「1stでは苦悩する若者がとかく強調されていたけど、俺たちは楽しいロックバンドで、もっと明るいよ 」

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1stでは苦悩する若者がとかく強調されていたけど、
俺たちは楽しいロックバンドで、もっと明るいよ 」

 

 

 

 

Eve 6が結成されたとき、メンバーはまだ高校生で、デビューアルバム『Eve 6』をリリースした当時もまだティーンだった。'70年代ロックとも'90年代ポップともいえるあのエネルギッシュでキャッチーなサウンドは、やはり、はちきれんばかりの若さゆえなのだろう。

メンバーのMax CollinsJon Siebelsは9年生で出会ったが、場所はなんと体育のクラス。退屈しきっていた2人はバレーボールをさぼっては、バンドをやりたいなぁと夢見ていた。夢は意外にも早く実現。Collinsがベースを、Siebelsがギターを手にし、そこへドラムのTony Fagensonを加えたのである。

ノリのいいポップロックのレパートリーが大いに受け、トリオはレコード契約を勝ち取り、高校卒業後ほんの1年でレコードデビューにこぎつけた。しかも、夢は夢でもバラ色の夢となり、一挙にプラチナレコードを達成。2ndアルバムの『Horrorscope』も現在ヒット中だ。LAUNCHのエグゼクティヴエディター、Dave DiMartinoのインタヴューに応え、Max、Jon、Tonyのトリオは将来の計画を語っている。


――ニューアルバムは1stアルバムとどこが違いますか?

MAX:ニューアルバムのほうがいいよ。ツアーしたことでミュージシャンとして大きく成長した。ソングライターとしても上達したと思う。14カ月もツアーで毎晩毎晩プレイして、レコーディングがぐっとやりやすくなったしね。俺としてはヴォーカルが前よりずっと楽になった。前のレコードではジレンマがあったんだけど、今回はすごく楽だった。

TONY:俺は、あんまり変えようとしなかったのが良かったんだと思う。わざわざ違うものを作ろうとはしなかったんだ。歌詞やグルーヴ、ポップなメロディなど、デビューアルバムのいいところを取り入れて、前よりうまくやっただけ。2年間のツアーでいろんなことを学んだし、成長した。特定の方向を目指したわけじゃなくて、俺たちの持ち味をさらにうまく磨いたってこと。それが違いだと思うな。

JON:ニューアルバムのほうがぐっと厚みが出たと思うよ。キーボードをあちこち入れたり、ギターパートを増やしたり――音をふくらませたり、重ねたりして、いろいろ試してみた。それが一番大きな違いだと思う。基本的には今も俺たちの曲なんだけど、少しビッグで凝ったサウンドになっている。


――今回のスタジオ入りでは、何か期待するところがありましたか?

MAX:プレッシャーを感じたのは確かだね。2ndアルバムにはジンクスがつきまとうだろ。とにかくベストを尽くすってことで乗り切ったんだ。そりゃベストを尽くすのは当然だけど、本当に集中して作ったんだ。プレッシャーがいい刺激になって、でき得る限りのベストを尽くすことができたよ。

TONY:まず、ツアーが終わって自分たちのことを話し合ったとき、何かが感じられるレコードにしなくちゃというプレッシャーがあった。自分たちが何かを出さなければ、前途はないってこと。2年間もツアーに出てると、元に戻る期間が必要で、その頃はちょっとピリピリしてたんだ。でも、2週間ほど曲を書いたり、だべったり、リハーサルしているうちに、そういう恐怖心は消えていった。「とにかくできる限りベストを尽くしたレコードにするってことだよ。10枚目だろうと1枚目だろうと、そんなこと関係ないさ」って言い合って、あまり気にしないようにして、音楽だけに集中したんだ。最後には「さあ、これで満足いくものができた」って感じ。だから楽しいと思える頃にはプレッシャーも消えて、音楽を創ることだけ考えていたよ。それこそが俺たちの好きなことだからね。

JON:ツアーが終わるとすぐにスタジオ入りしたから、最初はレーベルやマネージメントからはプレッシャーはかからなかった。スケジュールを早めにこなしたとは言えないけど、遅れてるわけじゃなかったから、そういう意味ではプレッシャーはなかったんだ。プレッシャーは俺たち自身による、いい意味でのものだった。うまくいきそうにないとか、だめかもしれないとかってことはまったく感じなかったね。


――バンドにつけられたイメージには満足していますか?

MAX:まだそこまで知られていないんじゃないかな。俺たちを理解するにはライヴが一番さ。マーケティングやレコードレヴューの記事では分かってもらえない。でも今回のレコードで、アイデンティティが確立されると思う。1stアルバムでは苦悩する若者というか……、とかく「ティーン」が強調されすぎていたけど、俺たちはそうじゃないんだ。楽しいロックバンドで、もっと明るいよ。

TONY:まぁ、でも1stアルバムでは、そうでもなかったよ。だって俺たち自身、何を望んでいるのか、どういうイメージにしたいのかよく分かっていなかったからね。何もかも初めてのことばかりだったけど、今では分かってきたし、自分たちの意見も通すようになって、だんだんと本来の俺たちを見てもらえるようになってる。俺たちのルーツはパンクロックで、それをもっと前面に出していきたい。1stではそれがあまり出てなかったかもしれないけど、今のほうがもっと自然体になってる。これは経験から得たことだけど、以前ほど凝り固まった考えはなくなったんだ。以前ほど閉鎖的じゃなくて、もっとオープンになったし、気分も良くなったよ。

JON:1stでのイメージは良かったと思う。みんな「高校生だったらすごいのに」とか言ってたらしい。俺たちのことをSilverchair路線の「ガキ」バンドだと思ってる連中もいたけど、そうじゃないんだ。一緒にプレイしてたバンドは2、3歳上だったし、そんなこと大した問題じゃなかった。それに、高校在学中にレコード契約なんてスゲェ、なんてのは周りが思ってるだけさ。とはいっても「若手バンド」と見られてきたのは確かで、今回のレコードではそれをはね返したいね。


――インターネットのファン層について聞かせてください。

TONY:うん、最高だよ。インターネットは最初からうまくいってる。なかなかクールさ。俺たちはネットにも詳しいからね。ファンもサイトを立ち上げてくれて、中にはすごくうまいのもあるんだ。そういう連中に俺たちのファンサイトの運営を任せてるのさ。なにしろものすごい量だし、内容もいいしね。あれほどの時間を俺たちのために使ってくれてるってことは、俺たちに何か意味があるってことだし、そう思うと励みにもなる。

JON:なかなかクールだよ。掲示板があって、バンドのこと、コンサート、バンドについての噂とか、いろんな意見を書き込むことができる。それに他にもファンが自分で立ち上げてるサイトがあって、みんな知り合いなんだ。会ったことはなくてもインターネット上でね。だから、すごく大きなコミュニティだよ。俺たちも今回のレコードに生かしたいと思ってる。オフィシャルサイトのウェブマスターは俺たちのファンなんだ。彼のサイトは他のよりはるかに良かったんで、ウェブマスターになってもらうことにしたのさ。

MAX:インターネットやテクノロジーのこととなると、俺は結構苦手でさ。パソコンのスイッチの入れ方さえ分からない。ガールフレンドが全部やってくれるんだ。だから俺には分からないけど、クールだと思うよ。ファンが作ったサイトを見るのはいい気分だし、自分のことを認めてくれる人がいるんだって気づかせてくれる。


――ビデオゲームの制作に参加したとのことですが、どういうことをしたんですか?

MAX:子供の頃からビデオゲーム・ジャンキーなんだ。ツアーやレコーディングに関わってないときは暇だから、セガのドリームキャストびたりさ。だから、カヴァーアートやパッケージのアニメーションに参加できたらクールだなって思ったんだ。細かく描かれたシーンに、俺たちがスーパーヒーローで登場したり、分身になったり、略奪者になったりする。すごくクール。名前は忘れちゃったけど、あれは『Tomb Raider』とかの人気ゲームを手がけた人だよ。

TONY:ビデオゲームにはかなりハマっててね。全員中毒さ。なしでは生きていけない。1stアルバムではそういう面はあまり出ていないけどね。俺たちは楽しいことが好きで、超シリアスなんかじゃない。俺たちのビデオは全部苦悩ばかりだけど、本当の俺たちはそうじゃないんだ。みんなと同じように、楽しいときもあれば落ち込むときもある。だから、このゲームでは俺たちの軽い面を見せたんだ。マンガも大好きだよ。2ndアルバムには、そういう面をちゃんと反映したかったんだ。


――今回のアルバムの歌詞について訊きたいのですが、わざとあのFで始まる単語をたくさん使ったんですか?

MAX:“Promise”の歌詞はコーラス以外、俺ひとりで全部書いたんだ。しかも1stアルバムが出る前にね。だから、ずいぶん前のアイデアなんだ。コーラスはただ「Promise not to try, promise not to let you down」という単純な繰り返し。スタジオで聴くと、パンチの連続って感じですごく良いのに、コーラスがちょっとだるいんだ。何か欠けてる。それで「f--k」を入れたのさ。俺はぴったりだと思うし、ラジオも受け入れてるみたいだよ。ちょっとクールな編集にしてるんだ。1stシングルはこれだって決めてた。さっきも言ったように古い曲で、ツアーでもプレイしてたし、レコーディングする前から1stシングルにしようって決めてたんだ。

TONY:最初から歌詞に「f--k」が入ってたわけじゃないんだ。後から入れたんだよ、別にわざとじゃなくてね。Maxがあれこれ一生懸命考えて、やっぱりこれっきゃないってことになった。それに、ラジオでかからないかもしれないから、この言葉を使うのをやめるなんて俺たちは考えもしない。ラジオでかかろうがかかるまいが、言いたいことを言うまでさ。自分に正直ならそれでいいんだよ。だから、そんなことは問題じゃなかった。そりゃあレーベルからプレッシャーはあったけど、そんなの気にもしなかった。

JON:俺は歌詞は書かないんで、そのことについて特に言うことはないよ。俺に言えるのは、どう受けとめられるかってことだけ。Maxはあの1行が決まるまで、すごく苦労したんだよ。1行のために苦しんでた。そこへ完璧な1行が浮かんできたわけだから、俺たちがとやかく言うべきことじゃない。それに、あの言葉だって今の時代、たいしたことじゃないよ。誰もそんなことに目くじら立てないと思うな。今のところ、文句は聞かないね。


――今回も同じプロデューサーを起用したのはなぜですか?

TONY:一番の理由は、Don Gilmoreは俺たちのやる気をうまく引っ張り出してくれること。メチャおかしな奴で、俺たちをまとめるのがうまい。言い合いになっても穏やかにまとめてくれるんだ。それにムダを削ぎ落とすのもうまい。ほとんどの曲はもっと長かったんだけど、Donはピシッとポイントだけ切り取る方法を心得ている。つまり上質なポップソングを創り出す手助けをしてくれるんだ。1stアルバムでは素晴らしい腕だったからね。壊れてないなら取り替えるな、って諺で言うだろ。だからまたDonにしたわけ。1stのフィーリングを2ndにも出したかったんだ。

MAX:まずDonとは気心が知れてるからね。前も一緒にやったし、俺たちのことを尊敬してくれてる。だるい部分を削ぎ落とす方法を心得てるし、俺たちにはない客観的な目を持っている。すごくやりやすいんだ。

JON:Donはピカイチのプロデューサーさ。俺たちが14カ月ツアーに出て上達していた間、彼もノンストップでプロデューサーの仕事をしていたんだ。だから俺たちの1stアルバム以来、お互い同じように成長してきたってこと。 スタジオにもぴったりの人物だよ。俺たちともうまくやっていけるし、スタジオでは最高の仲裁役になってくれる。彼のことは尊敬してるし、彼も俺たちのことを尊敬してくれている。これってすごくやりやすい環境で、みんなハッピーさ。みんな自分の持ち場が分かってるから、スムーズにいくんだよ。


――振り返ってみて、「ワォ、こりゃイケるんじゃないか?」と思った瞬間はありますか?

MAX:MTVでビデオを見たときだね。ホテルの部屋だったと思うんだけど、「すっげー、信じられないよ」って思った。これはイケるぞ、と思ったのはあの時だったね。「この曲を何百万人も聴いてるんだ!」って。

TONY:ツアーに出てるとなかなかよく分からない。真っ只中にいるわけで、物事がどれほどの意味を持つのかきちんと把握できないんだ。何もかもが同じ程度の意味を持ってしまう。ワゴン車のタイヤがパンクしたのも、シングルがナンバーワンになったのも、全部同じに思えてしまうんだ。今振り返ってみると、「わぁ、今、俺たち音楽業界にいるんだ、夢がかなったんだ」って感じだった。だからこそ『Horroscope』には一生懸命に取り組んだ。これからももっと大きくなりたいからね。

JON:1stアルバムのツアーに出た当時は、ワゴン車の中で何もすることがないし、バンドのことばかり考えるわけ。それで音楽雑誌を丹念に見ては、チャートの順位を調べてた。自分たちが実際にチャートに載るようになって、Billboard誌にレコードが登場し、だんだんと上昇していくと、やっと信じられるようになった。だってこれまで俺たちがビッグだと見上げていたバンドも、こうしてチャートに載っているわけだからね。なんだかバカげて聞こえるかもしれないけど、ツアーに出てると、そんなふうに何かにとりつかれたようになって、そのはけ口が必要になる。それでチャートばかり見ていたんだよ。


――これほど若くしてレコード契約するというのは、良い面も悪い面もあるでしょうが、どう思いますか?

MAX:良い面は何年も何年もワゴン車に乗ってツアーをやらなくてすんだこと。ラッキーさ。悪い面はそれが裏目に出て、単なる既製品のヤングバンドみたいに思われてしまったこと。でも俺たちはそうじゃないってことを、今回のアルバムで証明してみせるよ。まあ、ラッキーだったことの損得勘定はこういうことかな。

TONY:批判は確かに多かったよ。若すぎるとか、何も知らないとか、俺たちの言ってることは本音じゃないとか、これまで経験積んできたわけでもないのに、とかね。でもMaxがよく言うように、人間は11歳か12歳で自覚するようになり、自分自身の感情が芽ばえ、それを考えにまとめることができるものなんだ。だから、この年齢でそれを表現できて、人々が受けとめてくれてるのなら、批評家連中には悪いが 余計なこと言うなって言いたいね。メディアの見方を世間に伝えるのは、それはそれでいいけど、俺たちはもうその時期をすぎた。たいていのバンドと同じ年齢になったからね。その上で、今も俺たちは俺たちさ。良く言う人もいれば悪く言う人もいる。それでちょうど釣り合いが取れてるんだろう。

JON:俺にとってはいいことばかりだよ。契約当時はバンドとしてプレイし始めて3年ほど経っていた。確かにまだ高校生だったからツアーはあんまりやらなかったけど、地元でプレイしてたんだ。下積みとしてちゃんと仕事になっていたと思ってる。レコード契約した時も、食ってくために嫌な仕事をしなくてすんだわけだから、普通よりは恵まれてたといえるだろう。それにレーベルは2年間、好きにさせてくれたからね。レコードを出してもいないのに3年間契約となったわけだけど、それにはそれだけの成果を出す必要があった。1stアルバムではあまり金をかけてはもらえなかったんだ。俺たちはそれでも素直に従い、実力を見せつけたわけだ。それ以来、レーベルはすごく協力的だよ。


――Tonyのお父さん(プロデューサーのDon Was)とお義母さんが、あなたたちのバンドにかなり関わっているとのことですが、よくアドバイスしてくれますか?

TONY:ほんのアドバイス程度のことだよ。4年程前バンドを始めて以来、俺たちは俺たちでやっていきたかった。親父にあちこち電話をかけてもらったりしたくなかったし、実際一度もしてもらってない。相談に乗ってもらったのは2度ほどさ。難しい決断を下さなくちゃならなかった時で、誰かを採用したりクビにしたりってことだった。そういうアドバイスはためになる。親父はいろんな経験があるから、うまく乗り切る方法を知ってるんだ。でもアドバイスっていっても、その程度だよ。俺は苦しくても自分で学んでいきたい。だって、みんなそうやって生きてくわけだから。

MAX:Donは一歩離れたところから見ててくれるね。ショウに来ても、ちょっとした指示なんかをくれるだけ。ただ、ビジネスや物事の処理の仕方については、すごく助かる。Gemma(Tonyの義母)も同じだよ。

JON:Tonyが入る前にバンドは結成されてたわけだから、Tonyが入ってからもDonは押し付けがましいことなんてしなかった。2度ほどビジネス上の問題で会いに行ったときも、「どうしたらいいかよく分からないんだけど、どう思う?」って聞いただけさ。それ以外は2人とも俺たちのファンなんだ。クールだろ。


――自宅では何を聴いてますか?

TONY:今はEminemだね。ここ2年ほど一番好きなレコードだ。すごく正直で、言いたいことをズバリと言ってるから好きなんだ。心や魂が感じられない音楽が多いからね。Policeも大好きだよ。Stuart Copelandはドラムの勉強になる。それにOasisのニューアルバムもいい。とにかく俺はいつも新しいものを探してるよ。

JON:俺はポップパンクがいい。Pixiesみたいなポップバンドも好きだね。最近はロックシーンが嫌いになってきた。よく聴いてるのはEminemやDr. Dreだ。そろそろ音楽的にうまい連中を聴いたほうがいいなと思ってる。

MAX:よく聴いてるのはOasisのニューアルバム、それにZZ Topのグレイテストヒッツはたまらないね。あとはElliott Smithのニューアルバム。今、俺のCDプレイヤーに入ってるのはそんなところだな、ZZ TopにElliott Smith、それにOasis。

――バンドとしての成長をどう考えますか?

MAX:“On The Roof Again”ではちょっと新しいことをやってみた。俺の知ってるある人についての架空の話を歌ってるんだ。それまでずっと俺自身や俺が経験してきたことを書いてきたんだけど、この歌はそうじゃない。こういうやり方も結構面白かったね。いろんな可能性が見えてきた感じ。音楽的にも、あの歌は以前に比べて成長している。歌詞にぴったりのリズミックな流れになってて、とにかくすごくリズミックなんだ。裏にループを入れてたりしてね。今後も取り入れていきたい。

TONY:そうだなぁ、成長なんて予測できるものじゃないよ。現状のことだけで頭がいっぱいで、次の段階はあまり考えないようにしてる。これから2カ月間が勝負で、それがうまくいけば、なんとか長く持ちこたえられるんじゃないかと思ってるんだ。だから現在のことに集中してる。先のことは分からないよ、そこがバンドをやってくいいところさ。才能たっぷりで意志の強い3人が集まって、お互いに尊敬しあってるバンドなら、すごい可能性を秘めてると思うよ。この先どうなるか楽しみさ。

JON:このバンドの基本はソングライティングだと思う。俺たちがどんな音楽を聴いてようと、どんな時代になろうと、基本は歌にある。つまり、じっくり座ってアコースティックギターで弾けるような歌で、いい歌ってこと。それが俺たちの考え方なんだ。ただ、成長という意味では、いろんな機材を試してみるつもりだよ。でも基本はやっぱりポップソングさ。9分もの熱唱型バラードなんてのは、やりそうにない。それ以外ではやっぱり機材だね。今はレコードのサウンドに凝っていて、ユニークなサウンド作りを試してるんだ。成長といえばそういう面だろうね。

 

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