴォーカリスト、Zack De La RochaとPublic EnemyのChuck D.がフィーチャーされている。また、楽曲の他にエッセイやラジオコメント、インタヴューも収録されている。

Darren Davis, New York LAUNCH.com
この記事をポスト

この記事の関連情報